文化展合同レイアウト2016(その30)・[4枚目のボード]海をつくる。

2016年06月06日 18時00分 正午の月齢:1.4  月名:二日月  潮汐:大潮 月齢:1.4[二日月] 潮汐:大潮
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2分ぐらいで読めます。

それでは海の続き。防潮堤を作ります。そのために計画からはみ出た木粉ねんどをサクサクとカット。

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次に厚紙で防潮堤を形成します。

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ここも気合を入れずにサクサクと。

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シンプルすぎる気がしないこともないですけど、防潮堤の完成です。接着剤の乾燥が落ち着いたら、塗装。

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削りすぎた地面を再び木粉ねんどで埋めたら、カラーパウダーで仕上げます。慣れたもので、これくらいの面積だったらすぐにできちゃいます。いやもうホント時間ないんで。

ここからは海の表現。材料も大したものを持っていないので、技術で海らしく見せなくてはなりません。まずは爪で引きちぎったスタイロフォームの破片を貼り付けて、水で溶いた石膏をボードの端から垂れないように流します。

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石膏は固まり始めると早いので、タイミングを見ながら…

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固まりきらないうちに、ガラス棒で表面をポコポコとたたいていきます。そうすると石膏の表面が凸凹してきました。乾いたら、ミディアムブルーで塗装します。濃いところや薄いところを作ってムラムラに塗ってしまっていいです。

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塗装がだいたい乾いたら、スタイロフォームを黒に近いグレーで塗装。磯っぽくしてあげましょう。海面には木工用ボンドをたっぷりと塗ります。

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木工用ボンドが乾かないうちに、消波ブロックを置いていきます。まずはこんな感じで。

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別の形のものも使ってみました。これもこんな感じで置いていきます。木工用ボンドが落ち着いてきたら、角度を変えて消波ブロックを重ねるように貼り付けます。

文化展合同レイアウト2016(その29)・[4枚目のボード]林をつくる。

2016年06月01日 18時00分 正午の月齢:25.7  月名:二十六夜  潮汐:若潮 月齢:25.7[二十六夜] 潮汐:若潮
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なんとか文化展当日までに仕上げたものの、毎度おなじみの脱力モードで更新をサボっている間にいろいろなことがありました。某友人は末期癌と闘い、別の友人は脳出血でこの世を去り、わが家でも佳奈が脳腫瘍になり、趣味どころではなかったのです。

ようやく少し落ち着いたので、たまっている記事を消化できそう。それでは4枚目のボードづくりの場面から紹介しますネ。

4枚目のボードは時間的な制約から凝ったものを作れそうになかったので、「シンプルだけど絵になる」緑と青を取り入れた海岸的風景です。

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ただ海を表現するといってもボードを掘り下げるのは大変なので、木粉ねんどで少し地面を盛り上げて相対的に海面との高低差を作り出します。曲線内径側は防風林ぽく、木粉ねんどの上に樹木をペタペタと貼り付けます。

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コレだけの面積を海にしてしまえば、1日半しかなくても完成させられる…かな。

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まずは林を仕上げます。樹木の幹と根は、以前作ったモジュールからの再利用なので接着されています。その隙間にカラーパウダーを撒くのが実に大変でした。

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海側に取り掛かります。まずは両端をなじませたら、続きは次回で。

文化展合同レイアウト2016(その28)・[3枚目のボード]道路~建物設置~完成まで

2016年02月14日 18時00分 正午の月齢:5.9  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.9[六日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2016年05月31日)
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2分ぐらいで読めます。

建物ができあがったので、ボードに取り付けていきましょう。

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厚紙で国道を作ります。歩道も作ります。図書館の土台が5mmもあるので、国道もダンボールを裏に貼って高さを稼ぎました。

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歩道橋を設置し、図書館を設置しました。蕎麦屋と小さな会社も設置し、図書館周辺は休耕田、線路沿いは草ぼうぼうに仕上げます。バスを置くと国道らしくなってきました。

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曲線の内側は住宅街。今回は道路わきの溝蓋の表現に挑戦しました。と言っても、Illustratorで作って印刷しただけですケド。それぞれの住宅に柵も生け垣もありませんが、地方の住宅って境界線があいまいだったりするので、まぁこれはこれでアリかなと。

電柱はプラ棒で自作します。これに碍子を付けるだけ。こんなチャチな電柱でも、あるのとないのではかなり違います。

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細かい部分も同時進行で作りこんでいきます。

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そんなわけで、どうにか3枚目の完成です。

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見る角度で道路がメインになったり、鉄道がメインになったり、全く違う表情が出てきます。

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架線柱を建てたら、より実感的になりました。さらに人形を配置すると、生活感がぷんぷん。この4人の子供の名前は、おそらく伊織・佳奈・真綾・翼でしょう。小さな会社にいる人たちの制服も、どこかで見たことがあるような気がします。

