次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その54)・コーナーモジュール新造
2013年10月06日 18時00分 月齢:1.5[二日月] 潮汐:大潮
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前々回の文化展で初めて鉄道模型合同レイアウトとして出品した際に作ったコーナーのモジュール。
作品は原則として「未発表のものに限る」のですが、前回は特例的に再利用させてもらいました。
さて、さすがに3回目の利用となるとあまりにも芸がないし、かと言ってこの規模のモジュールを作る力もないし、置いておく場所もないし。もうこの際「見せるモジュール」ではなくて、「単なる連結のためのモジュール」と割り切って作ることにしました。
そんなわけで、TOMIXのコンビネーションボードBのような感じで90度カーブのモジュールを4枚用意します。さて、TOMIXのコンビネーションボードBなのですが、2点ほど気になることがありまして。
まず、川を再現するための溝がついています。これがとても邪魔。全部のコーナーに川があるのは不自然なので結局埋めなければならないのですが、この川を綺麗に埋めることを考えると気が重くなります。
次に斜めのカット。300mmのボードを滑らかにつなぐために両辺450mmのうち150mmを斜めに切り落とすことは大変合理的なのですが、なんていうか、直角ばかりで構成されたモジュールの中では変な感じがするんですよね。
そんなことを考えているうちに、「もう自分で1から作ってしまおー。」という気になって、早速材料を買ってきました。
3mmシナベニヤ900x900mm、2x20mmと18x18mmのヒノキ角材。3mm+2mm+2mm+18mm=25mmとなります。ヒノキにした理由は見た目と耐久性と反りにくさ。シナベニヤの表面はすべすべなので、かなり高級感のあるボードになりそう。でもこれで市販のコンビネーションボードBを4枚買う場合の1/3の値段。
鉛筆でケガキを終えて、レールを乗せてみました。その後、コンビネーションボードBと同じ寸法に裁断。大きなカッターナイフで簡単に切ることができるのがシナベニヤのいいところ。
さて、ここからが問題。このままでは相変わらず斜めの部分があります。どうしようかなー。
考えられるのは、斜めのままか斜め部分を削って300mmの接続部を生み出すかの2つに1つ。R150mmで刈り込むっていう案もないことはないんでしょうけど、ちょっと現実的ではないのでボツ。斜めの部分を削るデメリットとしては曲線内側に情景を作りこむことができる面積が減ってしまうということ。
さて、斜めのままと削った場合とを比較して、ボードをつなげた状況を想定します。
斜めのままの場合、こんな感じで滑らかにつながります。それに対して、削った場合はこんな風にすっきりと。どちらが好みかは人それぞれでしょう。このようにコーナーモジュールの両端にコンビネーションボードAの規格のボードをつなぐ場合は違和感がないのですが、コーナーモジュール同士をつなぐ場合には雰囲気が変わってきます。
今まではこのように
コーナーのモジュールは600mmの幅の中で180度曲げていました。そのためにレイアウト全体の長さは伸びるものの、幅は600mmで済んでいました。ところが90度のコーナーモジュール2枚を使って180度旋回させる今回の案では、最低でも900mm幅のレイアウトになります。で、そのときにコーナーモジュール同士をつないだときに真ん中にできる隙間の形が六角形か四角形か、ということなんですね。市販のコンビネーションボードBの「斜めの部分が気に入らない」という人は、だいたいこれが原因かな。と、勝手に思うわけです。
さてどっちにしようか。決まるまでボード作りはお預け。
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