複々線レイアウトの電源供給にLANケーブルを使ってみる。(その6)

2024年07月26日 12時00分 正午の月齢:20.5  月名:二十日余の月  潮汐:中潮 月齢:20.5[二十日余の月] 潮汐:中潮
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久々の情景作りがもう楽しくてしょうがなくて、ちょっと脱線するけれど詰所を作りこんでいきましょう。

まずは基礎の色が気に入らなかったので塗りなおしました。この色のほうがセメント感がある…っていうか、前回の色はどう考えてもセメントではなかったよね。

基礎の塗り直し

出入口付近が寂しいので、ランナー引き伸ばし線で雨樋を作りました。ついでに保線詰所のパッケージの裏に印刷されていたエアコンの室外機も使い、配管も表現してみました。

雨樋と室外機

この状態で140mm×150mmに切り出したプラ板の上に配置してみました。コンテナとの位置関係はこれくらいかな。

仮置き

ふと気が付いたのが、建物に1か所ある絶壁部分。ここって普通に考えたらトイレだと思うんです。だったらトイレらしくしないといけませんね。室内はもう手が入れられないので、せめて外観だけでも。

プラ板を重ねて汲み取り口を作り、ランナー引き伸ばし線で臭突を作りました。この時点では未塗装ですがもちろん塗装しますよ。

トイレ外観

線路に面する壁にも少し壁があり、何もないと寂しく思えてきたので、無線のアンテナを作ってつけてみました。亜鉛ドブ漬け感を出すためにフラットアルミを塗ってみたけれど、少し厚塗りになりました…けど全方位がにぎやかになってきてちょっと楽しい。

無線アンテナ

プラ板の上に置いてみると、さっきと全然違う! なんていうか、人の気配がすると思いませんか。トイレの表現はホント大切です。

改めて仮置き

このあと配線やバラスト散布を進めていくのですが、0.5mmプラ板の土台だけではバラストが割れたりしないかちょっと心配。固定式ではなくお座敷レイアウト用だからね。

そんなわけで、金属製の棒(ステンレスか洋白か鉄か材質不明)を貼り付けて剛性を高めることにしました。レールには金属棒を逃がす部分の加工が増えるけれど、ここはしっかり対策しておいたほうがいいですよね。試しにレールを加工して1つ貼り付けてみました。

土台強化

アンテナが長すぎてよく引っかかるので、少し短くして、亜鉛ドブ漬けからFRPのアンテナに表現を変えてみました。灰色系の色ばかりなので、白がいいアクセントになってくれます。

アンテナの修正

部分的にバラストを撒いてみました。ボンド水溶液で固めていく感触は6年ぶりかな。懐かしいな。KATOバラスト ナノ ライトグレーをベースにして、道床部分はKATOバラスト ユニトラックタイプを使っています。

バラストを撒く

うーん、お座敷レイアウトじゃなくて、そこそこ大きな固定式レイアウトを常設したいなー。と、改めて思うのでした。

複々線レイアウトの電源供給にLANケーブルを使ってみる。(その5)

2024年07月24日 12時00分 正午の月齢:18.5  月名:寝待月  潮汐:中潮 月齢:18.5[寝待月] 潮汐:中潮
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LANコネクタはコンテナに擬装できたけれど、さすがにコンテナだけが線路わきにポツンと置かれていると違和感アリアリですよね。コンテナに意味を持たせるためには、何か建物を置かなければ。そんなときは…

テッテレー。グリーンマックスの保線詰所ー。

保線詰所

  • 製品はグレーの成型色(未塗装)
  • 組立完成後のサイズ=長さ40mm×幅30mm×高さ24mm
  • 1960年代以降に建てられたブロック積み仕様の詰所です。
  • 駅のホーム端や、留置線・電留区付近に設置するとリアルです。
  • 物置、待合室、警備室などにも利用できます。
  • パッケージ台紙の裏面には、組立方法、使用方法に加え、付録(標識類・トラ縞模様)が印刷されています。

2棟入りなのに値段が安くて、汎用性に関しては双子座のサガか乙女座のシャカくらい最強レベル。そんなわけで今回もコレのお世話になります。

ただ組んで置くだけではあまりにもアレなので、せめて色くらいは塗らないと。ところが数年ぶりに使うエナメル塗料たちはほとんど瓶の中で固まっていて、何とか溶剤で薄めて使えそうな色をいくつか用意するだけでも時間がかかりました。

