簡易運転のためのミニコントローラーの作成。

2024年09月25日 12時00分 正午の月齢:22.4  月名:弓張月(下弦)  潮汐:小潮 月齢:22.4[弓張月(下弦)] 潮汐:小潮
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3分ぐらいで読めます。

9月28日に行う予定の運転会、少し卓上にあいている部分があるので、単純な長円形(C280-45が8本・S280が4本)の単線を作って気動車単行でもさせてやろうかなーって考えています。

単線を追加

ところがパワーパックが足りない…足りなければ作ればいいよね。

そんなわけで、手持ちの部品にちょっと買い足した程度でできるミニコントローラーを作ってみました。

まずはケースの選定。ホントは金属製のしっかりしたものにしたいけれど、できるだけ安く小さく作るのが今回の目的なので、セリアで2個100円のケースを買いました。

ケースの選定

電子部品たちは、買い足さなくても手持ちのものでいけそうです。よかったー。2台作れる材料があるので、2台作ってしまいましょう。

電子部品

それでは作っていきましょう。スイッチの配置はこんなイメージでいいかな。

スイッチ類の配置

可変抵抗の回り止めをニッパーで切断し、やすりで削ります。軸の右横にちょっと飛び出ている鈍い銀色の部分です。

回り止めを取り除く

ケースに穴をあけてみました。

ケースに穴をあける

さっそく取り付けてみましょう。もうこれだけで30%くらい完成した気になっています。

スイッチを取り付け

次に両面テープでトランジスタを貼り付けます。放熱はまったく期待できないけれど大丈夫かな…たぶん大丈夫じゃないと思いますがひとまずこれでヨシ。

トランジスタを貼り付ける

DC入力端子の取り付け。他のパワーパック同様、東芝の古いノートパソコンのアダプターを使います。

DC入力

トランジスタを基板として部品をつけ、配線していきます。パイロットランプとしてたまたま部品ケースに入っていた5mm砲弾型LEDを使うことにしたのですが、超高輝度で1kΩではまぶしすぎたので30kΩの抵抗を入れておきました。エミッタとGNDの間に電解コンデンサを入れようかどうしようか考えたのですが、なくても問題なさそうなので現時点ではナシ。

配線していく

出力端子はとりあえずRCAジャックを生やしてみました。…けどコレは不細工なので、パネル直付けのジャックを注文しておきます。

出力端子

それでは通電させてみます。出力電圧を測定したら、ちゃんと0VからMAXまでコントロールできました。方向切り替えもOK。パイロットランプはまだ明るいかなー。

通電テスト

数日経って、注文していたRCAジャックが届いたのでさっそく取り付けてみました。これに方向スイッチからの線をはんだ付けしたら、ホントの完成です。実はこの金メッキのRCAジャックが今回最も高額なパーツなのでした。

端子の交換

というわけで、簡易運転用のミニコントローラーが完成しましたー。えっ? 可変抵抗器の軸がむき出しじゃないか未完成だろって? いやいやこれで完成ですよ。この機能美に徹した無骨さがいいのだ。…ごめんなさい嘘をつきました。ホントはツマミの在庫がなかっただけです。

完成

実際に使ってみたところ…

かなりトランジスタが熱を持ちます。鉄コレ動力の車両を走らせ続けているだけで50~60℃くらい。指で触り続けるのはしんどい温度。データシート的にはまだまだ平気だけれど、なんとなく不安な気持ち。

流せる電流はおそらく0.2~0.3Aが限界な気がするので、室内灯付きの車両や重連などの高負荷をかけてしまうと、トランジスタがやられるか、ケースが溶けるか、何らかのトラブルが発生しそう。

試運転

今度部品を買いだめするときにポリスイッチも買おうかな。とりあえずケースが溶けるまで使ってみて、そのあと金属ケースにしようと思います。アルミ板で放熱板を作るっていうのもアリかな。

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