偽造防止技術ユーリオンを試してみた。

2023年07月05日 12時00分 正午の月齢:17.3  月名:居待月  潮汐:中潮 月齢:17.3[居待月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2023年11月12日)
1年前に投稿 | できるかな | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

ユーリオンっていうのは、紙幣等に仕込まれている偽造防止技術です。

ユーリオン(英: EURion constellation)とは、偽造防止技術の一つとして1996年以降に発行された各国の紙幣等に見られる模様である。開発した会社の名前からオムロンリング(英: Omron rings) と呼ばれることもある。

ユーリオンの元となる偽造検出技術は、日本のオムロンが1994年に設計・開発したものであり、同社が特許権を有している。技術面の詳細は非公開であり、同社は各国の印刷局やソフトウエア・複写機メーカーなどの特許利用者に限って公開している。

出典: フリー百科事典『Wikipedia』

技術的なムズカシイことはわからないのですが、ちょっと試してみたくなりました。まずは情報を集めてみましょう。

ここにすべてが書かれています。

これを参考にして、Illustratorで作ってみました。4つあるけれど、90度ごとに回転させただけです。

ユーリオン ユーリオン ユーリオン ユーリオン

黄色の丸は、直径1mm、中の穴は直径0.56mm。色はR255,G255,B0(#FFFF00)です。(本当に正しい寸法がいくらなのかは知りません…)

このユーリオンをWordで作ったカラー原稿に貼り付けて、複合機で印刷しました。直接印刷するのは何も問題ありません。

Wordで作った原稿

カラーコピーすると、こんなふうになりました。

フルカラー印刷

白黒印刷だったらこんな感じ。ちゃんと印刷されているけれど、カラーじゃないっていう時点で複製であることが確定ですねっ。

白黒印刷

カラースキャンすると、こんなふうになりました。印刷のときとは縦線の幅と密度が異なっています。

フルカラースキャン

全てのプリンタ、スキャナで同じようになるわけではないでしょうけれど、とにかくまともに印刷できないようになっているわけですね。

古い記事・新しい記事

古い記事 [2023年04月11日]
新しい記事 [2023年08月30日]

コメントはありません »

[RSS on this post] [TrackBack URI]

コメントをどうぞ

Translate »