塗装する

基礎の色が濃すぎて全然気に入らないけれど、ひとまずこの色で組んでみました。緑のカラーパウダーをパラパラ撒いたりするならこれでもいいかなって、自分自身をムリヤリ納得させます。

組みあがり

イメージ作りのため、レールとともに並べてみましょう。

まずは普通に、線路と平行に並べてみました。

線路と平行に並べる

次に少し斜めにしてみました。

斜めに並べる

うーん、鉄道に付帯する施設は、線路と平行に置いたほうが違和感がないみたいですね。斜めにするとかえってわざとらしいように感じます。まあ、今回はLANケーブルで給電できれば目的は達成するので、建物がどうのこうのっていうのはあまり重要ではないんですけど、そこはホラどうしても妥協できないっていうわけですよ。

阪急の指定席、PRiVACEに乗ってみた。

2024年07月22日 12時00分 正午の月齢:16.5  月名:立待月  潮汐:大潮 月齢:16.5[立待月] 潮汐:大潮
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2024年7月21日から始まった阪急電鉄京都線座席指定サービス「PRiVACE」に、さっそく乗ってみましたー。

プライベース

小さな窓と太い柱が交互に並んでいて、ドアは中央のみ。表記類は金色。よく知っているはずの阪急ではあるけれど阪急ではないような感じ。

外観

車番も金色。金色を使うだけで高級感が高まるなぁ。いやホント金色大好きなんで。

車番

デッキと客室の間に扉はありません。逆に扉がないほうが人が通るたびに扉の開閉音がないから静かだともいえます。車端にデッキがあると扉がなければ音が入り込んでくると思うけれど、車両中央にデッキがあるからこその方法ですね。

デッキ

さっそく着席してみました。はい、ムードが全然違いますー。通勤通学視点なら普通の車両でも十分に高級感があるのが阪急の最大の特徴なんですけど、それをさらにコッテリにしたものと思ってもらえればいいかな。見た目だけでなく、質感が高いのです。

車内全貌

質感の高さがわかる画像を数枚連続で。

座席はバックシェル型ではないのですが、リクライニングすると座布団部分も前に動くので後ろの人に気兼ねなく倒すことができます。また使うかどうかはさておき、読書灯のようなものが付いています。スイッチは肘掛けのところにありました。

背面テーブルはないけれど、肘掛けの中から取り出すテーブルは広げるとそれなりの広さになります。盛大な食事や大きなノートパソコンには前後方向の幅が足りないかもしれないけれど、そうでなければ十分足りるんじゃないかな。

テーブル

阪急ってそんなに遮音性が高くない(特に高音域の音が車内に入ってくる)印象があるのですが、この車内はとても静かで、ふだん見慣れた景色でさえ見え方が変わりました。

PRiVACE

そんなわけで、毎回乗るというわけにはいかないけれど、「絶対に座りたい&乗車する時間帯が確定している」というのであればアリだと思いますよー。

まらしぃ「幻想遊戯演奏会 2024」に行ってきた。

2024年07月21日 12時00分 正午の月齢:15.5  月名:満月  潮汐:大潮 月齢:15.5[満月] 潮汐:大潮
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10日前にキュウソネコカミ「メジャーデビュー10周年記念!! MV曲だけやりますツアー 2014〜2024」に行ったばかりにもかかわらず、2024年7月19日に、まらしぃ「幻想遊戯演奏会 2024」に行ってきました。

東方Projectの楽曲、総数28曲の圧巻的演奏。そして想定以上に軽妙な、まらしぃさんのトーク。セットリストは公開できないのですが、この日の締めは「ネイティブフェイス」でした。初めてお顔も拝見できたっ。

会場

ピアノ1台の生音で、駆け抜けるような2時間でした。例のピンク色のお猿も確認。

お猿

次はボカロ曲を生で聴いてみたいなー。

複々線レイアウトの電源供給にLANケーブルを使ってみる。(その4)

2024年07月19日 12時00分 正午の月齢:13.5  月名:待宵月  潮汐:大潮 月齢:13.5[待宵月] 潮汐:大潮
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次はレール側の加工。LANケーブルからの電流を複々線のレールに「いかにカッコよく供給できるか」に挑みます。…いやそんな大したことはしませんケド。

固定式レイアウトであれば、躊躇なく配線をボードの下に通してやればそれで終わりなのですが、今回はお座敷レイアウトを想定しているのでそれなりの見栄えにしたいなと考えています。そんなわけで当初の構想どおり、RJ45ジャックはコンテナの中に入ってもらうことにします。

