4系統出力のパワーパックを、自分用に作る。(その1)
2024年05月08日 12時00分 月齢:0.4[新月] 潮汐:大潮
7か月前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません
2分ぐらいで読めます。
ここ最近複々線にうじゃうじゃと列車を走らせたいのですが、実は手持ちのパワーパックは自動加減速機能が付いたコントローラーが2台あるだけなのです。作ったのは2010年、時間の流れが速すぎる。
これと同じのをあと2台作るのもひとつのテなんですけど、6年前に亀師匠へ献上した1台で4つの出力ができるタイプのものを自分用に作ってみようと思います。ツマミなどの部品はもう少し安いものにしよう…。
調達できる部品の都合でこれと全く同じというわけにはいかないけれど、だいたいこのイメージでいきます。
変更点としては、トランジスタがもう入手できない2SD1830のかわりに2SD1415Aにします。データシートを見ると、最小直流電流増幅率(hFE min)が2SD1830は1500、2SD1415Aは2000。コレクタ電流(IC)が2SD1830は8A、2SD1415Aは7A。コレクタ損失(PC Tc=25℃)が2SD1830は30W、2SD1415Aは25W。という数値で、たぶん問題なく使えるでしょう。全車室内灯+動力車2両でも1.5Aもいらないっしょ。っていうか全車室内灯実装の編成なんてそもそも持ってないしね。
回路としては、10kΩ Bカーブのボリュームで1kΩの抵抗を通してベース電流を制御、抵抗を通ったあとのベースからGNDの間に0.1μFのセラミックコンデンサ。エミッタからポリスイッチ1.6Aを通して+を出力、エミッタからの出力とGNDの間に100μFの電解コンデンサ。という、そんなに部品点数は多くないけれどこれを4ユニット分、ユニバーサル基板に載せるわけです。
電源はパソコンのACアダプタ。出力端子はいつもどおりRCA端子。トランジスタの放熱はアルミ製の筐体をそのまま使います。いつもどおり。
部品が集まったら、作業開始なのだ。
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