文化展用合同レイアウト(その7)TOMIXのアパートを改造

2008年11月04日 15時41分 正午の月齢:6.5  月名:七日月  潮汐:小潮 月齢:6.5[七日月] 潮汐:小潮
(最終更新日:2009年06月13日)
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左モジュール

田畑を作りこんで、ベニヤ板露出部分はほとんどなくなりましたが、右上にわずかに残るスペース。10日ほど、祠にしようか青空駐車場にしようか沼でも作ろうかと散々考えた結果、文化住宅を設置することにしました。

以前から文化住宅は作りたかったのですが、 結局自作は見送ることとし、TOMIXのアパートを使うことにします。新品を買おうと考えていた矢先、亀師匠から中古のアパートを頂戴しました。しかし、このアパート、そのままではまったく風情がありません。壁は白いし、トタン屋根。うーん、違う違う。文化住宅はこんなモダンな雰囲気ではないのだ。もっと高度成長期の残り香がないとネ。

TOMIX 4026 アパート

というわけで、加工開始。グリーンマックスの瓦屋根を使って、正しい文化住宅にしましょ。

加工方法 加工方法

階段廊下部分とベランダ部分と窓ガラスは簡単に外れるのですが、意外なことに建物自体と屋根は一体成型でした。しかも結構固い…。トタン屋根の撤去は諦めて、この上に瓦屋根を構築します。妻上部はグリーンマックスの商店から余ったパーツを使用。建物の幅に合わせてはみ出る部分を切り落とします。建物自体はまず4方向のひさしを鋏で切り落とし、妻部は長辺部よりも2mmほど低い位置(奥行きも2mmくらい)でまっすぐに切り取ります。ほとんど瓦屋根のひさしの下に隠れるので、少しぐらい荒くても問題ないです。

次に加工済みの妻上部を接着します。妻側の接合面の隙間だけはパテで埋めて綺麗に。その他の部分は瓦屋根で隠れます。瓦屋根の頂点(?)はプラ丸棒とか持っていないので、竹ひごを削って作りました。それでも塗装してしまえば全然違和感ないです。

アパートから文化住宅へ アパートから文化住宅へ

階段廊下部分とベランダ部分を取り付けるとこんな感じに。

木造2階建て文化住宅完成 木造2階建て文化住宅完成 木造2階建て文化住宅完成

プラサフを全体に吹いたあと、屋根はミディアムブルー、ひさし下部や妻上部はフラットホワイト、壁はデザートイエロー、ドアや雨戸袋はレッドブラウンに。ベランダ側から見た室内は以前は丸見えだったので全面にフラットアースを。これでほぼ狙い通りの文化住宅になりました。土台は建設予定地より大きすぎてボードからはみ出るので、いちばん低い部分を鋏で切り落とします。

あとは、郵便受け、ごみ缶、古新聞の束、自転車、植木鉢、洗濯物…などでディテールアップすると、より生活感が出ると思います。あとはこれを設置して左コーナーモジュールはひとまず完成となります。(完成といっても全体のディテールアップや色差しは全然できていません。道路標識、鉄道標識、その他各種の課題が控えているケド。)

「ムーンライトながら」に乗った。

2008年10月25日 02時59分 正午の月齢:26.2  月名:二十七日月  潮汐:中潮 月齢:26.2[二十七日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年08月31日)
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10月の初旬、車両整備協会の表彰式の帰りに、初めて「ムーンライトながら」に乗りましたー。「今まで乗ったことないの?」と言われそうですが、345M・340Mなら何度も乗ったことあります。全車指定席に昇格したときに、1つの時代の終わりを感じて乗る気が失せたわけです。今回、臨時列車に格下げされるというニュースを聞き、「1度くらいは乗っておかないと…」という気分になったのでした。

373系 乗車位置

元々373系に対して、「デッキがない」という理由で優等列車としての風格が足りないなぁという印象だったのですが、快速列車としては極上の車内設備。それまで「ワイドビューふじかわ」に1回乗っただけですけどねー。

373系 車内 373系 コンパートメント

座席は睡眠には十分な品質で、横浜の次は岐阜まで記憶がありません。(まぁ、この列車に限らずどんな列車でも爆睡するんだけどね。)

