以前からヤフーオークションで探していたものの安く落札しようと思っても結局それなりの値段になってしまうので躊躇していたのですが、ちょっと想定外のお金が手に入ったのと、たまたま格安で売られていたことが重なって、TOMIXの「サロンカーなにわ」を購入しました。新品で(←これ重要)。

本当に完成度の高いデザインですね。登場から30年以上経っても色褪せない、古いデザインと新しいデザインがうまく融合した実車の姿を、模型は忠実に再現しています。

もともとは最後尾のダミーカプラー以外はすべてアーノルトカプラーですが、ここは手持ちの車両と合わせるために連結器を交換することとします。
機関車と連結する車両については、KATOカプラーとナハフ11かもめナックルカプラーの両方を試してみました。

見た目はナックルカプラーに劣りますが、安定した連結性能のKATOカプラー。

見た目も秀逸なナハフ11かもめナックルカプラー。
結局、いろいろな機関車と連結する際の高さのマッチングから、KATOカプラーにしています。

最後尾はダミーカプラーのままにしています。
中間車両はKATOカプラーN JPを使います。アーノルトカプラーと比較すると、少し連結間隔も狭くなっていい感じ。


機関車用にヘッドマークも作りました。Illustratorで作ったデータをコピー用紙に印刷し、両面テープを貼って4mmのポンチで抜きます。4.5mmのポンチで0.5mmのプラ板を抜いたものに貼り付ければ出来上がり。いつもどおりのヘッドマーク製作方法です。

あ、この画像はプラ板に貼る前の状態ですけど。
この「サロンカーなにわ」ですが、テールランプのレンズが別パーツになっています。この画像は透明のパーツにクリアレッドを塗ったものです。しかし雑な塗り方ですねー。

最初は「なんでこんなモノが別パーツ?」「別につけなくてもいいんじゃない?」と考えていたのですが、あるとないとでは全然違うことがわかりました。まずはレンズを入れる前の状態から。


遠くから見るとわからないのですが、近くで見るとまるで金魚すくいのポイがあってその奥で赤く光っている感じ。
次はレンズを入れた状態。


レンズ表面まで光が導かれて、レンズから光が出ているように見えます。「レンズを入れて良かったな」という感想なのですが、いやぁ苦労しました。とにかく小さくてつかめないし、穴はきついし。研磨して突っ込んで接着剤で固めようかとも思ったのですが、なんとか面取りをして押し込む感じで取り付けることができました。別パーツじゃないようにはできなかったのかなぁ。

まるで「なにわ専用機」のトワイライトエクスプレス色EF81と組成すると、ベストマッチ。

テールマークの光が盛大に車内に漏れるのがちょっとした課題です。対策をしている人もいるようですがなかなか難しいようですね。車内から導光せず、テールマーク内にチップLEDを仕込んでしまう方法が最も確実かもしれないのですが、現行の構成のままで、LEDへの電流をCRDで制限して「光らせすぎない」というのも案外効果的かもしれません。