パワーパックの中間段トランジスタを強化してみた。(2SD2012へ変更)

2010年09月07日 12時21分 正午の月齢:28.4  月名:二十九日月  潮汐:大潮 月齢:28.4[二十九日月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2019年09月15日)
14年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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先日、電圧計と電流計を付けて完成した、トランジスタパワーパック。もう手を入れるところなんてないのですが、どうしても気になる部分があるので、早速改造してみました。

このパワーパックは、トランジスタを3段ダーリントン接続した、たぶんエミッタフォロワ(コレクタ接地回路)と呼ばれるカタチなのですが、この回路は「入力電圧に従って出力電圧が変化する。」のが特徴ということです。

ということは、最終段2SC3572が12V出力しているときには、ベースにも12Vが掛かっているということだと思います。ベースには100Ωの抵抗が入っているので、0.12Aがベース電流ということになるのでしょうか。(実際そんなに流れないのかも知れないですけど、よくわかっていません。)仮に0.12Aとして12Vだと1.44Wになるので、中間段2SC2120は1.44Wを吐き出すことになります。でも2SC2120のデータシートを見ると、最大コレクタ損失(PC)は600mWになっています。

当初の回路で問題ないように設計されているとは思うのですが、なにぶん基本的な知識が乏しいのでつい不安になってしまいました。実際2SC2120が燃えるということはないんですけど。

というわけで、2SC2120を別のトランジスタで置き換えて、自分自身が納得するようにしてみます。

中間段2SC2120

セメント抵抗の横に佇む2SC2120を置き換えます。代わりのトランジスタには、直流電流増幅率(hFE)が同等で耐電力が大きな2SD2012を選択しました。高周波を流すわけではないので2SDでいけます。

2SD2012

今の場所にこの2SD2012を取り付けるのは無理なので、ケーブルを引き出します。

元の足を生かす

元の2SC2120の頭だけをちょん切り、足からケーブルを引き出します。

筐体で放熱

ケース筐体で放熱します。

これで安心。過剰性能な気がしないでもないですが、次回文化展で8時間連続運転を毎日することを考慮すれば、これくらいでちょうどいいのかも知れません。

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