373系 前面 373系 ドア 373系 方向幕

345Mの入線前は、座席確保の長蛇の列でしたが、平日の下り「ながら」はがらがらでした。臨時列車に格下げの理由もなんとなくわかります。快適なのに…かつて、入線の数時間前から並んで座席を確保し、座席確保部隊がボックスを押さえたら窓から荷物を車内に入れ、通路まで人が寝ていてトイレにも行けず、冷房が効きすぎて真夏の車内温度は19度、そんな過酷な列車の面影はまったく無くなりました。「ムーンライトながら」は快適な列車にはなっていたけれど、なんとなく寂しい雰囲気が漂っています。18きっぷシーズンやコミケのときだけは、違うんだろうけどさ。

東海道本線に桂川駅が誕生したので

2008年10月19日 01時28分 正午の月齢:20.2  月名:二十日余の月  潮汐:中潮 月齢:20.2[二十日余の月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年08月31日)
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京都市内の新しい駅、桂川駅ができたので、行ってきました。いつもだったら新しい駅ができたって行かないけれど、たまたま外出していたので立ち寄る気になりました。

西口からの全景 東口の駅名表示 西口

階段のすぐ横に高圧線の鉄塔があるという、不思議な景色です。

西口階段からの眺め 西口エスカレーターからの眺め 東エスカレーターからの眺め

ガラスが多用されたデザインで、とても明るいのが印象的。

みどりの窓口付近 コンコースからの眺め

コンコースも明るいです。

プラットホームから東側を眺める プラットホーム南端から南側を眺める プラットホーム南端から北側を眺める

駅自体は急カーブの中にあるため、下りの外側線は105mmのカントがついています。南側は向日町までほぼ直線。貨物線も丸見えで、さまざまな構図の写真を狙うことができます。

上り内側線 下り外側線を走る「雷鳥」 貨物線の「はるか」

雷鳥などをとりあえず撮影してみました。携帯電話のカメラのクセに、なかなかがんばってくれています。

阪急洛西口へ続く道路の拡張部分

子供の頃から知っている景色が大変身。何十年もの間、ここだけ片側1車線だった道路。新駅開業に伴ってようやく片側2車線になりました。左側の広大な空き地には、かつてキリンビールの工場がありました。この駅、飲食関係の調達が困難なのが唯一の問題点ですネ。いずれ解消するかな。

キハ127系

2008年10月18日 06時44分 正午の月齢:19.2  月名:更待月  潮汐:中潮 月齢:19.2[更待月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年08月31日)
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2009年春に営業運転予定のキハ127系気動車。網干総合車両所で見かけたので、とりあえず写真を撮ってみましたー。

キハ127系 キハ127系 キハ127系

最近のJR西日本的なデザイン。暖色系の帯が東海的でもあります。

キハ127系

まるで電車のようです。窓のRが大きめなところがカワイイというか柔らかいというか、まったり感がありますネ。223系との協調運転が似合いそう。

キハ127系

台車の後位に汚物抜き取り管が確認できました。わかりやすいデザインなので、模型化されるの早そうな気がします。気がするだけです。

文化展用合同レイアウト(その6)地面系の作業開始

2008年10月15日 16時00分 正午の月齢:16.2  月名:立待月  潮汐:大潮 月齢:16.2[立待月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2009年06月13日)
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ベニヤ板がむき出しだった、地面の部分にそろそろ手を入れます。

緑が加わった構内

グリーンマックスの工場付帯設備Bを使ってパイプラインの表現。イメージとしては排水処理のような、内燃車の軽油タンクのような、曖昧なコンセプトですが。アスファルト部分は、厚紙にニュートラルグレーを吹き付けました。白すぎず黒すぎず、ほぼイメージどおりのアスファルト色に仕上がりました。アスファルトとバラストの境界にはカラーパウダーを。バラスト固着の際に使ったボンド水溶液で濡らしたところにパラパラと撒きました。ライケンを使うのは初めてだったのですが、こんな感じでいいのかなー。

