文化展用合同レイアウト(その4)左コーナーモジュールに架線柱を建てる

2008年10月03日 01時54分 正午の月齢:4.2  月名:五日月  潮汐:中潮 月齢:4.2[五日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2009年06月13日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | 2件のコメント

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バラストを撒く前にする作業の1つ、架線柱を建てます。本来単線非電化が好きなのですが、今回は複線ということもあり、複線非電化もあまり現実的とは言えないしELやECを走らせることもあるからやはり架線柱は必要でしょ、という考えです。基本的にはTOMIXの架線柱を使うのですが、少々の加工を施しているので紹介しますネ。まずは複線架線柱。

複線架線柱・加工前 複線架線柱・加工後 複線架線柱・近景

付属の台座を使うと、あまりにも架線の通るべき位置とパンタグラフの間隔が開くので、台座は使いません。上の画像のように柱の土台部分の突起をカッターナイフでスパッと落として、ボンドGクリヤーでべったり貼り付けます。柱の中心間隔は80mmなので、道床が55.5mmとして24.5mmの差ですから、道床より12.25mm離して架線柱中心が来ればぴったりです。これは直線区間またはカントの無い曲線区間の寸法。今回は外周部にカントをつけているので、パンタグラフの位置は大きく内側に移動します。この部分に関しては外周は土台と道床が接触するようにするとうまくいきました。

機関庫線末端架線柱

曲線部分の架線柱は110mm間隔くらいにしてあります。ダミーの架線を張ったとき、パンタグラフの摺り板からぎりぎり外れないかどうかというところです。また機関庫の終端は上の画像のようにしてみました。

複線架線柱・3線化加工 複線架線柱・3線化加工近景

機関庫線入り口の分岐部分はどうしようか考えた結果、このように切り継いでみました。POM(ポリアセタール樹脂)は難接着素材ということですが、ボンドGクリヤーで大丈夫のようです。もしダメなようならアロンアルフアプラスチック用を使ってみます。(ずっとアロンアルファだと思っていたけどアロンアルフアだったのですね。キヤノンやシヤチハタと同じ。)ビームはこの後一度はずして塗装します。次は単線架線柱。 複線架線柱と同様に台座を使わずに土台直付けしようと考えたところ…

クリアランス・加工前

これはダメだ…。非接触集電だわ。ということで、作戦変更です。

単線架線柱・加工

まず土台のすぐ上で切り落とします。

単線架線柱・加工

台座を半分より少し短くしたものを使います。架線柱土台を切り落とした断面を少し面取りして…

単線架線柱・加工

ムンズとねじこみます。ぴったりフィット。あとは台座をボードに接着します。

クリアランス・加工後

狙い通りのクリアランス。ただしKATOのED75で最大の高さまでパンタグラフを上げた場合は饋電線のガイドに干渉するのを確認しました。

留置線末端架線柱・加工 留置線末端架線柱

留置線の終端部は2mm低くした単線架線柱を加工しました。全体はこんな感じで。

架線柱・完了

KATOの「駅前タクシー営業所」を買いましたが…

2008年10月01日 15時06分 正午の月齢:2.2  月名:三日月  潮汐:中潮 月齢:2.2[三日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2009年06月13日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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資料を集めて自作を予定していたのですが、いざ作り始めるとディテールが不明で、結局自作をやめた「タクシー営業所」。KATOの製品を購入することとしました。買うときに「…ちょっと高い」と躊躇。なんか他の建物に比べて明らかに値段が高い気が。うーん、仕方が無い。

タクシー営業所

まぁ、何時間もかけて作ることを考えれば、その分働いたらいいということで納得して買いました。家に帰って早速開封。

付属品のステッカー

ステッカーはあるものの、箱の裏に記載されている付属部品(看板と行灯)が入っていなかったですー。タクシーも行灯がないのでただのハイヤー状態。翌日、KATOのお客様センターに電話したら、数日後に届きました。メデタシメデタシ。

付属品の樹脂小物(看板と行灯)

…のはずが、タクシー行灯は2台分入っていなければならないのに、1台分しかないではありませんか。ちゃんと伝えたのに。んー、まぁいいや、というわけで、形の違う行灯載せた2台のタクシーが佇んでいます。あんまり気にしてません。気にする人は気にしたほうが良いと思います。

文化展用合同レイアウト(その3)右コーナーモジュールの設計

2008年09月24日 16時03分 正午の月齢:24.7  月名:二十五日月  潮汐:長潮 月齢:24.7[二十五日月] 潮汐:長潮
(最終更新日:2009年06月13日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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完全放置だった、右側のプランがなんとなく浮かんできたので、早速レールを買い足して実験です。

配線計画

そのプランとはループ線。今まで未経験の勾配&立体交差。最急勾配5%を守りつつ、果たして立体交差部分の建築限界をクリヤできるのか?

