MICROACE 167系(修学旅行色)の連結面間隔を縮めてみた。

2024年10月11日 12時00分 正午の月齢:8.7  月名:九日月  潮汐:小潮 月齢:8.7[九日月] 潮汐:小潮
5日前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

4分ぐらいで読めます。

マイテ49ばかりいじっていると疲れたので、ちょっと別のことを。

修学旅行列車…それはThe昭和な列車。あざやかな色の外観が特徴の、マイクロエース 167系(修学旅行色)の連結面間隔があまりに広いので詰めてみることにしました。この車両、実は10年前にもらったもので、そのときにカプラーを交換しています。

連結面間隔が広すぎるって、その当時は気にしなかったみたいですね。さらに6年前には、ヘッドマークなどをいじっています。

なのに、そのときも連結面間隔が広すぎるって思わなかったみたい(笑)。

たまたまなんとなく箱から出して、ちょっと気になったからというのが今回の動機なのですが、とにかくやってみましょう。

167系

10年前の時点でKATOカプラー密連形を取り付けているので、基本的にはそれを使うこととします。

よく「カプラーのお尻部分を瞬間接着剤で固めたあとに薄くして、カプラーポケットに戻してプラ板片を入れてオフセットさせる」という工法をやったのですが、この車両にその工法を使ってもあまり効果はありませんでした。

カプラーのお尻を削る

なので別のやり方で加工していくのですが、この台車、連結器部分のユニットがいい感じに外れてくれます。

連結器部分を外す

0.5mmプラ板を9mm×4mmにしたものと6mm×4mmにしたものを貼り合わせ、カプラーを接着し、両面テープを2枚重ねにして少し弾力を持たせたもので台車に貼りつけます。いつもだったら接着剤で貼り付けるけれど、今回はなぜか直感的に両面テープのほうがいいと判断したのです。

連結器ユニットを作って台車に貼る

もともとはどの車両もこんなにカプラーが飛び出していました。ジャンパ線の付け根の棒が車体妻面とツライチになるのが理想的なのですが。

飛び出しカプラー

両面テープだと貼り直しが容易なので、微調整してピッタリに合わせられます。ジャンパ線の付け根の棒がこの位置までであれば、曲線通過は基本的に問題ないんですよねー。

妻面とツライチ

T車はこれでいいのですが…ところがM車にはこの方法が使えません。そこで、マイクロエース定番の技「ネジで固定されているもともとの連結器ユニットを取り外し、台車を動力ユニットからいったん外して、向きを逆にして動力ユニットに取り付ける。」っていうのを施します。

連結器を外す

そしてKATOカプラー密連形Bタイプを少し削って、台車に取り付けます。突起部分がカチッとはまりつつ、少し首を振る柔軟性もあっていい感じ。

KATOカプラー密連形Bを少し削る

これでもともとよりは1mmくらいはオフセットしてくれるのですが…残念ながら車体とツライチにはなりませんでした。

オフセットが足りない

解決策は2つあって、1つ目は「KATOカプラー密連形Bタイプをもう少し削ったり加工したりして、何が何でもツライチにする」方法。もう1つは「この1mm飛び出す量を連結相手側で吸収する」方法。今回はたまたま両面テープを使っていたので、連結相手をこのようにさらに1mmオフセットさせました。

さらにオフセット

これで理想的な連結面間隔になるはずです。弊害は、ジャンパ線の位置がT車側に偏った感じになってちょっと不自然に見えることかな。それから[1号車 Tc](-1)=(+1)[2号車 M](+1)=(-1)[3号車 T](0)=(0)[4号車 Tc]という感じで連結器がオフセットするので、車両の向きや順序によって弊害があります。[1号車 Tc](-1)=(-1)[3号車 T]のような連結はできないし、[1号車 Tc](-1)=(0)[4号車 Tc]はぎりぎり連結できても曲線半径によっては支障が出ます。でもそもそもこの車両はほぼ固定編成なので、当分はこれでいってみましょう。両面テープの貼り直しは簡単にできるからね。

加工前と加工後ではこんなに違います。

加工前 加工後

追加費用ほぼ0円で、この満足感。

連結面比較

それではカーブで支障がないかテストします。KATOのR216-45でS字を組んでみました。これを通過できたら大したもんだ。

R216-45

当たるか当たらないかくらいで曲がれます。けどカントがあったらしんどいかな。そのときは0.5mmくらい広げる感じで貼り直して。

R216通過

次はS字。車両どうしが左右にずれるとき、幌がいい感じの距離で接触しません。ホントぎりぎりの感じで。現実で車両がこんなことになったら、幌はちぎれるし、人間は大惨事。

S字

それぞれの連結部分はこんな感じです。

1号車と2号車。連結面が中央ではなく1号車に寄っていますね。

1号車と2号車

2号車と3号車。

2号車と3号車

3号車と4号車。

3号車と4号車

うーん…こうして見たらやっぱりジャンパ線が1号車と3号車に偏っているのが気になるかも。

それ以上になんとかしたいのが、乗務員室周辺。現状は前照灯もテールランプも行先幕も光らないし、緑色の照明ユニットが客室まで侵食しているし、これは室内灯と合わせて大掛かりな電気工事の必要がありますぞ。

各種照明をどうにかしたい

やりたいことはたくさんあるけれど、悲しいかなこの車両には実際に乗ったことや見たことがないので思い入れがないんです。だからその気にならないとまた数年放置することになりそう。湘南色だったら、紀勢本線の夜行等で乗ったことあるんだけどねぇ。

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