カウンタIC 4017を使って3灯式信号機用の回路を作る。(その3)
2021年09月27日 12時00分 月齢:20.5[二十日余の月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年10月08日)
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3分ぐらいで読めます。
回路図ができたのであとは実際に作っていけばいいのですが、いつもユニバーサル基板を目の前にしてうーんうーんと実体配線に悩むので、今回は新兵器を導入することにしました。
「PasS」という、かなり古いけれど使いやすそうなソフト。
PasS(Parts Arrange Support System)は、ユニバーサル基板上等に電子部品を実装し、配線を行うための部品配置図や配線図を作成するための補助ソフト(基板エディタ:電子CAD)として開発しました。趣味での電子回路製作や、学校等の 電子回路関連の教材・レポート作成等にも活用することが可能です。
- 部品や基板を記号ではなく実際のイメージで簡単なマウス操作で配置し配線できます。
部品・基板を記号ではなく実際のイメージで配置し配線できます。
配置配線処理は主に表面より行いますので、回路図を見ながら効率的に作業を行うことができます。
配線の種類は、「裏面配線」、「表面配線」、「裏面被服配線」「表面被服配線」の4種類です。
「基板外形線」で、基板の形状を設定することができます。- 組立図などの作成に便利です。
作成した実装図のイメージは、クリップボード経由で他のアプリケーションに絵として引き渡すことが可能ですので、組立図などの作成に便利です。
これをWindows10上で動かすのではなく、VMware12で動かしているWindows XP機にインストールしました。
ちなみに回路図を書くのも「EScad」というこれまた古ーいソフト(もはやウェブサイトも存在しない)をありがたく使わせてもらっているのですが、やはりWindows10上ではちょっと不具合が出るため、VMware12で動かしているWindows XP機にPasSと同じくインストールしています。
VMware12はとてもありがたいソフトだけど、Windows10の更新(20H2)をしようとすると「互換性がないからアンインストールしろ」と言われる副作用があります。
そんなことできるわけないでしょ。Windows10の更新よりもVMware12を使い続けるほうが自分にとって好都合なのでこのまま。(いちおう逃げ道はあるっぽいけど、そこまでするのもなんだし。)
回路図エディタは、「回路図エディタBSch3V」がちょっと気になっているのですが、まだ手を出していないです。
実際に実体配線図を書いてみるとこんな感じかな。
赤い線は表面の被覆線。555の3番ピンから4017の14番ピンに視覚的にもパルスを流し込むイメージがわかるかなということで。緑の線は裏面の被覆線。555の4番ピンと8番ピンをつなぐ線です。この4番ピンと8番ピンをつなぐのにいつもは表面を通すことが多いんだけど、4から8って近くて遠いんですよね。美しくつなぎにくい。555の6番ピンと7番ピンの間の抵抗は寝かせて配線しているのでちょっと回りくどい配線になっています。抵抗を立てて実装したらこんなことしなくてもいいんだけど、このあたりは個人の好みで。
上から3行目の端から端まで真横に走る線が電源+。下から3行目の端から端まで真横に走る線がGND。いちばん下の黄・赤・緑が信号機の各色の+。抵抗値はLEDの特性によって変わるのですがとりあえず1kΩに。定電流ダイオードでもいいけどね。右上の黒い●はリセットスイッチ(またはセンサー)で、踏んだら4017の15番ピンがONになってリセットがかかり赤現示になります。あー本当は基板の上ににスイッチがある必要はないんだけど、便宜的にネ。
このとおりに実際に組んだら完成のはず…なんだゾ。
ちょっと別件(電子工作やら京阪82号のことやら)がいろいろあるので、実際に作るのは別の機会に。
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