TOMIXのレールで3600×900mmのレイアウトプラン

2023年12月20日 12時00分 正午の月齢:7.5  月名:弓張月(上弦)  潮汐:小潮 月齢:7.5[弓張月(上弦)] 潮汐:小潮
4か月前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

4分ぐらいで読めます。

お金も場所もないけれど妄想力想像力だけはあるので、TOMIXのレールを使ったレイアウトプランを考えてみました。コンセプトとしては「分岐器を使わない複々線を走る車両たちをひたすら眺めていられるレイアウト」です。分岐器不使用で財布にやさしいという点に加えて、3600mmと言いつつ情景部分を削れば一般的な江戸間(3520×2640mm)に収まる日本家屋にやさしい寸法。

それでも部屋の3分の1はレイアウトに占有されてしまうけど…。

なじませ繋ぎの場所はありますが、市販のレールのみで組んでいます。ここ最近28mmの複線間隔に興味があるけれど、今回は普通に複線間隔37mmで。

プランA

プランA 方向別複々線

外側線から順に1番線、2番線、3番線、4番線と番号を付けたとき、1番線・2番線は時計回り、3番線・4番線は反時計回りで走らせます。いわゆる「方向別複々線」ですね。有効長9両の島式ホーム2面があります。1番線・4番線は勾配があり、勾配の頂上付近に有効長4両の対向式ホームの駅があります。2番線・3番線は内陸部を通る勾配なしの配線です。1番線は上るときも下るときも4%の勾配です。4番線は上るときは3%ですが、下るときは5%に加えて曲線半径243mmなので速度超過に注意してください。少しだけカントを仕込んでおくのもいいかもしれません。

イメージしたのは山科⇔大津・大津京の逢坂山トンネル・長等山トンネルのような、同じ方向に進むけれどトンネルを通過している際に行き先が異なる情景。同方向の2本の列車をほぼ同じ速度で走らせて、抜きつ抜かれつを楽しむのも方向別複々線の味わいのひとつですね。

プランB

プランB 線路別複々線

1番線・3番線は時計回り、2番線・4番線は反時計回りで走らせます。いわゆる「線路別複々線」です。1番線・2番線は勾配があります。3番線・4番線は内陸部を通る勾配なしの配線です。1番線は3%の下り勾配、2番線は4%の上り勾配です。レイアウトの向かって左側、1番線・2番線が並行している部分は、複線高架橋での勾配を想定しているため複線の中心部分で4%の設定をしています。これによって曲線部分の正しい勾配の数値は、1番線は3.4%の上り勾配、2番線は4.2%の下り勾配になります。

線路ごとに上下上下と列車の進行方向が異なるので、どちらかというと山やトンネルの情景よりも、すべて高架橋で組んで、首都圏ぽい感じの車両を走らせるのが似合うと思います。右から左から列車がやってくるのが楽しそう。

レールに関して

ざくっと計算すると、こんな感じ。

レールの単価は、定価(4本セットだったら4で割って端数を切り上げた金額)です。実際には値引きされていて、30000円以下でできるかも。

レール情報 プランA プランB
品名 単価 本数 小計 本数 小計
S280 253 38 9614 34 8602
S140 204 12 2448 14 2856
S99 182 18 3276 17 3094
S72.5 182 16 2912 22 4004
S70 182 2 364 2 364
S18.5 363 0 0 2 726
C354-45 281 7 1967 8 2248
C317-45 253 13 3289 14 3542
C280-45 253 13 3289 10 2530
C243-45 253 7 1771 7 1771
C541-15 231 14 3234 16 3696
C605-10 253 8 2024 8 2024
総額 36652 38229

プランAのほうが、細かいレールが少ないのでちょっと安く作れそうです。

プランAとB、異なるのは線路の交差のさせ方だけなのですが、それだけで作り込む情景や走らせる車両が違うように感じるのは不思議ですね。いやまぁ模型なので、たとえばキハ40単行を4線すべてにウヨウヨ走らせたりしても自由なんですけど、なんとなく線路配置で世界観が決まってくると思いませんか。

今回もいつもどおり、フリーソフトRailroaderで作りました。(C391-45だけレール情報に入ってなかったから追加。)現在サイトは閉鎖されてしまっているけれど、ソフトの認証回避の方法を含めてここで紹介しているので見てね。

Windows11でも動きますよー。

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