まずは端子の配線。はんだ付けしたら、奇数番端子に気休めの熱収縮チューブを。

端子の配線

LANケーブルを自作するときは、いつもB結線(T568B)でやっています。1番ピンから順に「橙白緑白青白茶白」っていうやつです。LANケーブルのB結線って「緑白青白」というふうにのペアが別れるんですよね。先日加工が終わったパワーパック側の配線は、左から順に第1回路とすると、第1回路=橙白、第2回路=青白、第3回路=緑白、第4回路=茶白とそれぞれの色のペアを割り当てています。そのためこっち側もこの段階で「橙白青白緑白茶白」と、コンテナから引き出す前に緑ペアと青ペアを入れ替えておきます。

コンテナを加工してコネクタを引き出す穴をあけ、こてこてにウェザリングして、端子をコンテナにはめ込み、瞬間接着剤で固定しました。ホイミスライムっていうか、色的にベホイミスライムの誕生です。

加工したコンテナ

空間にゆとりのあるパワーパック内部においては問題にならないのですが、狭いコンテナ内部&固い電線でこのペアを揃えて引き出すのはギリギリな感じでした。それぞれのペアがバラバラにならないようにマスキングテープで束ねています。でも情景溶け込み感はかなりありそうですよ。

底面はこんな感じ。実にフラットに、堅牢性高めに仕上がりました。

底面

それではLANケーブルを差してみましょう。

LANケーブルを差す

レイアウトの情景小物とITデバイスのミスマッチ感が面白いですが、カチッと小気味良く差さってくれました。

引き続きレール側の加工を進めていきましょう。

複々線レイアウトの電源供給にLANケーブルを使ってみる。(その3)

2024年07月17日 12時00分 正午の月齢:11.5  月名:十二日月  潮汐:中潮 月齢:11.5[十二日月] 潮汐:中潮
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線路側とパワーパック、どちらを先にやろうかなと思いましたが、線路側のほうが楽しそうなので後回しにして、まずはパワーパックを改造しちゃいます。

ケースをあけて、確認してみると…この隙間しかなさそう。パッと見たところ「そんな大きいの、絶対ムリ。入らないよっ!」てほどでもないけれど、入るかな…

場所探し

おっ、縦置きだと普通に、横置きでもギチギチに押し込めば入りましたよ。手で支えなくても落ちないくらいのキツさで。

端子を仮ハメハメ

パワーパック内の配線は色分けした方がカッコイイかな(どうせ外からは見えないけど)と思って、LANケーブルをほぐしたものを用意してみました。ペアごとに撚りピッチが異なり、茶→橙→青→緑とだんだん撚りが強くなっています。考えた人エライ。

LANケーブルほぐした

この撚りを戻してみたけれど…しかしこれは固い、固すぎる。まるで針金。いやまるでというか、被服の下は単線の銅線なので、正真正銘の被服付き針金。今回は使えません。

まるで針金

いつもの線を使うことにして、ケースを加工していきます。3mm→6mm→8mm→10mmと、少しずつドリルの径を大きくしていき、あとはやすりでギコギコ。

穴あけ

次は端子側の加工。電線をはんだ付けしていきます。ホイミスライムのできあがり。

ホイミスライム

ホイミスライムをケースの内側にはめこみ、2液性のエポキシ接着剤で周囲を固めて接着。表側からは瞬間接着剤を流し込んで化学的に固定してやりました。接着剤が固まったらRCA端子にはんだ付けしていきます。全部が黄色の線だから、慎重に…

端子の取り付け

アルミの粉をエアブローで飛ばして、おかしな配線をしていないかテスターで確認。LANケーブルをほぐしたときの副産物、LANバクテリオファージ(?)を使って、1本1本導通確認していきます。

テスター端子

後付けだからここしか場所がなかったという理由はあるけれど、ユーザーインターフェイス的にはあまりよろしくないですね。電源プラグを差していると、LANケーブルの爪を押しにくい(押せないことはない)のです。まぁそれでもこの1本のLANケーブルで4系統の出力ができるというのはなかなかオシャレな気がしますよ。

UIの課題

自動加減速パワーパックの背面と比較すると、こんなに雰囲気・複雑さが異なります。

男女の股間くらいの差

例えるなら…

自動加減速パワーパックが男の股間、4系統パワーパックが女の股間。いやぁホント下品な例えだと我ながら思う。思うけれど、このゴチャゴチャした端子を見たりいじったりしていると書かずにいられなかったのでした。ホント最低ですネ。

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