次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その49)・レールの研磨

2013年09月10日 18時00分 正午の月齢:5.0  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.0[六日月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

ひとまず架線柱を外して、今日はバラストの塗装の際にレール踏面に付いた塗料を研磨して落とします。

よく「紙やすりで磨いてはダメ」なんてことが書かれていたりするのですが、さすがに塗料が付いていたり、長年放置していて酸化したレールは物理的に磨かないとどうしようもありません。それに、TOMIXのレールの断面は、ほんの少しですが中央部分がへこんでいて、大げさに言えば凹のようになっています。で、そこに塗料が入り込むわけですね。そんなわけで、踏面を平滑にしておきましょう。

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手順はシンプルで、

  1. 耐水ペーパー#400で、表面の酸化皮膜や塗料を落としながら平滑になるまで研磨。
  2. 耐水ペーパー#800で仕上げ研磨。荒目が残らないように。
  3. ごく薄く、接点復活剤を塗布し、拭き上げ。

という感じ。接点復活剤を塗るのは再汚損防止が目的です。中には#2000で鏡面仕上げにする人がいるようですが、そこまでするほどではないんじゃないかな。あと、レールのつなぎ目部分はどうしても取りきれない汚れがありますが、レールクリーナーで手入れをしていたらそのうち取れてくれると信じましょう。

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ところで、本当に鏡面仕上げにしてしまうと接点復活剤が皮膜を張れない気がするんですよね。そういう点でも#800の耐水ペーパーはちょうどいいと勝手に思い込んでいます。ちょうどエンジンのシリンダーをホーニング加工したときに鏡面仕上げにせず、クロスハッチを刻む感じ…なんて書いてもクルマに興味がない人にはかえってわかりづらいかも知れませんケド。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その48)・新工法で架線柱の短縮

2013年09月07日 18時00分 正午の月齢:2.0  月名:三日月  潮汐:中潮 月齢:2.0[三日月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

以前、「次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その41)・架線柱の高さ」で、KATOとTOMIXの道床の高さの違いを考慮しても、あまりにも架線とパンタグラフが離れている状態だと書いたのですが、これを解決する新工法を試してみます。

今まではTOMIXの架線柱を永久固定していたのですが、今回KATOのを使うのを機会に、取り外しが簡単にできるようにします。

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最初に考えた工法が、「オリジナルの土台の角穴に、差し込み部分をちょん切った架線柱を接着剤固定」する方法。架線柱に対して土台の穴が大きすぎるので、あまりにも不安定すぎてボツ。

次に「オリジナルの土台の角穴をφ3mmに拡張し、プラパイプ(外径3mm・内径2mm)を埋め込み、差し込み部分をちょん切った架線柱を差し込んで固定」する方法。

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プラパイプの内径が規格以上に大きくて、2.3~2.5mmくらいあるので、穴がガバガバ。マスキングテープでも巻きつけて調整しようかと考えましたが、抜き差しするたびに劣化しそうなのでボツ。

どうせなら、元々の土台と差し込み部分を生かしたいと考えて、新工法に挑戦してみます。

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柱の中間部分の長さを詰めるのですが、材質的に接着剤は使えないので、熱収縮チューブを使ってつなぎます。まずは柱を6mmカット。

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ライターで炙って熱を加え、締めていきます。

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当たり前ですが、土台にはピッタリとはめることができます。

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無事完成しましたー。スカイグレイで塗装したところ、色・ツヤともに違和感なく仕上がりました。

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欠点というほどではないのですが、必ず塗装が必要な点と、チューブの剛性だけで繋がっているので妙な弾力性がある点はどうしようもないのですが、逆に何かに引っ掛けた場合でもいきなり折れることはないでしょう。加工に必要な時間も1本あたり数分で済むので、量産も問題なしですヨ。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その47)・キハ47播但色を乗せてみた

2013年09月04日 18時00分 正午の月齢:28.6  月名:二十九日月  潮汐:大潮 月齢:28.6[二十九日月] 潮汐:大潮
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1分ぐらいで読めます。

バラストやレールといった地味な作業ばかりだったので、気分転換にキハ47(JR西日本更新車・播但線)を乗せてみましたー。

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あらま、なんかカワイイ。

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そう言えば、長いこと気動車に乗っていないなぁ。いや、大阪→姫路で「はまかぜ」使ったか。

