久々にモリアオガエルが現れた。

2021年09月13日 12時00分 正午の月齢:6.5  月名:七日月  潮汐:小潮 月齢:6.5[七日月] 潮汐:小潮
4年前に投稿 | 分類無用 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

数年に1度くらいわが家にモリアオガエルが遊びに来るのですが、今回は2階のベランダで発見しました。アマガエルはほぼ毎日、庭先か裏庭にいるんだけどねー。

モリアオガエル

体長は60mmくらいかな。アマガエルしか見たことがない人はびっくりする大きさかもしれないけど、前回見たのは80mmを超えていたのでむしろ小柄に見えます。ガやコオロギやウンカなどいろいろな虫が窓に集まっているので、好きなだけ食べてください。

どうやって2階から降りるのか、見てみたいわー。

京阪80形82号について、元保存団体のトップとして思うこと。

2021年09月11日 12時00分 正午の月齢:4.5  月名:五日月  潮汐:中潮 月齢:4.5[五日月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | 鉄道全般 | 10件のコメント

5分ぐらいで読めます。

2021年9月8日、朝日新聞(滋賀版)に掲載されました。いや、顔写真撮るんだってわかってたらもう少し小綺麗にして取材受けたのに! 髪の毛ボサボサだしヒゲは剃ってないし、なんちゅう姿を世の中にさらしてしまったんだろ。

さて、この記事を目にした人の中には熱心に協力を申し出てくれている方も思いのほかおられたので、順次連絡を取っていきたいとは思っているんですけれど、少し時間をくださいませ。

で、せっかくの機会なので現状を紹介するとともに、エピソードのひとつでも書いてみようかなと思い立ったわけです。本当はながーく書いてもいいんだけど、あまりここで書いちゃうとリアルで会ったときに喋るネタがなくなるというセコい考えから出し惜しみすることにしました。

まずは画像たち。とくにコメントをつけないので、画像から現状を見てやってください。まずは外側。

北側から撮影

西側から撮影

北東側から撮影

北北西側から撮影

南南西から撮影

東側ドア

西側ドア

側面の塗装剥離

南東から撮影

とくに東側(錦織車庫に留置しているときは西側だった)の塗装の剥離が重傷で、日光が当たり続けるとこうなるんですね。

いちど京阪さんが全塗装しなおしてくれたのですが数年でこのザマです。いったん錆びた鉄板は、下地処理が難しいのかもしれません。サンドブラストで錆を落として、錆止め塗って、パテ塗って、パテ研いで、色を合わせて上塗りして…これを塗りなおすのはとても大変なことは想像できます。

唯一の救いは、だいたいが手の届く範囲であること。もし電気を引くことができたら、ラストアレスターを導入してみたい(鉄道車両に効くのかはわからないけど)。塀の前に電柱があり、電気の引き込みはできるはず。

車内はこのようになっていました。

室内肩

座席のシミ

座席のカビ?

モケットの腐食

窓のクモの巣

運転台

床

虫の死骸等はほとんどありません。虫にとっても過酷すぎて生きていくのは困難でしょう。エサも何もないしね。2段式窓は隙間が大きく、雨水が入って座席のあちこちを傷めつけていました。

この地を終の棲家に選んだ、妹尾友希子。

京阪の錦織車庫から追い出され(永続的な保管場所がなかなか見つからず長年にわたり錦織車庫に留置させてもらったことには本当に感謝していますが)、この地に来たとき、所有者(移動直前に彼女に所有権を譲渡した)の妹尾友希子はいろいろな構想を描いていました。

  • 電気・水道・通信回線を整備し、小屋を作ってトイレも作り、管理人を常駐させたい(または公開時のみ管理人を置きたい)。
  • ライブカメラで四季折々の姿を配信したい(防犯もかねて)。
  • 直射日光は良くないので、屋根を作って車両を覆いたい。けどあまり低いとせっかくのロケーションが生きないので、できるだけ高く作りたい。
  • 「煤、別にここに住んでくれてもいいよ。通勤できるんなら。」と言ってくれた。

そんな構想を何ひとつカタチにしないままに、彼女は突然この世を去りました。

もうひとり、黒田一樹。

「乗らずに死ねるか!」「すごいぞ! 私鉄王国・関西」等の著書を残し、凄腕の実業家であり、語学と美術の知識に長け、最初期メンバーとして2人で京阪の事務所に乗り込んでいった戦友。彼もまた病魔に侵され、彼女の死から1年も経たないうちに、この世を去りました。キザでインテリで上から目線で自信家で標準語で、「あーコイツにはかなわないな、いろんな意味で。」と、ふだんめったに抱くことのない感情にさせてくれた奴でした。そんな彼の見舞いに東京に行ったとき最後に彼から聞いた言葉は「あー死にたくないなー」だった。それから2週間後…

NPOの理事3人のうち、この2人が死んじゃったらもうムリだよ。しかも2人とも(自分を含めたら3人とも)40代。どういうことよ? 次はもしかして自分の番?!

