10年ぶりに、ふたたび3出力パワーパックの製作。(その4)

2021年10月11日 12時00分 正午の月齢:5.0  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.0[六日月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

それでは内側を作っていきます。ケース加工→スイッチ・計器取り付け→スイッチ配線。今日はここネ。

出力された電流が、電圧計→電流計→方向スイッチ→出力端子の順に通るようにしていくわけですが、なにしろ3系統の出力があるのでかなりケーブルがもじゃもじゃになります。それに加えて、電源端子→電源スイッチ→パイロットランプというルートも共存し、さらに速度調整用ボリュームからも2本引っ張るので基板がちゃんとケースに収まるのか…前回はうまくいったから大丈夫だと思うけど、心配だなー。

とにかくやってみよう。まずは電流計の-端子からの+出力を3系統に分配する配線。

+出力

続いて-出力の配線。

-出力

そしてその他を順番にもうぐっちゃぐちゃに見えるけれど設計どおりに1本ずつつないでいきます。1台目は試行錯誤しながらだったので4時間くらいかかったけれど、2台目は2時間くらいでできました。

配線終了

さて、電源ONにしたときに光るパイロットランプですが、いつもだいたい1kΩの抵抗を入れています。今回もはじめ1kΩを入れました。ところが光らせてみると…

パイロットランプOFF

目が、目がぁ~! まぶしすぎ。こんなに煌々と光るなんてパイロットランプの光り方じゃないよ。だめだこりゃ。

抵抗1kΩのとき

ということで急遽-側に100kΩ追加しました。100kΩは大きすぎるかななんて思ったんだけど。

100kΩ追加

いや、ちょうどいい。1kΩ+100kΩ=101kΩのはずなのにいい感じの光り方。理論的には約0.09mA、全然電流が流れてない? 個人的にはもう少し暗くてもいいかも。恐るべし高輝度LEDパイロットランプ。

抵抗1kΩ+100kΩのとき

そんなこんなで、なんとか2台できましたー。

2台終了

次回はついに回路です。トランジスタはどこにつけようかな、ケース内の高さは大丈夫かな、などなどまだまだ課題だらけですけどね。

アイシスのディスチャージヘッドランプ(HID)が両方とも切れた! …ので交換した。

2021年10月08日 12時00分 正午の月齢:2.0  月名:三日月  潮汐:中潮 月齢:2.0[三日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年10月10日)
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3分ぐらいで読めます。

「あっ、切れるんだ…」っていう感想。ディスチャージヘッドランプには球切れの概念がないと思っていたので。物理的に切れるモノはないけれど、寿命がないってことではないっていう理解でいいのかな。

HIDは長寿命

従来のハロゲンは、寿命となり発光できなくなった時「電球が切れた」と人は表現しました。

文字通りフィラメントが発光時に伴う熱で劣化し、断線して(切れて)光らなくなります。

HIDでは発光する部分に固体物質が使われておらず、空中放電の為、寿命が長く、ハロゲンのおよそ4倍~5倍とされ、時間にしておよそ2000時間、毎日1時間夜間走行をしてもおよそ5年半となります。

HIDの寿命は、電球内に充填されている不燃ガスが少しずつ抜ける事で明るさが低下するのですが、本来の発光量の70%を下回った時とされております。

(それでも使い続けるとやがて光が赤くなり最終的には光らなくなる。)

HIDライトって何?ディスチャージとは違うの?

左のライトは数か月前から怪しかったんですよ。荒れた路面を走っているときやコーナリング中に、チラチラする兆候が見られました。でも6か月点検のときには症状が再現されなくて何もしなかったんです。走らないと症状出ないから。

それから1か月ほど。ある日家にクルマを止めて、ライトがついている状態を見てみたら、右(左じゃなくて右!)のライトがついていない! 暗いとかチラつくとかじゃなくて無点灯。完全に切れています。昨日まで何ともなかったのに、前触れもなく左より先に逝くとは…。補助灯と車幅灯がそこそこ明るいから、走っているときは全然気づかなかった。