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ついでに温泉街にも人を追加。ようやく虚無僧を使う日が来ましたヨ。

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別のボードとのつながり具合を確認します。まずは温泉街とのマッチング。

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温泉街の横に公団住宅って、ちょっと違和感がないこともないのですが、思いのほかなじんでくれました。次はトンネルとのマッチング。

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こちらもOK。順番を変えてみても大きな問題はなさそうです。

さて、あと1枚…。

 

文化展合同レイアウト2016(その27)・[3枚目のボード]国道と併走する郊外を作る。

2016年02月13日 18時00分 正午の月齢:4.9  月名:五日月  潮汐:中潮 月齢:4.9[五日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2016年02月29日)
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果たして、ホントに間に合うのかどうか、会社のみんなに心配される日々を送っていますが、ようやく3枚目に取り掛かります。散々考えた結果、「国道と併走する郊外」をイメージして作ることにしました。

まずはグリーンマックスの商店セット(住宅として使用)と公団住宅を組み立てます。基本的には色を付けて組み立てるだけなのですが、LEDによる照明で光が壁を透過しないようにしっかりと遮光します。ちなみに遮光材料はコレ。

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600円と安くはないのですが、たっぷり使えるのと、表面は紙なのにアルミ基材なので遮光性能は最高。紙なので色も塗りやすい。重ねて貼っても大丈夫。とまぁ遮光にピッタリの材料なのです。製本テープにもいろいろありますが、アルミ基材を確認できたのはこの製品だけ。同じメーカーからよく似たものもあるのですが、普通の紙テープなので使えません。このバーコードの製品を買いましょう。

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一軒家は、1階と2階の間に床を作って、1階だけを光らせたり2階だけを光らせたり変化をつけました。公団は床以外にも部屋の仕切りも作って、光らせ方に変化を付けます。窓から見える壁が、独立した部屋を強調してくれます。

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表札にはかつてアパートでよく見たクリーム色のものを再現してみました。Illustratorでデータを起こして、文字やNHKシールなども作ったのですが、印刷したらちっとも読めませんなぁ。

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LEDは3mm砲弾形を部屋に使い、チップLED1608を階段に使いました。部屋の一部(102号室)は電球色にしています。

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図書館(公民館)は、遮光だけでは中がスケスケのがらんどうが目立つので、コンビニの袋を切って、カーテンぽくしてみました。

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こんな感じで、建物の電飾ができあがったので、いよいよ取り付けていきます。

文化展合同レイアウト2016(その26)・[2枚目のボード]温泉街、完成!!

2016年02月06日 18時00分 正午の月齢:27.4  月名:二十八日月  潮汐:中潮 月齢:27.4[二十八日月] 潮汐:中潮
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劇的に2枚目が完成です。まずはその全貌をご覧いただきましょう。

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丘の上には湯治場があります。隣の土産物屋は行灯タイプの看板にしました。

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街道には小型のバスを走らせ、停留所と便所があります。

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街道を進むと…なんということでしょう! 踏切の警報機が点滅しているではありませんか。以前のダミーとは存在感が全然違います。

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トンネルモジュールとのつなぎ部分もそんなに違和感なく、連続した風景をかもし出してくれます。

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架線柱を建てたら完成です。あとは人形や道路標識など、細かい演出で現実感を深めます。ただし時間があれば、ですけど。

文化展合同レイアウト2016(その25)・[2枚目のボード]踏切へのチップLED実装。

2016年02月05日 18時00分 正午の月齢:26.4  月名:二十七日月  潮汐:中潮 月齢:26.4[二十七日月] 潮汐:中潮
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1分ぐらいで読めます。

以前はダミーだった踏切の警報機にチップLEDを実装します。今回のボードで最も精密な部分。まずはダミーの警報機をむしりとって、新たにブラケットを形成します。メインの柱はゼムクリップを伸ばしたものを使っているので、せっかくだから電極として使うことにしました。そのためブラケットと柱をはんだ付けで接合します(以前は接着剤で取り付け)。また、柱の根元部分にも電極として配線するためにはんだを盛っておきました。

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それではチップLEDをつけていきます。1608の赤を使い、カソードはブラケットに直付け。ここからは基本的に顕微鏡での作業となります。

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カソードを接合したら、次はアノード側。0.26mmポリウレタン線を使います。

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顕微鏡で見ているので、はんだの流れ具合や短絡していないかが簡単にわかるのですが、肉眼(老眼)にはぜったいムリ。同じ要領で左右とも加工します。

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LEDの表には1mm径の穴をあけた2.5mm径のプラ板を貼り付け、裏側は光硬化パテで塗り固めた後、全体をフラットブラックに塗装しました。柱などのハゲた塗装をちゃちゃっと塗ったら、警報機の完成です。

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