頑張って作った2個のLED行灯式駅名標ですが、うっかり抵抗なしで12V印加してしまって一瞬にして1個死んでしまいました。このガッカリ感を埋めるために、他の行灯化できそうなパーツにも手を入れることにしました。
前回同様の方法で1608チップLEDにすずめっき線をはんだ付け。今回は抵抗器本体と曲げる箇所の間隔が狭くて、ピンセットで把持しながら曲げることができないので、あらかじめ先端を曲げておいたすずめっき線をはんだ付けします。とてもやりにくい…
とまぁ、少し苦しんだものの、無事回路が完成しました。
こんな感じで、1.6mmのLEDの両端にケーブルを付けても3mmの幅です。小さいなぁ。それから時刻表や番線表示もデザインしました。一応、列車の時刻なんかもきちんと書いているんですよ。印刷したらつぶれて見えないケド。
そんなわけでもう少し電飾系の作業が続きます。
「いおりふぉんと」、「いおりふぉんと2」、「かなふぉんと」に続く、園児フォント。現役幼稚園児・真綾の手書きフォントです。
4歳なのに言語能力が高い真綾ですが、さすがにカタカナを書くことはできませんでした。読むのが精一杯のようです。そのかわり、サンプルを2回書いてもらって、それをカタカナの欄に収録しました。まだ字が安定していないので、おかしな字が随所に見受けられますが、ありのままの幼女の字をお楽しみください。
さて、少し書いておきます。
前回、「細かい部分はまだまだ加工していきたいのですが、あまり駅(しかもプラットホームだけ)に時間をかけるわけにもいかないので、照明の配線を終えたら駅舎の作成に取り掛かるとしましょう。」と書いたものの、早速細かい部分が気になりました。そんな矢先はんだごてが壊れてしまい、しばらく作業できなかったのですが、ようやく新たなこてを購入したので作業再開です。
新しい武器は太洋電気産業のCXR-31。
さて、今回作るのは行灯式駅名標です。元々の駅名標はただの看板のようなものなのですが、ここはやっぱり行灯のほうがいいですよね。
さて、またまたチップLEDを使うのですが、配線とブラケットを兼用するために0.4mmすずめっき線を使います。これをLEDの長手方向に付けるのですが、いつもの0.26mmポリウレタン線よりも難しい…
すずめっき線の剛性が高くてLEDの端子部分に応力が集中するため、取り扱いはとてもデリケート。LEDを1個ダメにしてしまいました。
1.2mm×7mmに切った0.4mm厚プラ板に、5mmスパンでφ0.7mmの穴を開けます。
すずめっき線をLEDの端子に力がかからないようにピンセットで慎重に曲げて、先ほど加工したプラ板に通します。ぴったりと収まったら瞬間接着剤で固定。
横には6.5mmの長さのものを、下には上と同じ7mmの長さのものを使い、枠を組み立てます。その後0.3mm厚のプラ板を8mm×6.5mmに切って両面に貼り付けました。
印刷した駅名を両面テープで貼り付け、アルミホイルを帯状に切って周囲を遮光します。塗装しても良かったのですが、このままアルミホイルの色を活かすことにしました。
厚さは既製品より少し厚くなりましたが、まぁ納得できる範囲だと思います。
おなじものを2個作って完成。ではちょっと光らせてみましょう。
このように光ってくれます。果たして夜の駅の情景に似合うかな?
チップLED取り付けのクライマックス、プラットホームの屋根に照明を取り付けます。今回使ったのは1個10円の格安白色チップLED(OptoSupply Limited製 OSWT1608)ですが、ホーム両端の照明に使ったLP-1608H196Wの輝度が556~723mcdなのに対して、OSWT1608は74mcdしかありません。よく模型の照明は必要以上に輝いていて不自然なことが多いのですが、この控えめな輝度がとても好都合なのです。電流制限の必要もないし。
回路はこのように4つのLEDを直列でつなぎます。12Vをそのまま流しても大丈夫。いつものことですがはんだ付けは疲れましたー。前回使ったLP-1608H196Wはチップの高さが0.68mmあるので、ちょっと高さが気になる反面、はんだ付けのときに両面テープにチップを固定する際にははんだごての熱が伝わりにくいのですが、OSWT1608は高さが0.4mmのため、完成時にはすっきりする反面、はんだ付けのときにはんだごての熱で両面テープの糊がやわらかくなってチップが動くので加工性が悪いんです。それで少しでも短時間で確実に接合できるようにフラックスを使ってみました。
これをルーペでのぞきながら端子部分にちょんちょんとつけてからはんだを乗せます。そうして4個のチップで構成された回路を3ユニット作ります。
ボンドGクリヤーでLEDを固定してから形を整え、そのあと瞬間接着剤でガチガチに固めます。
同じようにして3つの屋根が出来上がりました。あとはプラットホームに取り付けるだけですー。
さて、だらだらと駅の工作をしてきましたが、これでだいたい終わりました。細かい部分はまだまだ加工していきたいのですが、あまり駅(しかもプラットホームだけ)に時間をかけるわけにもいかないので、照明の配線を終えたら駅舎の作成に取り掛かるとしましょう。とりあえず次回、光らせてみます。
次は、待合室にLED照明をつけましょう。
まずは屋根にアルミホイルを貼って、しっかりと遮光しておきます。
いつものサイズのチップLEDですが、白色ではなく電球色にしてみました。ケーブルの剛性で天井に浮かんでいます。放熱性は問題ナシですね。
さて、今日の加工はたったのこれだけなのですが、数日前に購入したLEDが届きました。これでプラットホームの屋根を加工することができます。1個10円の格安チップLED、さて発色・作業性・耐久性はどんなものでしょうか。
直列か、並列か、直並列か、どのように結線しようかなー。