そんないきさつがあり、NPOの要件を満たさなくなったので滋賀県に法人格を取り消してもらいました。解散ではありません。だって解散の決議ができないもん。

それが再び着目される日がくるとは…

おかげさまで多くの反響があり、本当に嬉しいなと思います。が、鉄道車両を保存するのはクルマや鉄道模型とはまるで違う。そのことを思い知らされたのも事実です。誤解を恐れずに書くと、優先度は

  1. 財力。お金はとにかく何をするにも必要です。結局お金なんです。でもお金だけじゃないのも事実。
  2. 時間。今住んでいるところからクルマで片道2時間、そんなに頻繁に通えません。滋賀県民なら克服できるかも。
  3. 情熱。個人的には、動態保存車や現役の車両は生き物だと思っていますが、動かない鉄道車両は死体です。死体だから放っておくとどんどん腐っていきます。

「もういちどNPO作って盛り上げよう。俺が理事長になるぞ。」「株式会社にして何か商売できたら。宿泊できるようにしちゃおう。」など、いろいろな考えが集まったら、もしかしたら新たな時代が来るかもしれません。

おまけ。

  • 実は、現役時代の80形に乗ったことがないのだ。もちろん見たことは何度もあるけれど、蹴上などの途中駅に行くことがなかったので、「変な色の電車」くらいにしか思っていなかった。
  • 実は、特定非営利活動法人「京津文化フォーラム82」という名前がそんなに好きではない。黒田一樹のほぼ独断で決まったけれど、「なんか…ダサくない?」と思った(思っている)。ゴメン、地獄に行ったら土下座して謝るから待ってて。
  • 実は、いまだに駅名を全部言えない。半分も言えない。覚えられない。ついでにこの件に関わったたくさんの人の名前も顔も覚えられない。もちろん瞬間的には覚えているんだけど記憶が続かないのだ。強烈に脳細胞に焼き付いた人以外はすべて消去されていく。困ったもんだ。

それから…先日保存場所を訪れるために下調べしておこうと思ったけれど、その場所をすっかり忘れていて、クルマ乗り換えたからナビにも登録されていない。Google Mapで2時間ほど探しまくった。ホント焦ったわー。思っていた場所とは全然違う場所だったよ。危なかったー。

ダイワ ファントム ST-15のベアリングをボールベアリングにしてみた。

2021年09月10日 12時00分 正午の月齢:3.5  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.5[黄昏月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | できるかな | 1件のコメント

2分ぐらいで読めます。

ミリオネア ST-25ACに続いて、ファントム ST-15のベアリングをボールベアリングにしてみます。そのためにベアリングを4個買ったんだからね。

daiwa phantom st15

別にファントム ST-15はハンドルが重いっていう感じはしないけれど、こういうのはノリや勢いでやってしまうものですよね。

手順としてはミリオネア ST-25ACとほとんど同じなんですが、1つだけ苦戦したところがありました。

さっそく手順を追ってみましょう。

まずは手で回せるネジ2か所を回して、分解します。ミリオネア ST-25ACとは違い、フレームはハンドル側ではなく左のパネルのほうにくっついた状態です。

分解する

ハンドル側のカーボンベアリング。これはすぐに取り出せます。

ハンドル側

ところが逆側のベアリング。これが全然取り出せないんですよ。バネを外したあと、針やピンセットでほじくっても出そうで出てこない。ここが苦労したポイント。もう半泣きでした。

パネル側

結局、スプールの軸に小さめの両面テープをつけて「おりゃっ」とカーボンベアリングに押し付け、スプールを抜くとベアリングがくっついてきてくれました。ふー。

スプール

カーボンベアリングを抜くのは泣かされたけど、ボールベアリングを入れるのは全然苦労なく順調に作業は進みました。

パネル側交換後

クラッチを切ってスプールを動かしてみると、期待どおりツルツル動いてくれます。

クラッチオフ

というわけで、リール2台のカスタマイズは無事に終わりましたー。

ミリオネアとファントム

今年こそは、使う機会がありますように。

ダイワ ミリオネア ST-25ACのベアリングをボールベアリングにしてみた。

2021年09月08日 12時00分 正午の月齢:1.5  月名:二日月  潮汐:大潮 月齢:1.5[二日月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2021年10月14日)
4年前に投稿 | できるかな | 1件のコメント

