壁面取付金具は、いかにも亜鉛のプールにドブ漬けしたような色で安心なのですが、アンテナマストのリブパイプは亜鉛メッキとはいうもののドブ漬け特有のギラギラ感がなくて被膜の厚さがちょっと心配です。ダークグレーに塗った建物外壁・黒色の瓦や雨戸に合わせて、アンテナ周りの金物も真っ黒に塗装することにしました。
はじめはSOFT99シャーシーブラックを使ったのですが特に被膜が強いわけでもなくただ高いだけの塗料だったので、2本目の缶はニッペのマーキングスプレーを使ってみました。値段は3分の1で塗膜はほとんど同じ感触。黒光りしたパーツに大変身です。
ネジを付けてみると、銀色と黒色の醸し出すハーモニーがなんか無駄に高級感にあふれています。
しっかり塗装したものの塗膜はあまり強くなくて、爪でガリッとすると剥がれます。塗膜の厚さだけを求めるのなら、刷毛塗りのほうが良かったかな…
マストも何回かに分けて真っ黒にしました。1本だけ白い棒があるけれど、これはについて後日書きますネ。
慌ただしい週末でしたが、盛大に誕生日パーティーをしてもらいました。今回は「チマカフェ」のケーキ。Instagramをやっている人はケーキの全体像を見れるかも。ボクはインスタしていないのでよくわからないのですが、載っているらしいので。
壁に穴を開けたものの、モービルアンテナをベランダにつけているのではいまいちイケてない気がするので、もう少し高い位置にアンテナをつけてみたくなりました。アンテナマストにはDXアンテナ製のリブパイプMZ-350(3.5m・2本継ぎ)、壁面取付金具には同じくDXアンテナ製のMW20Zを買ってみました。
部屋の中に置いたこいつをどう思う? すごく…大きいです。初めて購入するアンテナ関係の資材。家の中で見るそれらはかなり大きく感じます。屋外だと全然大したことはないと思うけど。25.4mm径のリブ付パイプはちょっと華奢な感じがするものの、リブのおかげでしなやかだけど剛性はある気がします。
さっそくベランダに取り付けてみます。鉄の柵にドリルで穴を開け、M8のタップを立てて手持ちのボルトで留めてみました。柵の鉄板厚さはたいしたことないのでこのままでは不安ですが、それでもしっかりと止まってくれています。
アンテナマストを2本継ぎしていない状態で差してみました。屋根との干渉は大丈夫かな。
屋根との位置関係はこんな感じ。
ぎりぎりのところを通っています。壁に穴を開けたときと同じくらい勘が冴えているぞっ。この場所で屋根の部材とも固定できそうです。
取り急ぎ窓を少し開けて、ケーブルを通して受信できるかどうか試していたのですが、ユミコちゃんから「カメムシが入ってくる気がする」とクレームがありました。たしかによくカメムシが入ってきて、部屋中に芳醇なアロマをまきちらすことがあるのでこの指摘は納得できます。
となると、壁に穴を開けるしかないでしょう。
窓枠の斜め上あたりをコンコンとたたいて柱があるかどうかを確認し、たぶん大丈夫だろうなーという場所にエイヤーとドリルで穴を開けてみました。意外なことにこの部屋だけ石膏ボードではなくてコンパネくらいの厚さのラワンベニヤ板でした。いくつかドリルで穴をあけて、大きな穴にしてみました。
すぐ右側には柱があり、コンコン大作戦はうまくいったようです。断熱材を掻き分けてみると…
板と板の隙間から外壁のモルタルが見えるところがあります。ここがいちばん壁が薄いし、建物の強度にも影響せずに穴を開けられそう。いい勘してる自分をほめてあげたい。
完成後のイメージを把握しておくために、フェイスプレートの枠を両面テープで貼り付けてみます。こういう部分の処理は丁寧にしないと、いかにも「無線やるために工事しました」感があるとイヤなのです。
それでは、コンクリート用のドリル刃に替えて、バリバリっとやってしまいます。スカーレットニードル!!
もう12月かぁ。無線業務日誌のPHPスクリプトをしばらく作っていましたが、次はQSLカードのデザインを考えつつ、実際に電波を飛ばす準備をしていきます。とはいうものの、そんなにお金はないので、あるもので何とかしたいのですが…
初めて買った無線機は、このKENWOOD TH-K48。デザインに惚れたというのがいちばんの理由かな。最近のハンディ機よりもずっと曲線がきれいで、質感も高い。残念ながらこれは使えません。バッテリーから少し液漏れしているのと、たしか電波が飛ばなかったような気がします。けど、捨てられない。
こいつ…動くぞ!(たぶん)
基本的にはこれ1台でアマチュア無線をしていたと言えるKENWOOD TM-451。430MHzの10W機です。家の中で使うにあたって、電源をどうしようかなと思ったのですが、DC13.8V±15%の電源が必要なことから、パソコン用のアダプタ15.4V 5Aのものが使えそうなのでつないでみました。電源のコネクタ、勢いでもともとついていたコネクタ部分をちょん切ってギボシ端子をはんだ付けしてつないでみたのですが、調べると矢崎CNコネクタ2極用っていうのが適合するんですね。もう少し調べてから作業すればよかった…
たまに画面表示が全部点灯してあらゆる操作を受け付けないという困った症状が出ましたが、数日間電源を入れていたら落ち着いてきたみたい。何とか使えそう! ただしマイクはカールしたコードがボロボロになって捨てた(捨てた記憶はないけど見つからない)ので、買いなおす必要があるようです。
次はアンテナ。15年前までセラに付けていたモービルアンテナですが、取り外してからずっと庭先に転がしていたので使えるかどうかわからない状態。直接雨がかかることはなかったけれど、電波が飛ぶのかどうかはわかりません。自家塗装の赤色がいいでしょ? 白いセラ(純正に白はないので全塗装)に赤いアンテナ、誰のクルマかすぐに特定されます。トレノの時代から使っているからこれも25年モノかな。
さて、これに足りないパーツを買い足してみました。
まずは同軸ケーブルと基台のセット。基台はステンレスではないので、たぶんすぐに錆が出てくると思うけれどクルマで使わないのでOKとしました。マイクは純正品そっくりの格安品。KENWOODのロゴまで入っていますが、純正品に刻まれていたMADE IN JAPANの文字はありません。使えればヨシとします。
とりあえずつないでみました。強い電波なら受信できます。PTTを押すとシグナルのメーターが反応しましたが、ちゃんと電波が出ているのかどうかは測定器がないのでわかりません。いきなりCQっていうのもちょっとアレだし。
なんとかハードウェア的に「無線やってます」状態になることができましたー。しかしアンテナを室内に転がしていてもちっともおもしろくないので、家の外にアンテナを出す方法を検討してみましょう。