整備詰所

整備会社の事務所(詰所)っぽくしてみました。ゴミ分別場など、もう少し作りこむ必要があります。

草を表現する

少し緑が加わるだけで、かなり表情が変わってきましたー。

イメージのテスト

さらに地面を増殖。車両を置いて干渉しないか確認したり。(←ホントは楽しんでいるだけ)

イメージのテスト

農家が建っている地面は、亀師匠直伝の壁土(聚楽壁)を使用。もともと本物の土なので、塗りたくるだけで土の質感が出てきます。プラスターより安いのも魅力的。

イメージのテスト

畑は茶色のカラーパウダーを使うとどうしても土に見えずに家畜の糞ぽいので、フラットアースとフラットブラウンを片面ダンボールに重ね塗りしました。

文化展用合同レイアウト(その5)左コーナーモジュールにバラストを撒く

2008年10月06日 16時50分 正午の月齢:7.2  月名:弓張月(上弦)  潮汐:小潮 月齢:7.2[弓張月(上弦)] 潮汐:小潮
(最終更新日:2012年06月17日)
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架線柱も無事に建て終わったのでバラストを撒きます。他のサイトを巡回して手順は理解しているものの、なかなか上手くできないんだなこれが。

洗浄線 ヤード近景

まずは洗浄台の固定。車両と洗浄台の間隔に気をつけながら、おなじみのボンドGクリヤーでしっぽりと接着します。洗浄台は元々かなり反っていたのですが、接着力でまっすぐに矯正です。機関庫のアウトラインを鉛筆でケガキます。

バラスト撒く前 バラスト撒いた後 結合部分の処理

バラストを撒くと、かなりイメージが変わります。車体幅方向にどれだけ撒けばいいものか、いつも悩むのですが、架線柱の土台を隠すためにどうしても柱ぎりぎりまで広めに撒いてしまうんです。実際の撒き方を観察すると、案外コンパクトな幅で、架線柱の生えている部分はバラストではなくただの土であることが多いようです。線路と架線柱のクリアランスが広いっていう模型ならではの事情もありますね。

バラストの固定方法は一般的なボンド・バラスト法。木工用ボンドと水を適量混ぜて中性洗剤をほんの少し入れます。バラストへの浸透が悪いときは、中性洗剤を数滴追加するといい感じに浸透してくれました。バリアブルレールを接続するボード端部は、ボンド水溶液とバラストをあらかじめ練って塗りつけ、マイナスドライバーで形を整えました。本線はグレー、構内は茶色にしてみましたが…

留置線テスト 洗浄線バラスト撒いた後

うーん…新線やよくメンテナンスされている都会の風景には合うようですが、地方の亜幹線をイメージするにはどうもグレーは明るすぎます。これはこれでいいんだけどなぁ。何か違うんだなー。やはり本線も茶色系にすることにしました。

機関庫周辺 洗浄線 引上線付近

架線柱・信号所・洗浄台・ポイントのデリケートゾーンをマスキングして、まずはウッドブラウンを吹きます。次にレッドブラウンを吹きます。エアブラシのような高級な道具はないので缶スプレーのみ。うぐぅ、色が濃い…。ゲージ内はともかく、周辺部分はもっと薄く(黄色っぽく)仕上げたかったのですが、濃厚な茶色になってしまいました。現実的にはこういう色の場所もあるけど、なんだかなぁ。思っていたようにはいかないなー。

分岐器周辺 レール置き場

少々危険ですが、ポイント可動部にセミグロスブラックを入れて油汚れを表現。切り替え動作が渋くなったりして焦りましたが、完全に乾燥したら大丈夫でした。表現としては効果的ですがオススメはしません。

保守用車は情景の一部と考えていたので、レールに接着しました。脇にあるレールのストックは、古いTOMIXのS280を使用。166mmや140mmに切ってフラットブラウンで塗装。指先にフラットアースをつけて、レールの頭部をサッとこすって錆が浮いた感じに仕上げてみました。すぐに指とか素手とか、ヨゴレる方法をとってしまうところは、子供の頃から変わっていません。レールの頭部を磨きだして試運転。無事に走りましたー。機関庫は接着し、機関庫とすでにバラストを撒いた部分との隙間に茶色のバラストを撒いて乾燥後軽く着色して馴染ませ、ひととおりの作業終了です。

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