あえてフック付きカプラーに交換、KATO 283系「オーシャンアロー」。

2024年01月08日 12時00分 正午の月齢:26.5  月名:二十七日月  潮汐:中潮 月齢:26.5[二十七日月] 潮汐:中潮
12か月前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

3分ぐらいで読めます。

KATOカプラー密連形について、「フックがあるの、気になるなぁ…」とフックなしに交換することはよくあると思うのですが、今回はあまり耳にすることがないその逆の、「あえてフック付きカプラー」への改造です。

交換する理由は、別に積極的にフックがほしいわけじゃなくて、前回の投稿

でも書いたように、ずれがないように注意深く差し込んでから少し力を込めて連結しないといけないっていうフックなしカプラーが苦手だからという理由。フック付きのものはルーズにコツンと押し当てても連結してくれるのです。

「29-962-4 BM用フック付カプラー(灰)」が手に入ったので、さっそく交換してみたいと思います。

29-962-4 BM用フック付カプラー(灰)

こんなにたくさんいらないけれど、今後のことも考えて買い占めておきましたー。

まずは車体を外し、爪の部分をピンセットで突いて連結器アッセンブリを取り外します。

カプラーユニットを外す

次にカプラーの横にピンセットを差し込んで、こじ開けます。

ピンセットを差し込む

ぐりっとこじ開けるのではなく、ピンセットを押し込むことで、そのテーパーを利用して広げていく感じ。

テーパーで広げる

パカッと外れた瞬間のバネ飛ばしに注意。(実は1回飛ばして半泣きになった…)

分解完了

M車はブラケットの形が異なって少し作業しにくいけれど、やることは同じ。

M車用

カプラーを比較したらこんな感じ。フック以外はとてもよく似ているのです。でも連結する仕組みが違うっていうのが不思議。もちろん異種連結はできません。

カプラー比較

かなり以前からある台車マウントのフック付きカプラーは、への字に曲げると力を加えなくても解放できるという特性がありました。そのため2車両間の連結部分を持ち上げるようにすると、スルっと解放させることができます。でも水平を保っているとしっかりと隙間なく連結してくれるし、ジャンパ栓の表現も実感的なので、先頭車以外はこれがいいのだー。

台車マウント

今回のフック付きカプラーは、以前の台車マウント用のような遊びなくカチッと連結します。まるでフックなしのように。それでいて、連結器の先っちょは従来どおり差し込みやすいという、相当な精密さ。こんな感じで片側で支えてもポロリと外れることがありません。そのかわりに、車両を持ち上げてへの字にしてスルッと解放っていう技は使えないので、まっすぐぶちっと力を込めて切り離す方法しかないケドね。

ボディマウントフック付き

さてさて、車両に取り付けてみましょう。

まずは交換前のオリジナルの283系の連結状態。

フックなし

フック付きに交換したらこうなりました。

フックあり

これくらい近くで見るとフック付きであることはわかるけれど、少し離れて斜め上から見たらフックはまず見えません。それでいて連結のしやすさは飛躍的に向上しました。ん? もしかしたら連結面間がほんの少し狭くなったかも。

とことんまで外見にこだわるのもアリだけど、中間車だからと割り切ってフック付きカプラーという選択肢もいろいろとメリットがあるので十分アリだと思いますよ。あとは通電カプラー化とかジャンパ線の再現ができればさらに理想的ですね。

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