次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その9)・TOMIXのエンドレール(車止標識)をLED点灯化

2012年07月03日 01時19分 正午の月齢:13.9  月名:待宵月  潮汐:大潮 月齢:13.9[待宵月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2023年06月11日)
13年前に投稿 | 鉄道模型 | 1件のコメント

2分ぐらいで読めます。

線路終端部には車止めがあり、車止標識があります。TOMIXのエンドレールは第2種車止めを再現していますが、よく見ると車止標識部分が箱のようになっています。

エンドレール

ただの標識ならばペラペラの板でいいはずなので、つまりこれは行灯型(電照式)の標識を再現していると考えられます。

これは、ぜひ光らせてみたい!

LEDで光るエンドレールも売られているのですが、おそらく製品化の都合上でしょうがコンクリートに埋め込まれた第4種車止めを模型化しているのです。これではイマイチ引き込み線には似合わない。というわけで、第2種車止めを光らせてみましょう。

車止標識

標識部分はIllustratorで作ってレーザープリンタで印刷しました。高さ・幅ともに2.5mmです。紙の裏から懐中電灯で照らしてみたところ、黒色のトナーがいい具合に遮光してくれていて、このままLEDの前に貼り付けたらもうそれだけで使えそうです。

箱部分の製作

標識箱の部分は、0.3mmプラ板で作ります。2.5mmと1.9mmの2種類を作って2.5mmの正方形になるように。小さくて接着しにくい…うう…

箱

なんとか箱にできました。バリは接着剤が完全に乾燥してから、無理のない範囲で整えることにしましょう。この時点でもう目がショボショボ。

1608チップLEDとの比較

1608チップLEDとの比較です。LEDが1.6mm幅に対して、箱の内法は理論上1.9mmあるはずです。ケーブルをはんだ付けしていないので何とも言えないのですが、現時点ではどうやら収まりそうです。

さて、無事完成するのでしょうか。

あ、ブログのタイトルですが、「次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その9)」だけではなんだかよくわからなくなってきたので、「・車止標識を行灯化」のように作業内容を追記しましたー。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その8)

2012年07月01日 18時43分 正午の月齢:11.9  月名:十二日月  潮汐:中潮 月齢:11.9[十二日月] 潮汐:中潮
13年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

「引き込み線」をテーマにしているものの、なかなか身近に実物が現存していなくて困っていたのですが、都合よく美祢に出張となり、バスの車窓からではありますが宇部興産伊佐セメント工場へと続く専用線を見ることができました。

最初は専用線だと気づかずに美祢線と思っていたのですが、とにかく第4種踏切が多くて、しかもスロープも踏み板もなくただ第4種踏切の「とまれみよ」が立っているだけのものもあってそんな状態に困惑していたところ、バスの運転手から専用線であることを教えてもらいました。ちょっと下記のリンク先を見てください。

1枚目の写真ですが、左に道路そして専用線。そこには第4種踏切がかなり短い間隔で確認できます。その専用線軌道のすぐ右脇に花や植木鉢が見えます。これってつまり…道路と民家の門(裏口ではなく正面玄関)の間に線路がある状態なのです!!

宇部興産専用線

わかりにくい写真で申し訳ないですが、右のほうに男性が立っています。ここが民家の入り口なんですね。外出するときはまず線路をズカズカと横断してから道路に出ることになります。こんな感じでしばらく家が並んでいて。

宇部興産専用線

ほら、門があって植木があって、まず線路を渡るという構図。現実の専用線の奥深さを思い知りましたー。

宇部興産専用線 セメント工場

その後、専用線はカーブを描き、巨大なセメント工場へと消えていきます。この工場がまた超巨大で魅力的なのです。ひなびた専用線の先にある超巨大な工場。このコントラストがとても魅力的です。

しかしまぁ、今回作る模型で道路と民家の間に線路を通したり、超巨大な工場群を再現したりするつもりはないので、「現実はこんなもんだよ」ということが認識できたということにとどめておきましょう。ただ草はできるだけボーボーにして、バラストもできるだけ土と同化させて、1日1往復くらいしか列車が通らないムードは演出したいとおもいます。

次の「仮面ライダーウィザード」がこれまた微妙。

2012年06月28日 20時00分 正午の月齢:8.9  月名:九日月  潮汐:小潮 月齢:8.9[九日月] 潮汐:小潮
13年前に投稿 | 分類無用 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

最初は「なんだこりゃ」と思ったフォーゼに違和感なくなり、面白くなってきたところで、例年より早く次の仮面ライダーの話題が出てきました。その名は「仮面ライダーウィザード」。

wiz

一見すると電王のイマジンっぽいし、魔法というあたりがマジレンジャーを連想させるし、とにかくいろいろなモノが頭をよぎるわけです。

そういえば、「聖闘士星矢Ω」でも属性という概念が出てきて、火や水や風や土を使いまくるし、さらに星矢Ωの前にすでにスマイルプリキュアがバンバン属性技を使っているわけでして、何だか2012年はこのテの能力の当たり年という感じです。

ぜひ、いい意味で期待を裏切ってほしいものですね。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その7)

2012年06月27日 12時00分 正午の月齢:7.9  月名:弓張月(上弦)  潮汐:小潮 月齢:7.9[弓張月(上弦)] 潮汐:小潮
13年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