高さの検証 高さの検証

ダイヤブロックを使って高さの検証をします。5%ということは100mm進んで5mm。それを考えながら配置してみます。線路を跨ぐ部分は50mmを確保するようにします。何とかいけそうですー。

全体 メビウスクロッシング

走行テストのために左モジュールと結合。1編成で内外両方とも検証できるように、C280-15とX72.5-30を使ってメビウスの輪状態にします。それでは実際に車両を走らせてみましょう。

走行試験 走行試験

単機で全速力だと、下り勾配で転覆しました。編成を組んでいると、牽引でも推進でもフルノッチでいけました。最外周を駆け下りるときは高架がない生レールなので、転落しないかちょっと怖い…パンタグラフ付きでも干渉せずに走行できました。が、車両によっては連結が外れやすくなるようです。山をどうするか、トンネルをどうするか。それは次の課題デス。

文化展用合同レイアウト(その2)カーブにカントをつける


(最終更新日:2018年09月18日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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さて、今回の作業は左コーナーモジュールにレールを貼り付けること。結合部分だけは誤差0.5mmくらいを狙いますが、あとはまぁ厳密でなくても大丈夫。釘は使わずボンドGクリヤーでガチガチに貼っていきました。周回円弧部分は、そのままだとあまりに単調なので、カントをつけることにしました。カントをつける人は0.5mmから1.5mmくらいが多いようですが、少なすぎて効果が見えないのでは意味がないので、たっぷりと傾けてやることに決定。

カントをつける カントをつける

現物合わせ(といっても適当)で切った厚紙を使います。平坦部から遷移する部分は、50mmくらいは厚紙なし、そこから50mmくらいは厚紙1枚、それ以降は厚紙2枚。厚紙2枚部分の道床リフト量は1.7mm。ほぼ狙い通りです。(在来線の最大カント角度とだいたい同じ。)

日東電工 No.5000N 両面粘着シート

厚紙の貼り付けは接着剤ではなく、手持ちの粘着シート(500mm幅)を使用。入手はちょっと大変ですが、あると大変便利。

カント部分走行テスト カント部分走行テスト

結果はこのとおり。かなり傾いています。平坦部から進入してスーッと車体が傾く瞬間にグッときました、動力車3種類を使って走行テストしましたが問題なかったです(2軸車はどうかな…)。停車時は明らかに外側の車輪の荷重が少ない感じで不安定な気になりますが、走ってしまうと、低速でも高速でも何ともないです。

KATO ユニトラックカント付きカーブレールKATO ユニトラックカント付きカーブレール寸法

ところで、カントと言えばKATOのレール。カント角はほぼ同じくらいです。っていうことは、KATOのレールも結構キツく傾いているんですねー。

文化展用合同レイアウト(その1)

2008年09月23日 17時16分 正午の月齢:23.7  月名:真夜中の月  潮汐:小潮 月齢:23.7[真夜中の月] 潮汐:小潮
(最終更新日:2009年06月13日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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2009年2月、社内の文化展に鉄道模型ジオラマを出そうということで、合同レイアウト制作の企画を提案してから半年、長年模型から離れていて失っていた勘を、リハビリテーションとして駅のモジュールを作ることでかなり取り戻してきました。(駅のモジュールまだ未完成だけどさ。)そろそろ本番用の制作も本格的にしなければならない時期なので、鉄道模型レイアウト制作記として書いていきますー。

本番レイアウト全景寸法詳細

基本的には上の図のような感じで、各自TOMIXコンビネーションボードAを2~4枚使用し、他人との結合部分は規格を守れば、あとはどんな情景を描こうが自由。ボクは提案者なので、左右のコーナー部分を担当というわけです。(さらにリハビリ駅モジュールも出す予定。)

コーナー左

実際には単純な円弧だとあまりにも寂しいので、結合部分の規格は遵守しつつ、この画像のようにアレンジしています。反対側(向かって右)のコーナーは配線すらまだまとまっていない…大丈夫かな。

レイアウト制作のリハビリテーションのためのレイアウト(その9)

2008年09月21日 15時32分 正午の月齢:21.7  月名:二十二日月  潮汐:小潮 月齢:21.7[二十二日月] 潮汐:小潮
(最終更新日:2009年06月13日)
17年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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リハビリ駅モジュールと本番出展用コーナーモジュール左右の結合テストをしてみましたー。ちゃんとつながるかな。

結合テスト

くふぅ、デカい。3000×600mmは6畳の部屋になんとか入りました。大きいクセに何てシンプルな配線…リハビリ駅モジュールの向かい側の2枚のコンビネーションボードAは新品なので今後どうするかが課題でございます。コーナーモジュールと駅モジュールとの結合は良好でした。ボルト締めしていないから60点ですケド。

結合テスト 結合テスト

高速周回・駅通過も問題なし。機関庫部分は「見せ」だけなので、通電性は悪いです。洗浄線(?)みたいな1本の引込み線は、まあ電気流れます。ホントはあちこちにフィーダーつけたほうがいいでしょう。

結合テスト 結合テスト

グルグル走らせながら、駅前の建物の配置を変えてみたりして情景の最適化を試みるものの、イマイチ「これだっ」ていう建物配置が見つかりません。どうしよー。というわけで、制作進捗度は変わらず…。

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