4系統出力のパワーパックを、自分用に作る。(その4)

2024年05月15日 12時00分 正午の月齢:7.4  月名:弓張月(上弦)  潮汐:小潮 月齢:7.4[弓張月(上弦)] 潮汐:小潮
(最終更新日:2024年05月16日)
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1分ぐらいで読めます。

メインの基板を作り込む前に、まずは電圧計の取り付けを済ませておきましょう。

いつも苦労するのはこの「ツライチに電圧計を取り付ける」処理なんですよねー。

電圧計の取り付け

今回は2液性のパテ(バンパー補修用のウレタンパテ)で、固定と隙間埋めを行いました。ビスも併用しているので、表面から電圧計部分をぐいぐい押しても陥没することはありません。

電圧計の裏側

このディジタル表示の電圧計…

はじめ2線式のものを買ってしまって、そうするとLEDが点灯し始める2.5Vくらいまでが表示できないんです(当たり前だけど)。ということで急遽買い直したのでした。赤がLED点灯のための線、黄が電圧測定用の線です。黒はいわずもがなのマイナス線。

あ、それから。

回路変更

回路を変更します。ポリスイッチのあとに電圧計をつけることにしました。最終的に何V出ているか知るにはこの配線じゃないとダメだよね。

4系統出力のパワーパックを、自分用に作る。(その3)

2024年05月13日 12時00分 正午の月齢:5.4  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.4[六日月] 潮汐:中潮
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ようやく部品が揃いましたよー。部品単体の金額はそんなに高くないけれど、4回路分なのである程度の金額になってしまいます。まぁ数千円で済むわけだから、決して高いってことはないケドね。

部品がそろった

では、ケースの加工をしていきましょう。Illustratorで作った図面を印刷しケースに貼ります。

加工位置決め

丸穴はセンターにポンチを打って、小さい径のドリルで穴をあけ、最後に図面どおりの径のドリルで仕上げます。背面のRCA端子の穴は、ドリルで10mmまで加工し、最終的にはバリ取りも兼ねてリーマーで11mmに仕上げました。

背面加工

電圧計の角穴部分は、6mmのドリルで3個穴をあけて、8mmのドリルで穴をつなげて、あとはヤスリでひたすらごしごし。

上面加工

ここまでできたら、もうほとばしる熱いパトスでパーツを取り付けずにはいられません。

スイッチ取り付け

ツマミもつけちゃえ!

ツマミ取り付け

前回使った金色のツマミもいいけど、今回の銀色もまた美しい…。フルートの鏡面仕上げな銀色もいいけれど、光沢を抑えたこの反射具合もたまらない。

4系統出力のパワーパックを、自分用に作る。(その2)

2024年05月10日 12時00分 正午の月齢:2.4  月名:三日月  潮汐:中潮 月齢:2.4[三日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2024年05月19日)
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というわけで、自分用に4系統出力のパワーパックを作っていくわけですが、あらためて回路図を書いてみました。

回路図

8個の部品で構成されたこんな回路を4つ作って、1つのケースに入れます。1回路だけだったらシンプルだけど、4つもあると配線がかなりごちゃごちゃするんですよねー。

今のところですが、方向スイッチをON-OFF-ONの3ポジションのものにしているので主電源スイッチなしで考えています。電源アダプタを差すと、いきなり電圧計の数字が光るというわけです。

4系統出力のパワーパックを、自分用に作る。(その1)

2024年05月08日 12時00分 正午の月齢:0.4  月名:新月  潮汐:大潮 月齢:0.4[新月] 潮汐:大潮
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2分ぐらいで読めます。

ここ最近複々線にうじゃうじゃと列車を走らせたいのですが、実は手持ちのパワーパックは自動加減速機能が付いたコントローラーが2台あるだけなのです。作ったのは2010年、時間の流れが速すぎる。

これと同じのをあと2台作るのもひとつのテなんですけど、6年前に亀師匠へ献上した1台で4つの出力ができるタイプのものを自分用に作ってみようと思います。ツマミなどの部品はもう少し安いものにしよう…。

ラベル貼り付け

調達できる部品の都合でこれと全く同じというわけにはいかないけれど、だいたいこのイメージでいきます。

変更点としては、トランジスタがもう入手できない2SD1830のかわりに2SD1415Aにします。データシートを見ると、最小直流電流増幅率(hFE min)が2SD1830は1500、2SD1415Aは2000。コレクタ電流(IC)が2SD1830は8A、2SD1415Aは7A。コレクタ損失(PC Tc=25℃)が2SD1830は30W、2SD1415Aは25W。という数値で、たぶん問題なく使えるでしょう。全車室内灯+動力車2両でも1.5Aもいらないっしょ。っていうか全車室内灯実装の編成なんてそもそも持ってないしね。

回路としては、10kΩ Bカーブのボリュームで1kΩの抵抗を通してベース電流を制御、抵抗を通ったあとのベースからGNDの間に0.1μFのセラミックコンデンサ。エミッタからポリスイッチ1.6Aを通して+を出力、エミッタからの出力とGNDの間に100μFの電解コンデンサ。という、そんなに部品点数は多くないけれどこれを4ユニット分、ユニバーサル基板に載せるわけです。