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ピントがかなり奥で合ってしまいました…

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今回の記事は中身ありません。写真だけですー。

最終的には架線柱を建てるので、架線柱のない非電化な雰囲気は今でしか味わえません。非電化レイアウトも魅力的なんですけど、電車・電気機関車を走らせられないし。いや模型ですから走ることは走りますが、架線柱がないのに電車を走らせるのがキライなんです。架線を張るのは無理だとしても、せめて架線柱がないとネ。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その46)・レールの塗装

2013年09月02日 18時00分 正午の月齢:26.6  月名:二十七日月  潮汐:中潮 月齢:26.6[二十七日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2013年09月03日)
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バラストの塗装が終わったので、レールを塗装します。レールを塗ると、すっごく効果があるんですよね。使ったのはエナメルのフラットブラウン。

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結局フラットブラウンを筆にたっぷり付けて塗っていき、最後に踏面の塗料を落とすので、わざわざレールをマスキングしてバラストを塗装する必要はなかったのかもしれませんが、レールにスプレー塗料の厚い皮膜ができなかったということでヨシとしましょう。

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バラストの表情をもう少し出したいので、デザートイエローを薄めて局部を汚す予定。いやまぁ、このままでもいいって言えばいいんですけど。

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ポイントには油の染みっぽく薄めたフラットブラックを。

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クロッシングのあたりはもう少し丁寧に余分な塗料を落としておかないと、走行に影響が出るかも。

それでは、塗装前と比べてみましょう。

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ほら、こんなに本物っぽくなりましたー。

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手間はとてもかかるのですが、もうレールの塗装なしなんて考えられませんっ!!

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全体がかなり落ち着きましたー。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その45)・バラストの塗装

2013年08月30日 18時00分 正午の月齢:23.6  月名:真夜中の月  潮汐:小潮 月齢:23.6[真夜中の月] 潮汐:小潮
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1分ぐらいで読めます。

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バラスト塗装の第1段階が終わりました。いつものようにグレーで元のバラストの色のテカりを押さえ、タンで端の盛り上がり部分に変化を付け、ウッドブラウンで軌道中心に色を入れ、レッドブラウンで局部的に変化を付けていきます。すべてカラースプレー仕上げ。

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複雑なポイント周辺は、鉄粉が多そうな場所なのでレッドブラウンを多い目に。

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レール側面を塗れば、もう少し引き締まった色になると思います。

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あまり茶色すぎるのもどうかと思う反面、綺麗過ぎるのもいやなので、そのあたりの加減が難しいっ!

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油槽所の辺りは、あまり茶色が主張し過ぎないようにしたつもりですが、これでも濃いかな…

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減速する駅の部分やポイントのクロッシング部分は濃い目に。

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引き込み線の終端部分はあまり濃くしていませんが、草ボーボーにする予定なのです。

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さてさて、次はレールの側面と枕木のレール締結部分に色を入れていきます。スプレーで塗り残した部分も。

  • ジオラマ製作応援隊 バラストウェザリング塗装・バラスト固着方法・レールウェザリング編

バラストを撒く前に、↑のサイトを知っていたら、もう少しいい表現ができたかも。先に色を付けてから撒くなんて考えもしなかったヨ。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その44)・バラストの塗装

2013年08月29日 18時00分 正午の月齢:22.6  月名:弓張月(下弦)  潮汐:小潮 月齢:22.6[弓張月(下弦)] 潮汐:小潮
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1分ぐらいで読めます。

バラストの塗装に取り掛かるわけですが、電動ポイントの動作確認もできたので、電動ポイントのジョイナーもはんだ付けしてしまいます。修理は完全に不可能になる代わりに、導通性を手に入れることができました。以前にも書いた気がするケド、レールのはんだ付けにはステンレス用のフラックスを使ってください。電子部品用のフラックスでは役に立ちません。レールがはんだを弾きます。

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と同時に、ポイントのデリケートゾーンをマスキング。複雑な部分も丁寧に仕上げます。これで塗料が多くても安心。

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また、細く切ったマスキングテープですべてのレール踏面を覆います。塗装後に磨き出せば済むことなのですが、今回は新たな工法を試したくて。

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駅もすっぽりと覆ってしまいます。ついにスプレーでバラストに色をつけますっ!!

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