既製品に頼らない! Nゲージ用サボの自作方法。

2017年01月10日 21時00分 正午の月齢:12.2  月名:十三夜  潮汐:中潮 月齢:12.2[十三夜] 潮汐:中潮
8年前に投稿 | 鉄道模型 | 1件のコメント

2分ぐらいで読めます。

この記事は情報が古い場合があります。

最近毎日のように取り組んでいるサボや方向幕の取り付け。多くの先人がいろいろな方法で実施されているとは思いますが、ここで煤式サボ製作法をちょっと紹介してみたいと思います。

使うソフトは、Adobe Photoshop5とIllustrator9。ずっとコレ。10数年コレを使っているのですが、いまだに使いこなせていないことは秘密ですヨ。

さて、まずは元になる資料から。Googleの画像検索で拾うことが多いのですが、たまたま半径1m以内に、どこの家庭にもある本物のサボがありました。今回はこの「くろよん」のサボを使います。Photoshopを起動し、フラットベッドスキャナでスキャンして画像にしましょう。EPSON GT-8300UF、こいつも長いこと使っていますね。

解像度300dpiで取り込みました。取り込んだら、画像の傾きを修正します。

このままトリミングして、サイズを変えれば画像としてのサボは完成してしまうのですが、それではもう書くことがなくなってあまりにも寂しいので、ベクターデータに変換する手順まで一気に紹介してしまいましょう。

そんなわけで、Illustratorを起動します。今回は本物のサボを使う手順ですが、ネットで拾った画像を利用する場合はInkscape0.91でトレースしてやることが多いかな。

Illustratorに配置し、画像を固定して作業開始。実物のサイズは240mm×140mm。ちなみに厚さは1.4mmでした。

文字はガチガチにトレースせず、既存のフォントを使います。よくお世話になっているのが、「国鉄っぽいフォント」「国鉄方向幕書体」。文字間隔を調整したら、アウトライン化します。この要領で愛称名だけでなく、指定席等の文字も加工。文字を太くしたりはお好みに応じてやればいいと思いますが、印刷するとどうしても太くなる傾向があるので、むりに太らせなくても全然平気なのです。

ベース部分の色をつけます。周囲に切り出し用に0.01mmの黒線を引いて、実物サイズとしては完成しました。指定席だけでなく、禁煙車だったり、自由席だったり、別の愛称名だったり、この時点で思いつくバリエーションを作ってしまいます。

Nゲージサイズなので、1/150にします。厳密に1/150にすると1.6mm×0.93mmになるのですが、模型のサボ受けに貼る場合、サボ受けによってサボの端が隠れる幅も考慮しないといけないので、幅1.4~1.5mm・高さ0.8~0.9mmで仕上げるとピッタリだと思います。号車札も同様の手順で作りましたが、サイズは0.8mm×0.8mmに仕上げるといい感じですヨ。

あとは、大量生産して、ペタペタと車体に貼っていくだけなのです。

古い記事・新しい記事

古い記事 [2017年01月07日]
新しい記事 [2017年01月18日]

1件のコメント

  1. 手の内見せます! Nゲージ用方向幕の自作方法。 | 煤式自動連結器からのピンバック | 2017年01月21日 #

    […] 前回のサボ同様、方向幕のホンモノも家の中に数本あるのですが、古文書の巻物のような状態で広げると収拾がつかなくなるので、方向幕に関してはネットで拾える画像をもとにIllustrato […]

ごめんなさい、コメントフォームは閉鎖しています。

Translate »