右が切れた

さて、このまま乗り続けるのはよろしくないのでさっそくいつものディーラーに電話して、土曜日の朝10時ってことで修理の予約をしました。ところが…

前日、金曜日の夜。マル秘な仕事のためアイシスに乗り込み、信号待ちのたびに前の車に映るヘッドライトの光を見て「明日の朝には直るなー」と思っていたところ、何度目かの信号待ちで妙な違和感がありました。「あれ? 左もついてない?!」

ローソンに入り、前に回って確かめると、やっぱり点灯していません。さっきまで大丈夫だったのに…。とりあえず夜食のカロリーメイト(いつもフルーツ味)とラムネを買ってクルマに戻り、エンジンをかけると、なぜか点灯しました。10分くらいだけ切れてた? いやもう完全に死亡フラグ立ってるよね。

さて土曜日。ディーラーでサービス担当に昨夜の状況を説明し、どうせ左も切れるからついでに交換を依頼。「ディスチャージヘッドランプ片側交換約16000円と聞いていたので2倍で32000円かー…」と思っていけれど、同時交換で工賃が安くなって28000円くらいで済みました。安くはないけれど、選択肢があるわけでもないしね。

さて、交換した結果は…

ランプ交換後

なんちゅう白さ。ギラからベギラマになったみたい。運転したときの感覚でいうと、「今までのヘッドライト+補助灯」≦「交換後のヘッドライトのみ」くらい明るい。

アイシスは満12歳。初めてのランプ交換なら想定の2倍近く使えたことになるし、2回目の交換なら予定どおり6年周期で交換する必要があるってこと。おそらくたぶん次交換することはないと思うけど、お金に余裕があって「最近ライトが暗いなぁ」って思っている人は交換する価値があるかもね。

10年ぶりに、ふたたび3出力パワーパックの製作。(その3)

2021年10月06日 12時00分 正午の月齢:0.0  月名:新月  潮汐:大潮 月齢:0.0[新月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2021年10月08日)
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2分ぐらいで読めます。

まずは、可変抵抗器を取り付けましょう。現物合わせで回り止めの位置に小さな穴をあけて、固定してみました。ん? なんか軸が長い気がする。昔からこんな長さだったかな。

可変抵抗器

気のせいではなく本当に長かったので、ツマミを取り付けてみたらこんなことに。

ツマミの空中浮遊感がすごい。考えようによってはこれはこれでアリだとは思うけれど、前作と感じが異なるってことで注文どおりじゃなくなってしまうしなぁ。どうせならクランク型のツマミをつけて、マスコンハンドルにしたいかも。とにかく、これはナシ。

軸が長い

で、どうしたかっていうと、軸が短いものを買いなおすのではなく、切ります。金切りノコの刃を素手で握りしめてギコギコ…やすりで形を整えて、5mm短縮できましたー。

軸を切る

もういちど装着。ちょうどいい感じになりました。

軸の長さがちょうどよい

次はトグルスイッチたちの取り付け。スイッチの回り止めの穴は、同様に現物合わせで調整していきます。

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10年ぶりに、ふたたび3出力パワーパックの製作。(その2)

2021年10月04日 12時00分 正午の月齢:27.5  月名:二十八日月  潮汐:中潮 月齢:27.5[二十八日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年10月08日)
4年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

ケースの加工ですが、気力が十分なうちに電圧計と電流計を取り付ける大きな穴を仕上げてしまいます。4mmの鉄工用ドリルで連続して穴をあけ、やすりで目指す大きさに仕上げるという相変わらずの方法なのです。

計器穴あけ

ドリルはともかく、やすり掛けがつらいんっすわー。部屋の中がアルミパウダーだらけになるし。モノタロウでケース買うついでにホールソーの刃を買ったらよかったわー。はー。

計器穴あけ

もう手でシコシコやってられないのでどうしようかと思ったのですが、そうだアイツならアルミを削れるはず…というわけで、手頃なカッターがあったので使ってみました。すっごい威力。めちゃくちゃウルサイけどさ。

