MICROACE EF65-1012初期型JR貨物更新機をKATOカプラーに改造した。
2021年09月06日 12時00分 月齢:28.9[二十九日月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2021年10月15日)
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3分ぐらいで読めます。
ずっと放置していた、マイクロエース A1782 EF65-1012初期型JR貨物更新機。細かい造形の作りこみが際立つシロモノ。逆に手すり等のパーツが大げさすぎるかもしれないけど。
放置していた理由はこの製品のクセがすごいからなのですが、そのクセとは…
「連結できないダミーカプラー」か「(関節の位置そこ?!って言いたくなる)ブサイクを極めたアーノルトカプラー」しか選択肢がないっていうところなのです。わが所有車両はすべてKATOカプラーにしているので、どちらにせよこのままでは単機で走らせるくらいしか楽しみようがない。
そんなわけで、ようやくその気になったので、カプラーの改造をしてみます。
いつもどおり先人の知恵を拝借したいところですが、なにしろ古い情報しかなくて。
んー、工法から考える必要があるみたい。
カプラーが首を振る必要があるので、使うとすれば「EF66ナックル」か「かもめナックル」の穴に軸を通す構造にしなければなりません。まずは既存のカプラーの高さを確認します。
TR23で、アーノルトカプラーの高さを確認しました。シキ1000に替えてみます。
少し高めのほうがいいかな。次はカプラー同士の形の確認。
付け根基準で考えると、かもめナックルはかなり高い位置にカプラーが来るような気がします。EF66ナックルだったらちょうどいいかなーということでEF66ナックルを使って作業をすすめます。
このままではスカートの中に収めるのは難しそう。っていうか絶対入らない。
瞬間接着剤でカプラーの根元部分を分解しないように固めたあと、カプラーの周りをできる限り削り落としてみます。
次にスカートの穴を拡張しましょう。カッターナイフでコリコリコリコリ…これくらいでいいかな。
ためしにカプラーを差し込んでみて高さ合わせ。
おっ、いいんじゃない。では軸を加工しましょう。まずはスカートの上下に0.5mmのピンバイスで穴をあけます。場所はこのあたり。
0.5mm真鍮線でカプラーの穴を貫きます。余分な真鍮線をカットしたらできあがり。
うんうんピッタリですね。カプラーの穴と真鍮線の隙間が大きいので、無連結だったり連結していてもテンションがかかっていないときはカプラーが少し下を向くのですが、牽引してテンションがかかると大丈夫です。
ためしにいろいろな車両をつないで走らせてみました。C280でS字を組んでみたのですが、ボギー車は問題なく通過できたけれど、2軸貨車は必ず脱線します。めちゃめちゃ重くしたら踏ん張ってくれるかもしれないけれどそれもどうかと思うし…
逆エンドも同様の加工をするのですが、どうやらEF66ナックルは先ほど使ったのが最後のモノだったみたいなので、こちらにはかもめナックルを使ってみます。かもめナックルのほうが削る量が少なくてラクちん。
同様に真鍮線を突き刺します。キュピーン、ブチュ。
高さを確認してみましょう。EF66ナックルよりは高い位置だけど、全然問題ないですね。連結する車両によってはこれくらいのほうがいいかもしれません。
相変わらず2軸貨車&S字曲線の通過はできませんでしたが、ボギー車を牽引できるだけで上出来ですネ。これでいろいろと運用の幅が広がりますよ。
毒タキを牽引させてみました。この車両も軽いのですが、かもめナックル側で牽引するとカーブに差し掛かったところで脱線するようです。連結相手ごとに、どちらの連結器がいいかっていう相性がありそうな気がします。
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- ← KATO ナハネフ23の貫通扉を銀色に塗った。そして追加加工。
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- → カウンタIC 4017を使って3灯式信号機用の回路を作る。(その1)