鉄道模型ポイントコントロールボックスの製作(その1)

2010年07月24日 09時37分 正午の月齢:12.7  月名:十三夜  潮汐:中潮 月齢:12.7[十三夜] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年05月11日)
14年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

3分ぐらいで読めます。

この記事は情報が古い場合があります。

信号場モジュールには8個の電動ポイントと1個の手動ポイント、左コーナーモジュールには2個の電動ポイントと1個の手動ポイント、駅モジュール延長部には2個の電動ポイントがあるのですが、どれもいつも手で転換していました。でも、市販のコントロールボックスは高いし、1個1個がそれなりの大きさなので場所取るし…。そこでポイントコントロールボックスを自作して、すべてのポイントを電動転換することにします。

とはいうものの、2線式ポイントの仕組みをまったく知らなかったので、まずはそこから勉強します。TOMIXのポイントコントロールボックスを分解してみたところ、かなり複雑でした。バネの力で機械的に接点をつなぐようです。こんなの作れない…

ということで、検索したら、コンデンサに充電した電気を瞬間的に流して動作させる方法があるとわかりましたー。極性を変えたら逆に転換する。なるほど。

仕組みがわかれば後は簡単。部品を寄せ集めて作ってみます。まずは簡単な回路で動作確認。

簡単な回路でポイントコントロールの動作確認

3300μFと4700μFの2種類で実験したのですが、どちらもスパンスパンと転換してくれます。TOMIX純正のコントロールボックスは転換が生ぬるいときがあったのに。2つのポイントを同時に転換してもまったく問題なし。これは気持ちいいわ、くふふ。渡り線は1個のスイッチでコントロール。

さて、今回の自作ポイントコントロールボックスは、LEDで進行方向を示したり、実際の線路に合わせて配置したりせず、トグルスイッチの倒れている方向で進路を判断するという硬派(?)なモノです。そのかわり12個のトグルスイッチを備え、ポイントを増設してもそのまま使い続けることができるものにします。

回路図

1点鎖線で囲んだ部分がコントロールボックスの回路部分です。これを好きなだけ並列につないで、ボックス内に納めます。

3300μFの電解コンデンサを備えた回路を12個並列にして、それぞれを動作させます。2200μFでも動作するようですが、3300μFだったら、2つのポイントを同時に動かせます。4700μFはさらにガツンと転換してくれるのですが、高すぎてケースに入りません。また、電源スイッチは2回路のトグルスイッチを使い、+と-の両方を遮断することにします。コンデンサ群にかなり電気を貯めるので、電源プラグを抜いたジャックに不用意に何かが触れて火花が出たりしたらイヤだなぁと思ったからです。いらぬ心配かも知れませんケド。

12V電源供給部分

電源はパワーパックと同様のノートパソコン用15V4Aアダプタ。まずは12Vにするために3端子レギュレータを通します。常に電流が流れるわけでもないので、小さい放熱板で大丈夫でしょう。

ダイオードの場所

基板のこちら側には、12個の電解コンデンサが載るので、なるべく場所を節約するためにダイオードは3端子レギュレータの真下にあります。

電解コンデンサ密集

こんな基板はじめて見た…。1つのスイッチに対し、電源+からの線をつなげ、電解コンデンサ+への線をつなげ、電源-への線をつなげます。電解コンデンサ-からポイントの茶ケーブルへつなげ、電源-からポイントの茶白ケーブルへつなげます。ケースはパワーパックを自作したときと同様、タカチ電機工業のTS-1を使用します。何とか収まりそうですが、ケーブルがもじゃもじゃになりそう。

古い記事・新しい記事

古い記事 [2010年07月20日]
新しい記事 [2010年07月25日]

コメントはありません

ごめんなさい、コメントフォームは閉鎖しています。

Translate »