電動工具本願

なんとまぁ、帰宅して晩御飯までの間に4つの穴が完成しました。副作用はカーペットに望んでいないラメが入ってキラキラしていること。

計器穴完成

けどこの大穴を4つ仕上げたらかなり気持ちはラクになりました。ついでに計器穴の次に力のいる作業「RCAジャック共通端子分断」も敢行してしまいます。

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CQ呼び出し時にバンドを言う意味って。

2021年10月01日 12時00分 正午の月齢:24.5  月名:二十五日月  潮汐:長潮 月齢:24.5[二十五日月] 潮汐:長潮
(最終更新日:2021年10月08日)
4年前に投稿 | アマチュア無線 | コメントはありません

3分ぐらいで読めます。

今さらなんですけど、不特定の局を呼び出す(いわゆるCQ)ときについては、無線局運用規則第127条にこう書かれています。(漢数字は読みにくいので、勝手にアラビア数字に直しました。)

第127条 免許状に記載された通信の相手方である無線局を一括して呼び出そうとするときは、左の事項を順次送信するものとする。

  1. CQ 3回
  2. DE 1回
  3. 自局の呼出符号 3回以下
  4. K 1回

「ハァ? 左の事項って何」って思ったけれど、もともと条文が縦書きなのね。だから左。

「DE」や「K」っていう電信の略語については無線局運用規則第14条別表4

略語 意義又は左欄の略語に相当する無線電信通信の略符号
こちらは DE
どうぞ K

って書かれているので、

  1. CQ CQ CQ
  2. こちらは
  3. コールサイン(3回以下)
  4. どうぞ

となります。当たり前っちゃ当たり前ですね。なにを今さら…

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10年ぶりに、ふたたび3出力パワーパックの製作。(その1)

2021年09月29日 12時00分 正午の月齢:22.5  月名:弓張月(下弦)  潮汐:小潮 月齢:22.5[弓張月(下弦)] 潮汐:小潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

亀師匠から受注していた、3出力パワーパックをふたたび作ります。いや、もっと前に作ってって言われてたんだけど…冷房も暖房もないわが工房はとにかく夏はアカンので、最近ようやくまともに過ごせるようになったところ。

以前作ったときからもう10年も経つのか…

で、10年経ったんだけど、回路構成は10年前のままで作ることにしました。なにも進歩していない? いやいや昔ながらのトランジスタ制御こそが注文内容なんですよ。どんな車両にもやさしいところが。

ちょっと違うところといえば出力。前回は運転会用に3Aまで出せるようにしていたけれど、今回は家庭用ということで最大2Aまでとして下面の強制空冷ファンは実装しません。電流計もDC2Aのものにしました。まー2Aもめったに出さないんだけどねー。

2A電流計

ACアダプタは東芝のパソコンのものではなく汎用的な12V2Aのアダプタを使うためジャックの形状も2.1mm標準DCジャックに変更。12Vのアダプタを使うので、Vbe=0.6Vのため最大でも11.4Vまでしか出せないのですが、師匠の使い方なら「12Vのフルスピードでグリングリン走らせる」なんてことはないので大丈夫だと思います。もちろん電圧の高いアダプタを使えばもっと高電圧出せます。あんまり意味ないと思うけど。

さて、ようやくすべての材料が揃いましたよー。勤務地が新大阪から京都駅付近になって大阪市内に行くのに通勤定期券が使えなくなったので日本橋の共立エレショップに行く電車代が惜しいというセコい理由から、秋月電子通商で全部買っちゃいました。ケースはモノタロウで。中の部品は仕様さえ合っていればいいんだけど、ツマミやトグルスイッチは触って感触を確かめたかったところ。これが通販の弱点だよね。

材料が揃った

ケース・ACアダプタ・電圧計・電流計。製作費用の6~7割はこの4大部品の価格。でもケースは妥協したらダサくなるし、計器はやっぱり針が動くほうが見ていて心が躍るからアナログなのです。

さらに前回の設計図は当然紛失しているので新たに作りました。だいたい前回どおりだと思うんだけど…

設計図

これを印刷して、計器の大穴部分だけくりぬいたものをケースに貼り付け。

ケースに貼り付ける

さあ、まずはケースを加工していきましょー。加工といってもいろんな大きさの穴をあけまくる&面取り作業なんですケドね。

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