ホームセンターで買ってきた30mm厚のスタイロフォームを木工用ボンドで積み重ねていきます。この面積の中で山を完結させられるかどうか自信ないなぁ。
神の扉あたりも作りこんでおきます。サインペンで丸を3箇所描いていますが、これは位置決め用のダウエルピンになる予定。
カッターでダウエルピンを切り出しました。3箇所も必要なかったかなぁ。
次に重ねる層にピンを接着。ボンドだけだと完全乾燥まで時間が掛かり、とても待てないので、両面テープも併用しています。
神の扉の部分は、テーパーを付けつつ少し小さめにしておきます。内壁の高さと干渉する部分はあらかじめ削っています。
神の扉を次の層に接着しました。
さらに上の層を重ね、ある程度乾燥したらザクザクと削って造形していきます。
尾根と谷を深めに作って、単調なボタ山にならないように心がけました。とはいうものの、ボード面積の都合でちょっとムリしている部分もあるんですよねー。
石膏&キッチンペーパーのトンネル内壁は脆すぎてとても扱いにくかったので、手でクシャクシャに握りつぶしてゴミ箱に直行してもらいました。他にいい材料はないかなぁ。
そんな中、たどり着いたのが「木粉ねんど」。100円で買えるし、ふわふわ紙粘土のような感触で、粉も出ないし、加工性は良いし、とりあえず10袋買いました。
ではコレを型に塗っていきます。
完全乾燥してしまうと取り外す自信がなかったので、1日くらい乾燥させたら早速取り外してみます。ラップと接触していた内側はまだ生の感触でした。
完全乾燥する前にカッターで「神の手のための扉」を作っておきます。その後完全乾燥させたのですが…。
結論はボツ。とてもいい感じで期待できたのですが、唯一にして最大の欠点は収縮が大きいこと。かなり縮むので、ミリ単位で寸法を決めたい場所には不向き。地形の造形には向いてると思うんですけどねー。
京阪80形82号の移転や、仕事ではマイナンバー・年末調整の準備・労務監査・経営戦略策定などで日付が変わらないと帰って来れないような日々が続いて、しばらく工作タイムが捻出できませんでした。あーもう2ヵ月くらいしかないや。
4枚あるうちの1枚目にようやく取り掛かります。以前トンネルポータルを設計してちょっと楽しかったので、450mm×450mmのサイズに山を再現できるか自信は全然ないのですが、とにかくトンネルを作ってみます。
ところが複線トンネルって、中が丸見えなんですよね。ポータルだけ作って山は空洞っていうことが多いみたいですけど、ここは何としても内壁を作らないとブサイクすぎます。せめて単線だったら入り口付近だけでいいんですけどねー。
しかも曲線です…。円筒状の内壁を斜めに輪切りしてつないでいく工法は見たことありますが、やっぱり連続した曲面で表現したいところ。それをどんな工法で実現するかですが、考えていても仕方がないので、とにかく手を動かしてみます。まずはトンネルの原型を作ることから。
30mmのスタイロフォームを木工用ボンドで2枚重ねてカッターナイフで切り出しました。これを3次曲面的に削っていきます。
普通の発泡スチロールよりは削りカスの処理はラクだけど、やっぱり出てくるもので。削り過ぎないように少しずつ作業します。
両端はトンネルポータルぴったりの大きさに削ります。その他の部分はポータルのサイズよりは少し大きめに。トンネル内での事故を防ぐために。
ひととおり削り終わりました。なかなかいい感じですよ。今後今回と同じカーブトンネルを作るときのために大切にとっておきましょ。何だかロールケーキが食べたくなってきたナァ。
レールの上におくと…よくわからない物体です。
直接貼りこんでいってもいいのですが、料理用のラップを巻いておくと取り外すときに圧倒的にラク。ラップのしわなんて、トンネル内壁なのでどうせ目立ちません。ますます食材のようになってきました。
ボンド水溶液に浸した新聞紙を重ね貼りして強度を高めていきます。ある程度重ねたら乾燥させ、取り外した後、縁の部分を纏って補強。内部で剥離している箇所や、水溶液が薄くて接着が甘い部分をタッチアップ。軽くてそれなりに形を保持しているものの、ちょっとした歪みはどうしても残ります。乾燥すると縮むのも想定以上だったかな。
前後にポータル(といっても厚紙を切り出してちょっと補強しただけのもの)を接着して、線路に置いてみました。覗き込むと、どこまでもちゃんと壁があっていい感じ。限界測定の結果もたぶん大丈夫。んーでも新幹線はどうかなぁ。持ってないからわからないケド。
で、もうひとつ作ってみました。
工法は全く同じなのですが、材料が違います。キッチンペーパーを石膏水溶液に浸して重ね貼りしました。型のとおりに固まって歪みがないものの、かなり重ねないと薄い部分の強度がなくて不安。石膏が固まる前に外側に塗りたくりましたが、どうも縁の部分がまだまだ強度不足。
新聞紙と石膏、どっちがいいかなぁ。脱線復旧・線路研磨用の点検口を作るなら、やっぱり新聞紙かなぁ。ここの結論が出ないと、この先山などを作っていけません。
曲線トンネルの内壁を作るのがここまで難しいとは…。他の人がやらないのも何となく理解できました。
線路系作業の総仕上げとして、バラストを塗装します。もちろんエアブラシなど持っていないので、いつもどおり缶スプレーでそれっぽい色を吹くだけです。
タン・レッドブラウンなど画像に写っているもののほかに、ガルグレー・ウッドブラウンなど使えそうな色は全部使います。
で、4枚並べて適当にプシュー。濃くなりすぎたら、薄めの色で再び重ね塗り。直線区間だったら手を横に動かして吹くだけですが、カーブに合わせてサッと吹くのはほぼ不可能。とても難しいのでした。
あまり濃い茶色にならないように心がけつつ、直線よりは茶系の色を増やしました。どうしても気に入らなければ、また別の色を重ねます。
少々地味な仕上がり具合ですが、パステルやドライブラシ等でいくらでもあとから色を乗せられるのでこれくらいにしておきましょう。次にレールの側面をフラットブラウン筆塗り。そしてレール踏面の研磨。
バラストの粒の大きさが狙い通りの表情を見せてくれます。架線柱も立ててみました。
おもちゃっぽさは消えたかな。残された時間は3ヵ月もありませんが、ようやく本格的な制作に取り掛かれそうです。ホントは架線柱の碍子の色を白く塗って、饋電線の高さあたりに橙色の帯を塗りたいんですけどね。