温泉街には踏切が1箇所あって、前モジュールから摘出した警報機・遮断機を使います。
最近では自動踏切も製品化されていて、それはそれで興味はないこともないのですが、正直なところ遮断機が動くかどうかはどうでもいいんですよね。遮断棹上がっていても人や車は動かないし(バスコレ走行システムっていうのもありますが)。
ただ、今回は建物をできるだけ光らせるつもりなので、せめて警報機だけでも光らせたいな、と考えて…ハマりました。ええ、時間がないのに。
LED×2交互点滅回路を参考に、手持ちの部品で空中配線で回路を組んでみたところ、確かに点滅はするけれど、2SC1815で制御している2個目のLEDが完全に消えないし、デューティ比が50%じゃないので踏切としては不合格。
ということで、大げさにはなりますが、555で作ったパルスを4017で点滅させることにしました。
4017は以前遊びで特殊発光信号機を作ったときに使った経験があったので何となくは理解していました。14番ピンにパルス信号を入れてやれば、出力ピンが順番に変わるというシンプルな動作。ところが手持ちの4017はCMOSで5Vまでしか使えないので、まずは7805で12Vを5Vに変換するところから始まります。これはまぁコンデンサと逆電圧用ダイオードをつければOK。ユニバーサル基板の左端1/3に実装しました。
次に555によるパルス発振部。先ほど空中配線した回路から2個目のLEDを取り除き、そのままユニバーサル基板に乗せていったのですが…
この回路、電源から出た+がLEDを通って、555の7番ピンに吸い込まれてるよ。ひゃー。こんなの使ったことない…
調べると、このままの配線で3番ピンからパルスを取り出してGNDへ返してやればいいことがわかったのでひと安心。ただ点滅速度が遅くなったので、あとで抵抗値を最適化する必要があります(基盤に固定した33kΩに並列に33kΩを取り付けてみたところまあまあ納得のいく点滅速度になりました)。
最後に4017による分周。555の3番ピンからの信号を4017の14番ピンに流し、13番をGNDへ。3番と2番からLEDへカソードコモンで出力。4番から15番へリセットの配線。これでOKと思ってテストしてみたら、LEDが2個とも同時に点滅してしまうのです。あちゃー。
ダメもとで16番ピン(Vcc)を+につないだら、無事に動作しました。ネット上にある4017の回路図を見ても16番ピンにVccの入力を明記している例が少なくて、これは16番に電圧かけるのが常識なのか、それともCMOSゆえの特性なのかはわからないのですが、とにかく遮断機点滅用の大げさな回路ができました。
左から順に7805で降圧・555で発振・4017で分周となっています。マイコンだったら数分の1の面積で実装できそう。
あとは赤色チップLEDを警報機に仕込むことができたら、開かずの踏切が完成します。貴重な時間がどんどん減っていくよぉー。
わが家だけの現象なのかどうかはわからないのですが、数日前から、2ちゃんねるの快適な閲覧のために入れているFirefoxのアドオン、Greasemonkeyの2chブラウザ的Greasemonkeyスクリプトがうまく動いてくれなくなりました。このスクリプトというのは、
2chブラウザ的Greasemonkeyスクリプト (Firefox用、Safari/Google Chrome用)
ここにあるスクリプトにインスパイアされて一部コードを流用して作ったもの。Firefox 4.0以降+userChromeJS+UserScriptLoader、Safari 5.1+NinjaKit、Google Chrome、Opera 12で動作確認しています。使用前にファイルの先頭付近にある設定をお好みに弄ってください。主な機能は、
- レスポップアップ (>>100のようなリンク、数字のみの名前欄をポップアップ表示、多重ポップアップ可能)
- ttp://で始まる文字列をハイパーリンク化
- >(大文字)数字や>(一つだけ)数字をハイパーリンク化
- ime.nu等のリダイレクタをリンクから除去
- 画像リンクにサムネイルを表示
- 画像ポップアップ
- 画像の読み込みに失敗したときにリファラを消して再アクセス(現在のところFirefox用のみ)
- IDポップアップ (ID文字列をクリックでスレから全発言を抽出)
- AA判別&AA用フォント適用 (AAっぽいレスを指定したフォントで表示)
- 簡易NGワード機能 (指定したNGワードを含むレスをあぼーん)
- ニコニコ動画やYouTubeへのリンクをプレビュー
- ずっと人大杉で表示出来ないスレへのリンクを
- read.html(read.js)経由のリンクに変更 (要サーバ登録)
- 一時的に人大杉で表示出来ないスレへをread.html(read.js)で開き直す
- DAT落ちしたスレッドを開いた時に検索ページへのリンクを表示
- メール欄を展開して表示
当然ながらread.cgiのモードをJavaScriptにしていると機能しないので注意してください。bbs2chreader(chaika)ですら大げさだという人におすすめ。
というスゴイものでして、実にネラーの需要を満たしてくれるものなのです。
