三菱「ミニキャブ」のオーディオ・スピーカーを交換してみた。

2025年12月01日 12時00分 正午の月齢:11.2  月名:十二日月  潮汐:中潮 月齢:11.2[十二日月] 潮汐:中潮
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4分ぐらいで読めます。

父が乗っている三菱の軽トラック「ミニキャブ」をたまに借りるのですが、この車は「パワステなし」「パワーウィンドーなし」「マニュアルトランスミッション」に加えてオーディオは「スピーカー一体のAMラジオのみ」という硬派仕様。せめてFMが聴ければいいんだけどな…。

ミニキャブ

ずっと使っていなかったオーディオデッキKENWOOD U565SDを発掘して、勝手に載せ替えることにしました。

もう15年近く経つモノなので動くかどうかはつなげてみないとわからないけれど、とにかくやってみましょう。

まずはスピーカーを調達しないといけませんね。ダッシュボードに明らかにスピーカーの網のような部分があります。開けてみると…ウォッシャー液の補充口があり、となりにスピーカー用の穴がありました。

明らかにスピーカーの網 ウォッシャー液補充口

穴のサイズを測ってみます。100mmですね。これに合うスピーカーを選びましょう。

デッキがKENWOODなので、スピーカーのブランドも揃えてKFC-E1056Jというものにしてみました。

KFC-E1056J

いよいよ作業開始。センタークラスターの分解から。ムンズとパネルをむしり取りますが、コネクタ2個がつながっているのでそれも外します。

センターコンソール分解

続いてタッピングビス4本をブラケットから外して、純正ラジオも取り外しました。このショボさはある意味このクルマに似合っていたんてすけどね。

純正ラジオ

ラジオを外したあとの車両側のコネクタを見たら…最低限のケーブル(パワー・アクセサリ・イルミ・アース)しかありません。やっぱりスピーカーのケーブルはなかったか。当然ですね。

車両側コネクタ

三菱ミニキャブというけれど実際はスズキキャリイのOEMなので、三菱用ではなくスズキ用のハーネスを用意しました。スピーカーはギボシ端子でデッキと直接つなぐので、このハーネスには接続しません。

スズキ車用ハーネス

それでは、スピーカーの工程に移りましょう。

前処理として、ケーブルを50cmほど延長し、デッキと直結するためのギボシ端子を取り付けておきます。「たしか物置の中にギボシ端子があったはず」と夜中に必死で探しましたよ…。

ギボシ端子取り付け

スピーカーには90度ごとに、取り付け用のブラケットがついているのですが、向かい合った2個しか使わないので、不要なブラケットは取り除きました。手で何度かくねくねしてやると工具を使わずに折ってしまうことができます。

ブラケットの処理

ダッシュボード右側のスピーカー取付穴は簡単に露出できるのですが、左側が難しい。かなりしっかりとはまっているので、がんばって取り外しましょう。

左スピーカーグリル

ちなみに裏側はこんな感じ。どこに力を入れるべきか、試行錯誤してくださいね。

ネットの裏

当初は穴の上にスピーカーを載せるのかなと思っていろいろといじっていたのですが、どうもしっくりきません。どうやら穴の内側にスピーカーを取り付けるようです。頭を使えばできないことはないみたいなので、装着プロセスをじっくりご覧ください。

M6のボルトを用意しました。プラスねじでもいいとは思うけれど手持ちがボルトしかなかったので。ブラケットにネジが切られているので、ナットは使いません。

M6ボルト

片側の穴に、ボルトを軽く固定しておきます。

ボルト仮固定

ボルト穴は、本当に穴になっている部分とU字穴になっている部分があります。

ボルト穴 ボルト穴U字

スピーカー穴の形状を確かめながらいったんスピーカーを穴の下にくぐらせて…

スピーカーを穴に通す

軽く固定していたボルトをU字穴に引っかけます。

U字穴に引っかける

スピーカー穴の右側の四角い切り欠き部分や左側のピラーの隙間から指でスピーカーを持ち上げて、手早くもうひとつの穴にボルトを軽く固定します。

もうひとつのボルト固定

指で回せるところまで回し、次に10mmのソケットで締めます。

ボルト締め

レンチを用いて少し増し締めしておきます。

レンチで増し締め

右側も同様にスピーカーを固定し、その後腕を突っ込んでスピーカーのケーブルを引っ張り出します。

右側スピーカー

ハーネスのコネクタ、アンテナ端子、スピーカーケーブルを接続し、新しいデッキを固定してみました。

デッキ固定

ためしに通電してみましょう。ラジオの受信を確認できましたー。

通電テスト

パネルを戻しました。いい感じに収まっています。いろんなソースで動作を確認したところ、問題なさそうです。ずいぶん久しぶりにスペアナの光が揺れるのを見た気がする…。男の子はこういうのが好きなのです。

パネルを戻して完成

時計表示は高齢者にとってかなり見やすい大きさなので、父も文句は言わないでしょう。

時計表示

ちなみに音ですが。

ええもちろん、明らかに良くなりましたよ。ただめちゃくちゃ良い音かどうかというと…軽トラックという環境なのでスピーカー本来の能力を十分に発揮できないという前提はあるにしても、ふだん家の中ではそこそこ良いスピーカーで音楽を聴いているので、評価しづらいなぁ。

けど、いろんなソースを再生できるようになった・普通以上の音質・ステレオ再生という3点で、大満足なのですー。

まぁ父はどうせAM(NHK)しか聴かないけど…。

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