ボードにケーブルを逃がす穴をあけて、いよいよレールを固定します。と、その前に。まずはマスキングテープをポイントの裏に貼り付けて、しっかりと防水処理をしておきます。以前ポイントの中にボンド水が浸入して悲しい思い出があるので…

layout7_01

線路に沿ってペンでなぞり、大まかな位置を決めたら、ボンドGクリヤーを薄く塗り伸ばして半乾きになるのを待ちます。その後端から位置を決めつつおもむろにレールを貼っていきます。レールを貼り終わったら、あらかじめあけておいた穴にケーブルを通します。

layout7_02 layout7_03 layout7_04

給電部分は市販のフィーダーを使わず直接レールにはんだ付けしました。テスターで導通をチェック。ボードにあけた穴の部分はマスキングテープを貼ってバラストがこぼれ落ちないようにしておきましょう。

layout7_05

ボードの裏はこんな感じ。

さて、続いてポイントの防水をします。

layout7_06 layout7_07 layout7_08

すべてのポイントに対し、道床から浸水しないようにマスキングテープを貼ります。バラストを撒いたときのイメージを考えて、丁寧に…

さて、これで線路配置は確定しました。次は何をしようかな。

次期文化展、テーマは「引き込み線」。(その6)

2012年06月25日 18時00分 正午の月齢:5.9  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.9[六日月] 潮汐:中潮
13年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

レールを揃えて、図面どおりに配置して、少し手直しするところまでできました。次はこのレールをまた分割しました。

ポイントにつながる部分以外のジョイナーをはんだ付けしてロングレールにしてしまいます。(ポイントは交換することも考えてはんだ付けしません。)

ロングレール化

ただはんだ付けしようとしても、なかなかはんだが流れてくれません。短時間でつけないと道床が溶けてしまうので、フラックスを使います。いつも使っているステンレス用のフラックスをチョンとつけて一気にはんだを流し込みます。いい具合に濡れたらフーフーと息をかけて余分な熱を奪います。こんな感じですべて作業しました。ゲージの内側をはんだ付けしたらダメですよ。外側のみにしておきましょう。

ロングレール化した線路群

場所によってはC280-15、C280-15、S72.5、S72.5、S72.5、S72.5、S99と続く細切れの部分があるので、ロングレール化は効果アリだと思います。あ、そうそう、フラックスをつけたままだと良くないのでよく洗いましょう。家族全員が入った後の風呂桶にレールを沈めて、古歯ブラシでごしごしと洗いました。

次は給電線をつけて、ボードにレールを貼ります。

電磁解放ランプ付きレールを作ってみる。(その1)

2012年06月22日 19時46分 正午の月齢:2.9  月名:三日月  潮汐:中潮 月齢:2.9[三日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2019年09月15日)
13年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

今回挑戦するのは、鉄道模型関連の工作です。

TOMIXには「解放ランプ付レールM70」というものがあって、Mカプラーの機関車を使うと連結器の自動解放ができるのですが、これには永久磁石が使われています。解放ランプ付レールの磁石の上に連結器部分を停車させると、ピョコッと連結器が跳ね上がるのです。

解放ランプ付きレールM70

永久磁石は磁力が安定していてそれはそれで良いのですが、連結器を解放させたくないときでも解放ランプ付レールを通過すると連結が解放されることがあります。そんわなけで、本線上にむやみにこのレールを使うわけにもいかず、側線などにしか使うことができません。

また、当然ですが磁石の上で連結はできないので、連結する場合は連結器を跳ね上げた状態で押していき、磁石のないところまで移動した上で連結することとなります。磁石のないところまで移動できる場合は問題ないのですが、線路終端までの有効長が短く、列車を押し込めない場合は連結することができません。(現在制作中の「引き込み線モジュール」のような場合です。)

そこで、永久磁石ではなく電磁石を使い、解放が必要なときだけ電流を流すようにしたらいいんじゃないかな、と思いました。さっそく挑戦ですー。

electromagnetic-releaser01_01

実験用電源にはいつものように自作パワーパックを使います。鉄道模型の運転よりもこっちの使い方のほうが多かったりして。

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部屋に転がっていたφ2.0mmのビスを鉄芯にします。巻き数も巻き方も考えずにグルングルン巻いてみました。汚いなぁ…

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最初は0.3Aくらいから始めました。鉄の棒を近づけると確かに電磁石になっています。でもDD51のMカプラはピクリとも動かないので、少しずつ電流を増やしていきました。くふふ、電流計が役に立つザマス。

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0.26mmのポリウレタン線は0.8Aくらいが限界です。短時間ならそれ以上の電流を流すこともできるのですが、数秒以上通電すると電磁石から香ばしいニオイが漂い始めるのですぐにスイッチを切ります。2Aくらい流すとMカプラはピクッと動くのですがほんの一瞬しか流せないので全く実用的ではありません。それにMカプラとの距離も密着させた状態での実験なので実用には程遠い。

0.5Aくらいでビンビンに跳ね上がるようにするには、きちんと電磁石を作る必要があるみたいですね。っていうか、最初からなんとなくわかってはいたんですけど。

いろいろなウェブサイトでちょっと勉強します。「電磁解放ランプ付きレールを作ってみる。」シリーズは、長編になりそうです…。

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