まぁ、ほとんどの機能は動作しなくても別に支障がない(ホントはないこともない)んですが、外部リンクにうまく飛べないのは実に痛い。(Greasemonkeyを無効にすればもちろん飛べます。ジャンプページを経由してですけど。)
そこで、どうも気になる部分を手直ししてみることにしました。スクリプトの中の283行目・498行目・537行目の、「|jump\.2ch\.net\/\?|」を「|http:\/\/jump\.2ch\.net\/\?|」にしてやります。
本当にコレでいいのかはよくわかっていないのですが、とりあえず今までどおりに閲覧できるようになりましたー。
いよいよ温泉街に取り掛かります。以前のモジュールから摘出した温泉宿A・Bに加え、新たに購入した温泉宿Cを使って、温泉のある風景を再現していきます。ま、結論からいうと温泉宿Aは使わなかったんですけどね。
温泉街といえば川。ボードにのこぎりを入れて川を作りました。細部の表現は後回しにします。
一番広い部分にはダンボールを重ねて木粉ねんどで整形し、湯治場と土産物屋を置きました。
踏切と川の間には温泉宿Cを設置。もちろんアルミテープで遮光してLEDを仕込んでいます。1階は白色、2階以上は電球色にしています。
曲線内側の広い場所には温泉宿B。これも遮光して照明を組み込んだのですが、すでに組みあがった建物に遮光処理するのが大変でした。全館光っているのも不自然なので、1階と3階の一部が光るようにしています。
踏切手前の狭いスペースにはお茶屋を設置。
なんとか建物の配置が終わりました。あとは風景の作りこみです。
建物を2つほど用意しましたが、足りない。買いに行く時間もお金もアレなので、前々回の文化展の作品をドナーとして取れるものを取ることにしました。
カント付きS字曲線がクセモノで通れない車両もありましたが、いろいろと新技法に挑戦した意欲作でもありました。摘出の前に、何枚か撮っておきましょっと。
それでは摘出します。
半日かけて、取れるものはすべて取りました。レールは電圧降下対策・ジョイント部分の急激な勾配変化回避のためすべてはんだ付けしてロングレール化しているので再利用もできないし、もう廃棄するしかないですね。もしほしい人がいれば、無料で譲るんですケド(送料は負担してネ)。
これで終わりではありません。まもなく新たなモジュールとして生まれ変わるのですよ。
ようやく2枚目のボードに着手します。1枚目のボードは「山」でいきましたが、2枚目のテーマは「温泉街」。さてさてうまくできるかな。
温泉街にもいろいろなタイプがありますが、今回はなるべく地味な温泉街にしたいと考え、「温泉宿D(湯治場)」と「土産物屋A」を入手しました。2年前と同様、建物にはできる限り照明を仕込むことにします。
まずは湯治場。干してあるタオルですが、あまりにも塊感がありすぎるので、1mmプラ角棒にコピー用紙で作ったタオルを接着しました。
次に窓ガラスを貼り付けていくのですが、うーん狭い。あまり深く考えずにペタペタと貼っていきます。
それでは照明をつけていきましょう。玄関は白色で蛍光灯っぽく、館内は電球色で温かみを出すことにしました。2年前は全部チップLEDを使ったのですが、今回は作業性&老眼の進行という事情もあり、チップ率を下げて砲弾型を主として使います。
拡散キャップをはめると、指向性が下がっていい具合に室内を照らしてくれるのです。ピンバイスで配線の穴をあけ、LEDを付けます。
なるべく薄暗くてひなびた感じを出すために、2個(玄関と館内)のLEDを直列にして抵抗は2kΩ入れたのですが、これでも屋根や壁を通過して光が漏れるので、アルミテープで室内の壁を徹底的にシールドしました。これに時間を取られたのはとっても痛い…
室内は電球色のLEDですが、さすがに廊下とお風呂に隔たりがないのはおかしいし、お風呂まで作りこんでいないので中を見られたくないという妙な羞恥心もあって、緑色のカーテンをつけました(緑色の買い物袋を利用)。ちょうちんを光らせることも考えたのですが、チップLEDをうまく仕込む方法が思いつかなかったのでボツ。
次に土産物屋に取り掛かります。
看板シールを直接壁に貼るのはさすがにおかしいので、0.5mmプラ板に貼ったものを壁に取り付け。付属のステッカーを使って、のれんを作りました。次は袖看板です。もともと付いているものはいわゆる行灯のように看板内部から照らすタイプを表現しているのですが、せっかくだから光らせてやろうじゃないの、ということで光らせることにしました。チップLED、いきます。
いくつか作り置きしていた配線済みのチップLEDを、顕微鏡をのぞきながらはんだ付けし直します。それを幅1mmのプラ板に電線が通る穴をあけ、取り付け。
付属ステッカーに袖看板用のものがあったので、その大きさに合うように箱を組み上げてステッカーを貼ります。行灯ぽくなってきましたよ。
看板内部はボンドGクリヤーを充填しています。気泡が光の拡散に有効かなと考えて。もともとの看板とほぼ同じ大きさ。
本来の看板取り付け穴を隠すために、余っているステッカーを使いました。2mmプラ丸棒を2mmの長さに切り、中央に穴を開けて電線を通します。そして看板に接着。それを配線穴加工した壁に取り付けて完成。店内は電球色の砲弾型LED、それに袖看板のLEDと直列にして、1kΩの抵抗とともに配線。
こんな感じになりましたー。満足度は高いけど、時間かかりすぎだぁっ!!