15年前のカメラカーは動くのか? 運転会に持ち込んでみた。
2024年10月02日 12時00分 月齢:29.4[月隠] 潮汐:大潮
(最終更新日:2024年10月03日)
2か月前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません
4分ぐらいで読めます。
2007~2010年くらいに流行した「トレインスコープTC-9」という車載カメラ。流行に乗ったわけではないのですが2008年にいそいそと購入し、さらに一部で盛り上がっていた「カーブでカメラが首を振って進行方向を向く」機構も実装して、レイアウトを走らせるとモデラーだけにとどまらず一般人や子供たちにもとにかくウケました。
カメラを搭載するだけでもそれなりに楽しめるものの、首を振って自然な視線で前面展望できる機構は工作の難易度としては高かったけれど満足度も高かったものです。
…あれから15年。使う機会もほとんどなくなり、10年以上はずっとしまい込んでいたこのカメラカーを、本日(2024年9月28日)開催の運転会のために発掘してみました。果たして動作するのかな。
受信機のほうは電源が入りました。テレビにつなぐとアナログらしく砂嵐が映ります。テレビで砂嵐を見るのも久しぶり。それでは屋根を外して電池を入れてみましょう。
ところが砂嵐しか映らない。やっぱりダメでした。それでもあきらめきれずに受信機のチャンネルを切り替えてみたりあがいてみます。
しばらくすると…
理由はわからないけれど映りましたー。画質はもともとボンヤリしていて高くはありませんが、そんなことはどうでもよくて、映ればいいのだっ。
ところでカメラカーは、M車に推してもらわないと走れません。さて何に推してもらおうかな。よく見ると、ボディマウントTNカプラーでした。あれ? そうだったかな?? 忘れていたけれどどうやら2009年に改造していたみたい。
TNカプラーで、気動車で、といえばうちの保有車両の中ではかなり限定されてしまうんですけど、適任車がいましたよ。小浜線のキハ48です。
さあコイツらを持って、運転会に向けて出発です。
さて、会議室に到着。レールを敷くのに1時間半かかりました。駅や機器の設置も含めると2時間くらいかな。
ところどころ車両限界的にあやしいところが何か所かあるので、試運転も兼ねてチェック。
KATOのプラットホームとTOMIXのレールなので接触しないように治具を作り、数か所に設置しました。これで2.5mmのクリアランスを確実に確保できます。
3複線区間も接触の危険性があるので、治具で27.75mmを間隔を確保。これがないとホントぶつかります。ギリギリまで攻めすぎたかな。
簡易コントローラーを使ったおまけの支線。ここだけKATOのレールなのです。今までTOMIXのレールばかり使っていたので、そろそろKATOのレールにも慣れていこうと思って。
本日招待したみんなが来ると彼らの走らせたい車両ばかりが走り回ることになるので、今のうちに自分の車両を走らせて楽しみます。
しばらくするとわらわらと招待者たちが来たので、一応操作方法だけ教えて「あとは好きなだけ楽しんでー」と声を掛けつつ、昨夜ほとんど寝てないので事務所に戻ってソファーで昼寝します。まだカメラカーは出さないんだゾ。
2時間半くらい寝たかな。そろそろ会議室の様子を見にいってみましょう。あ、人数が1人増えてる。
会議室のテレビはビデオ入力端子が3.5mmプラグだったので挿せず、しかたがないので役員室からテレビを抱えて持ってきました。「1線だけ空けてー」と声を掛け、満を持してカメラカーの入線です。
…あ、ちょっと屋根が浮いている。きちんと閉めました。
みんなカメラカーを見るのは初めてのようで、なんとなくワクワク感が漂ってきます。さあ走らせてみよー。
映る風景はこんな感じ。
カーブでカメラが振ったときの窓枠の映り込みにも気付いてくれました。まずC391の緩和曲線でカメラがカーブ内側に振って、さらに本曲線でもう1回内側を向きます。これが…いい、実にいいんですよ。
同じところをぐるぐる走っているはずなのに、他の5線に走っている編成に抜かれたりすれ違ったりで、いつまでも見飽きないのです。
そんなわけで、カメラカーも運転会も大成功なのでしたー。
最近のYouTuberが使っているカメラカーは、画質はきれいだけど外観はブサイク。このTC-9は車両に収まるけれど画質はイマイチ。車両に収まって高画質のカメラが欲しいなぁ。
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