3出力パワーパックの製作(その1)
2011年10月31日 01時39分 月齢:4.7[五日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2019年09月15日)
13年前に投稿 | 鉄道模型 | 3件のコメント
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亀師匠から注文が入りました。「外国車も走らせられるようにパルス式じゃなくて、引き込み線などに応用が利くように3系統の出力を持つパワーパック」という内容です。
運転会で酷使しても大丈夫なように、高出力、高耐久性を重視した仕様にします。
あると嬉しい電圧計・電流計を備えていますが、スイッチ部分を除いた回路自体は極めてシンプル。ユニバーサル基板の上はがら空きです。電源はいつもどおりノートパソコンのACアダプタから。高出力で保護回路も内蔵しているので安心です。それに加えて回路図には載せていませんが1.85Aポリスイッチも仕込んでいます。15Vの電源をそのまま使っているので、可変抵抗を開放すると約14Vが出力されます。そういう意味でも電圧計は必須ですね。
トランジスタは何にしようかといろいろ考えて、「沖縄電気鐵道-浦添線- 加減速コントロール付きパワーパックの作成」を参考にMOSFET 2SK2232を使ってみたりもしたのですが、どうも電圧制御がうまくいかないので大容量に耐えられるトランジスタ2SD1830を使いました。定番と言えば定番のトランジスタなのですが…
ケースの加工は今までに作ったものとほとんど同じです。ドリルで穴あけして、リーマーで広げ、やすりで仕上げます。速度制御ダイヤルは真性左利きの亀師匠に合わせて左端に配置しています。いちばん疲れるのがこのケース加工の工程。
電圧計・電流計は秋月電子通商のものを使います。もっと安いのも見つけたのですが、奥行きがありすぎるのであきらめました。
いつもは回路から作り始めるところ、今回は外観から作り始めました。3回路のスイッチはON-OFF-ONの6Pトグルスイッチを使い、任意の回路にだけ給電できるようにしています。また、亀師匠の要望に応えてパイロットランプを装備しています。
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kobahiroからのコメント | 2012年09月17日 #
この回路を参考に自分も作ってみました。HOゲージですが、おかげさまで快調に走ります。ただ、天賞堂のカンタムサウンドC62だけは、音は出ますが、速度が出ません。非常に鈍足です。もし、試されていたなら、状況を教えていただけると助かります。線路には11Vかかっているのですが。。。
煤からのコメント | 2012年09月17日 #
コメントありがとうございます。
HOは所有していないので自分で試したわけではないのですが、このパワーパックの製作依頼人によると、HOの重い機関車でもモリモリ走ったということです。
「天賞堂のカンタムサウンドC62」がさらに大きな電流を要求しているのか、もっと別の原因があるのかが気になるところです。11Vかかっていて鈍足というのが不思議ですね。
またこのパワーパックはACアダプターの能力に依存しますので、より大容量の電源にしてみるのもひとつの方法かも知れません。
具体的な解決方法をお伝えできなくて申し訳ないです…また何か情報がありましたらお知らせ下さいませ。
kobahiroからのコメント | 2012年09月17日 #
お返事ありがとうございます。ACアダプターは3.8Aを使っていました。今、天賞堂にも問い合わせています。カンタムサウンドシステムが影響しているかもしれないので。何かわかったらまたお知らせします。