3分ぐらいで読めます。

35年前ほどから使っている、ダイワ ミリオネア ST-25AC。今回はベアリングをボールベアリングにしてみようっていうハナシです。

daiwa millionaire st25ac

このリールはカーボンベアリングでスプールを支えています。カーボンベアリングというとかっこよく聞こえるけれど全然たいしたものでなくて、樹脂製の平軸受けです。汚れや油を吸ったせいかどうもここ数年スプールの動きがものすごく重く、掃除しても一時的にしか改善されませんでした。筒状に丸めた紙やすりでベアリング内側を磨いてムリヤリ滑りを良くしたけれど、もっとこうなんていうか根本的に解決したい…

となったら、ボールベアリングにするしかないですよね。

そんなことはずっと前からわかっていたのですが、交換を躊躇していた理由として「海で使ったりするわけだから、錆に強いメーカーの専用品を使うべき。」「ボールベアリングを採用している上位機種の部品を入手して流用したいけど、古いリールなので交換用部品の番号がわからない。」って感じかな。

そんなモヤモヤを吹っ飛ばしてくれたのが「・・・ごみ竿ですが 何か?」という関西在住現役ナースの異色釣りブログ。「既存のベアリングのサイズを測って、汎用品を買うだけ。」みたいな身も蓋もないアドバイスをもらったので、さっそくベアリングのサイズを測りました。外径9mm・内径5mm・厚さ3mmっていうのがこのリールのカーボンベアリングのサイズ。

Amazonでちょうどいいのが見つかりました。「ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-950ZZ 内径5mm×外径9mm×幅3mm」です。ステンレスっていう文字が錆に強い感じがするし、そのわりに1個210円と安かったのでとりあえず4個購入です。

それでは、交換してみましょう。

まずは手で回せるネジ2本をゆるめて、左のパネルとスプールをばらばらにします。遠心ブレーキのブロックをなくさないようにしないと。

分解する

6角形のバネで押さえられている中のブッシュみたいなパーツがカーボンベアリング。

カーボンベアリング

バネを外し、ベアリングを摘出します。

バネを外す

ハンドル側も同様に、バネを外してベアリングを取り出します。フレームがあるからちょっとやりにくい。

ハンドル側

バネは絶っっっ対になくさないように、ちゃんと保管しましょう。

摘出完了

取り出したカーボンベアリングをスプールにはめると…キツキツです。まぁここはきつくても、ベアリングと本体側の摩擦が少なければいいんだけど、そこもスムーズじゃないから回転が重いんですね、たぶん。

スプールにカーボンベアリング

これが今から使うベアリング。

ボールベアリング

それではボールベアリングを入れます。

ボールベアリングを入れる

ハンドル側にも入れます。

ハンドル側にボールベアリングを入れる

バネをはめて固定したら作業完了。ちなみにベアリングを比較するとこんな感じ。この銀色の中にはつぶつぶがいっぱい入っているはず。今回は砂とか入りにくそうなボールがむき出しでないタイプのベアリングにしましたが、これでよかったのかなー。

ベアリングの比較

交換後の効果ですが、ハンドルの回転はもちろん軽くなったのですがそれ以上に…

クラッチオフ状態

クラッチを切った状態で、親指でスプールを動かすともうとにかくツルツルぬるぬる動くんです。ベアリング替えたばかりだから当たり前っていえば当たり前なんだけど、めっちゃ気持ちい。今までの感覚で操作すると盛大にバックラッシュフェスティバルが開催されそうです。遠心ブレーキの強化も考えたほうがいいかな。

MICROACE EF65-1012初期型JR貨物更新機をKATOカプラーに改造した。

2021年09月06日 12時00分 正午の月齢:28.9  月名:二十九日月  潮汐:大潮 月齢:28.9[二十九日月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2021年10月15日)
4年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

3分ぐらいで読めます。

ずっと放置していた、マイクロエース A1782 EF65-1012初期型JR貨物更新機。細かい造形の作りこみが際立つシロモノ。逆に手すり等のパーツが大げさすぎるかもしれないけど。

A1782

放置していた理由はこの製品のクセがすごいからなのですが、そのクセとは…

ダミーカプラー アーノルトカプラー

「連結できないダミーカプラー」か「(関節の位置そこ?!って言いたくなる)ブサイクを極めたアーノルトカプラー」しか選択肢がないっていうところなのです。わが所有車両はすべてKATOカプラーにしているので、どちらにせよこのままでは単機で走らせるくらいしか楽しみようがない。

そんなわけで、ようやくその気になったので、カプラーの改造をしてみます。

いつもどおり先人の知恵を拝借したいところですが、なにしろ古い情報しかなくて。

んー、工法から考える必要があるみたい。

カプラーが首を振る必要があるので、使うとすれば「EF66ナックル」か「かもめナックル」の穴に軸を通す構造にしなければなりません。まずは既存のカプラーの高さを確認します。

