鉄道模型パワーパックの自作(その2)・回路試作
2010年06月27日 06時35分 月齢:15.0[満月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2019年09月15日)
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さて、日本橋のシリコンハウスで買った部品で、実際に回路を組んでみます。
まずは、トランジスタの端子の順番に気をつけましょう。2SC3572だけエミッタとベースが逆です。
抵抗は、
- 100Ω(茶黒茶金)
- 1kΩ(茶黒赤金)
- 100kΩ(茶黒黄金)
を使います。1/4Wでいいと思うのですが、このあたりは自信がないです。
トランジスタの足とか、抵抗のカラーコードとか、ボンヤリとは覚えているものの、非常に怪しかったです。20年近くこんな作業してなかったので…
なんか部品の配置もスマートではないですが、どうにか完成しました。間違って組んだところは、10kΩ可変抵抗の右と左の端子の接続程度でした。
よく見ると2SC2120が曲がっていますが、これは基板を裏向けて導通チェックをぐりぐりとやっているときにたまたま捻挫しただけです。ラジオペンチできゅっきゅっと直して問題ナシ。
現段階では動作の検証だけなので、パワートランジスタはこのように放熱板を適当に付けてぶら下げています。
回路全体はこんな感じ。主電源スイッチもパイロットランプもない、実に色気のない回路でございます。それでは、動かしてみます。
ノーマルモード(可変抵抗を手で回して電圧を変える)では、ツマミをまわすことによって電圧上昇。最大で13V程度出力。ちょっと高いかなー。加減速モード(ロータリースイッチによる制御)では、最大で12V程度。ほぼ狙い通り。この差はどうやらダイオードを通るか通らないかによる0.7Vの電圧降下の分と考えられます。
加減速モードの電圧の変動を検証してみます。加速度可変抵抗、減速度可変抵抗ともに一番絞っても案外電圧の変化が早い! 客車列車のじんわりとした加速を実現するためには、100μFの電解コンデンサをもう少し大きなものにしたほうが良いようです。可変抵抗を200kΩにしてみようと考えています。
加速段、減速段それぞれ1段ずつしかないですが、それでも加速→惰行→加速→減速などと切り替えると電圧の変化が面白く、停止位置にピッタリ止める楽しみができるパワーパックです。いくつかの固定抵抗値を用意しておいて、加速と減速のロータリースイッチを2つに分けると、2ハンドルタイプも作れそうです。それは今後のネタということにしましょ。
というわけで、回路の試作は終了ですー。
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