文化展用合同レイアウト2011・開催の様子。
2011年01月23日 23時44分 月齢:19.1[更待月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2011年01月27日)
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ぎりぎり間に合った文化展。搬入日と開催初日は見ることができず、開催2日目にようやく自分の作品の展示を拝むことができましたー。
設営業者泣かせの最大・最長の展示作品。全長9000mmはさすがに存在感があります。10人の作品の集合体なのですが、半分程度がボクの作品というのも実にいやらしいものです。次回は…コンパクトに済ませますので。
8の字モジュールの走行風景。ある特定の車種が特定の方向で走る場合に脱線が頻発する等のクセが発覚しました。急勾配+急曲線+S字+カントというあまりに過酷な線形なのである程度は覚悟していましたが、そのとおりの結果となりました。該当車種はそんなに多くはないんですケド…。
延長部を加えてフル規格の信号場モジュール。渡り線として、待避線として、自在に操車できる楽しい区間です。開催初日はポイントコントロールボックスの不調で手動切り替えでの対応でしたが、2日目からは不具合を修理して完全電動ポイントとして操作できました。有効長もそれなりにあるので、お気に入りの車両を留置しておいてニヤニヤと眺めるという間違った使い方にも柔軟に対応できます。
大活躍の首振り機能搭載カメラカー。「どこにカメラがあるの?」と質問されること多数。2日目の昼頃にTNカプラーのナックルが折れて連結走行不能になりましたが、カメラ側のボディマウントTNカプラー(ボンドGクリヤーで接着していた)をはがして連結器部分を取り出し、動力車連結側のボディマウントTNカプラーもはがして、その部分を移植。1時間程度の緊急手術でなんとか回復させることができました。
kwtk嬢の作品は「となりのトトロ」をテーマに作られています。鉄道マニアには想像もつかない表現技法ですが、子供に大変人気がありました。さらに鉄道模型未経験者とは思えないほど樹木やカラーパウダーの使い方が綺麗で、センスのよさが感じられます。
亀師匠の余部橋梁は完成度が高すぎて、1からの手作りであることを説明しないと既製品だと思われることが多数ありました。プラ板だけで組み上げられたトレッスル構造体は鮮やかな緋色で塗装され、存在感を示しています。奥には新橋梁を配置して複線を実現しています。
枕木もすべて手製。上から見下ろすと吸い込まれるような感覚とともに、この橋梁の高さを感じることができます。
この作品がリアルに余部らしく見える要素のひとつに、ブレース(筋交い)がはしご状になっている点があります。最初はカッターナイフで抜いていたらしいですが、膨大な量を必要とするため作業量とスピードが納期に追いつかず、だからといってここで手を抜くと品質が下がってしまう…ということで、この部品の打ち抜きは業者に外注しました。かなり抜きにくい形状だったらしく、「もう2度とやりたくない仕事」だそうです。かつてその仕事をしていた者として、その気持ちは痛いほどわかります。
亀師匠の技と外注業者の技が融合して完成した余部橋梁は、大変素晴らしい作品に仕上がっています。素晴らしすぎて苦労の跡が見えにくいので前述のように既製品かと思われてしまうというかわいそうな一面も。
しばらくレイアウトを作るのはお休みです。あ、でも建物単体は作るかも。
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- → トレインスコープ TC-9[台車連動首振り改造]第2編成を作る。(その1)
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