Nゲージファインスケール(1/150)の入換信号機を作る。(その1)
2012年10月19日 18時45分 月齢:4.0[五日月] 潮汐:中潮
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「えっ?! 京阪80型をいじる続きじゃないの?」と思わせておいて、まったく別のコトをしてみます。以前から構想していた入換信号機を作ってみることにしました。同様の製品にはもけいや松原のものがありますが、どうも大きさが大きすぎるみたいだし、太い光ファイバーが気になります。寸法は徹底的にNゲージのファインスケール(1/150)を目指し、進行と停止をLEDで切り替え表示できるようにします。それでは、早速試してみます。うまくできるかな?
1006サイズのLEDは頭のフケ程度の大きさのためとても素手では扱えません。ピンセットや針を使って操作し、作業はすべて顕微鏡下で行います。
寸法を割り出すために参考にした資料はこちら。いずれもPDFで開きます。
これらの資料をもとに図面を起こしました。
図面の上に両面テープをりつけ、LEDを乗せ、位置を調整します。支柱とカソードを兼ねて、0.5mm真鍮線を中心に置きます。左端に写っているペンチのような工具はピンセットです。うう、小さい…
集中力を高めて、カソードをはんだ付け。顕微鏡の視野に見えるはんだごての先が巨大すぎて奇妙でした。
両面テープからはがし、アノードを付けていきます。0.26mmポリウレタン線しかないので、それを使いますが、太い。もう寸法に対する感覚がおかしくなっていて、0.26mmが太いと感じてしまいます。定規を置いてみましたが、寸法がお分かりいただけるでしょうか。幅約3mm、実物換算450mm程度です。
ポリウレタン線をはんだ付けしてから、端子に負荷がかからないように押さえながらポリウレタン線をおもむろに曲げていったのですが…。なんということでしょう!! 端子がひとつ剥離してしまったではありませんか。0.26mmの線の剛性でさえこの世界では強大な力なのです。最初に線を整形しておくべきでした。試しに通電したら、無事に2個のLEDは光りました。
残念ながら、本日はここまで。3時過ぎているし、朝から仕事だし、これくらいにしておきます。やっぱり0.15mmの線を買おうかな。
さて、今回いきなり顕微鏡下はんだ付けを行った理由ですが、実は実体顕微鏡を入手したときについていた台が本格的な業務用のものでして。
ステージが大きくてしかもスライドするので、大きな対象物を扱うのにとても都合よく、しかも堅牢で頑丈で。ただ大きすぎて邪魔なのと、やたらと重いので、気軽に使うことができませんでした。そんなわけで買ったL-521標準ベース。
これくらいのほうが、いつでもどこでも使えて便利。そんなわけで、入換信号機を作ってみようとなったわけです。両方の台を比較すると…
これほどまでに大きさが違います。大は小を兼ねるなーんて、ウソでーす。
今回は失敗に終わりましたが、決して不可能ではなさそうです。何度か入換信号機の製作に挑戦して、納得いくものを作り上げるぞー。おーっ。
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