TR23

TR23で、アーノルトカプラーの高さを確認しました。シキ1000に替えてみます。

シキ1000

少し高めのほうがいいかな。次はカプラー同士の形の確認。

カプラー比較

付け根基準で考えると、かもめナックルはかなり高い位置にカプラーが来るような気がします。EF66ナックルだったらちょうどいいかなーということでEF66ナックルを使って作業をすすめます。

EF66ナックル

このままではスカートの中に収めるのは難しそう。っていうか絶対入らない。

スカートとの現物合わせ

瞬間接着剤でカプラーの根元部分を分解しないように固めたあと、カプラーの周りをできる限り削り落としてみます。

カプラーの根元を削る

次にスカートの穴を拡張しましょう。カッターナイフでコリコリコリコリ…これくらいでいいかな。

穴の拡張

ためしにカプラーを差し込んでみて高さ合わせ。

高さ合わせ

おっ、いいんじゃない。では軸を加工しましょう。まずはスカートの上下に0.5mmのピンバイスで穴をあけます。場所はこのあたり。

穴あけ

0.5mm真鍮線でカプラーの穴を貫きます。余分な真鍮線をカットしたらできあがり。

軸をつける

うんうんピッタリですね。カプラーの穴と真鍮線の隙間が大きいので、無連結だったり連結していてもテンションがかかっていないときはカプラーが少し下を向くのですが、牽引してテンションがかかると大丈夫です。

高さ確認

ためしにいろいろな車両をつないで走らせてみました。C280でS字を組んでみたのですが、ボギー車は問題なく通過できたけれど、2軸貨車は必ず脱線します。めちゃめちゃ重くしたら踏ん張ってくれるかもしれないけれどそれもどうかと思うし…

試運転

逆エンドも同様の加工をするのですが、どうやらEF66ナックルは先ほど使ったのが最後のモノだったみたいなので、こちらにはかもめナックルを使ってみます。かもめナックルのほうが削る量が少なくてラクちん。

かもめナックル

同様に真鍮線を突き刺します。キュピーン、ブチュ。

真鍮線を刺す

高さを確認してみましょう。EF66ナックルよりは高い位置だけど、全然問題ないですね。連結する車両によってはこれくらいのほうがいいかもしれません。

高さ確認

相変わらず2軸貨車&S字曲線の通過はできませんでしたが、ボギー車を牽引できるだけで上出来ですネ。これでいろいろと運用の幅が広がりますよ。

毒タキ牽引

毒タキを牽引させてみました。この車両も軽いのですが、かもめナックル側で牽引するとカーブに差し掛かったところで脱線するようです。連結相手ごとに、どちらの連結器がいいかっていう相性がありそうな気がします。

腕時計の修理をしたら思いのほか費用がかかった。

2021年09月01日 12時00分 正午の月齢:23.9  月名:真夜中の月  潮汐:小潮 月齢:23.9[真夜中の月] 潮汐:小潮
4年前に投稿 | 分類無用 | コメントはありません

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セイコー スピリット7B22-0AD0っていう時計をもう何年使っているかな。電波・ソーラー・チタン・防水。致命的な故障をしない限り、ずっと使えるスペックなんですよねー。

SEIKO SPIRIT 7B22-0AD0

数か月前にベルトのピンがぱらぱらと何本か抜け落ちてベルトが切れて、時計屋に預けてピン交換の修理をしたんだけどまたベルトが切れて(同じ箇所かどうかは不明)、そのときにベルトのコマも1個どこかにいってしまって、もういつどこが切れるかわからない状態なのでしっかり直してもらおうということでメーカーに送ってもらって全部のピンを点検し摩耗していたらすべて交換してもらうことにしました。

2週間ほどで連絡が来ました。

ピン19本交換。…19本かぁ。想定を超えてきたゾ。

しかしまぁ腕時計という精密機械が、身に着けているときにいきなり分解して地面に叩きつけられる姿はもう見たくない(もう2回見てしまった)ので、すぐにOKしました。

9000円くらいかかったけれど、まぁヨシとしましょう。ベルトのコマが1個少ないままだけど、今までブカブカで身に着けていたので逆に手首にフィットする感じになってこれはこれで悪くない感触なのでした。

腕時計なんて1000円~3000円くらいでもデザインも良くて使えるものがたくさんあるので、その価格帯のものを買って壊れたら買い替えるっていう運用もアリだとは思うけれど、やっぱりお気に入りの道具をずっと使い続けるほうが性分に合っているみたい。

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