電源はパソコンのACアダプタ。出力端子はいつもどおりRCA端子。トランジスタの放熱はアルミ製の筐体をそのまま使います。いつもどおり。

部品が集まったら、作業開始なのだ。

知らないうちに「NEMLOG」が閉鎖されていた…

2024年05月06日 12時00分 正午の月齢:27.7  月名:二十八日月  潮汐:中潮 月齢:27.7[二十八日月] 潮汐:中潮
1年前に投稿 | 暗号資産(仮想通貨) | コメントはありません

4分ぐらいで読めます。

いつのまにかNEM・Symbolホルダーが他のホルダーと交流できるSNSのようなサイト「NEMLOG」が閉鎖されていました。調べてみると2023年9月5日に閉鎖されたみたい。

いろんな人が集まっていたし、投げ銭機能など、機能としてはよくできていたんですけどね。

nemlog(ネムログ)の概要

nemlog (ネムログ) とは、暗号資産ネムの投げ銭 (寄付機能) がある、ブログプラットフォームです。規模の小さいアメーバブログやはてなブログのようなもので、nemlogを介してブログを書き、他の人が書いたブログを読むことができます。

読んだブログが面白かったら、投稿者にネムを投げ銭 (寄付) できます。投げnemを通じて、ユーザー同士がコミュニケーションできることが特徴です。

nemlog(ネムログ)の特徴

投げnemができる

nemlogの最大の特報は、投げnemが行えること。nemlogにユーザー登録することで、nemlogのユーザー同士でnemを送付したり受信したりできるようになります。

NEMberにより開発される

ネムのコミュニティは日本で盛んに行われており、nemlogの開発者もNEMberです。
本業の傍らnemlogを作り上げ、運営されているところを見てもネムのコミュニティは強いことがわかります。

WordPressにも投げnem枠を実装可能

投げnemの機能はnemlog以外にもWordpressを使用しているウェブサイトに実装可能です。
nemlogはネムの流通量を増加させることが目的であり、投げnem枠はそれに大いに貢献すると期待されています。

nemlog(ネムログ)とは?投げnemなどの様々な機能について徹底解説!

かつてはしばしば書き込んでいたのですが、2021年3月に実施された大型アップデート「カタパルト」で82円/XEMになったあたりでいったんNEMを手放して様子を見ていたところ、その後NEMLOGの各機能がNEMによるものからSymbolに移行したあたりで完全に疎遠になっていました。Symbolに全く愛着わかないので…。

そんなわけで、閉鎖されたことも全然知らなかったのです。すべてはパッとしないSymbolのせいなのだ。

さて、ここからはついでの話題。

このサイトの暗号資産(仮想通貨)カテゴリには「NEM投げ銭」として、NEM Walletからその時点のレート(ZaifのAPIから取得したレート)で計算して100円に相当する量のXEMを送ることができるQRコードを表示させています。(使う人がいるかどうかはさておき、技術的な興味からだけどね。)

QRコードの作成には今までGoogle Chart APIを使っていたのですが、このAPIも知らないうちに使えなくなっていてQRコードが表示されない状態になっていました。まぁこれについては当時から非推奨って言われていたので、心の準備はできていたから大丈夫。さらにこんなこともあろうかと自前のサイトでQRコードを生成できるようにしていたので、技術的にも大丈夫なのです。

WordPressに仕込んでいる投げ銭に関する部分を…

<p><img src="https://chart.apis.google.com/chart?chs=200x200&cht=qr&chld=Q&chl=', rawurlencode($rawurl), '" alt="'.$amount.'XEM to '.$address.'" title="'.$amount.'XEM to '.$address.'"></p>

から

<p><img src="https://susu.cc/qrcode/create_qr.php?data=', rawurlencode($rawurl), '" alt="'.$amount.'XEM to '.$address.'" title="'.$amount.'XEM to '.$address.'" height="200" width="200" /></p>

にしました。

GoogleにはGoogle Chart APIのかわりに「QR code API」っていうのがあって、

https://api.qrserver.com/v1/create-qr-code/?data=なんたらかんたら

というふうにすればQRコードは取得できるみたい。コードの周りの空白がほとんどないから、QRコードの仕様を満たしていない気がするけど、たぶん読み込めるでしょう。

さてさてそんなわけでこの問題はあっさり解決したのですが、それよりもGoogle PlayからNEM Walletが消えているのが気になる。NEMの終焉を垣間見る感じでイヤだなぁ。

 

KATO E261系「サフィール踊り子」に少し手を入れてみた。

2024年04月12日 12時00分 正午の月齢:3.7  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.7[黄昏月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

2024年最初で最後(と自分では思っている)の導入車両、サファイアのように美しいE261系に少し手を加えます。

KATO E261系

この車両も当然ボディマウントのフックなし密連式KATOカプラーなのですが、283系同様あえて「29-962-4 BM用フック付カプラー(灰)」へ交換するのです。

おっとその前に、サボというか方向幕というか方向LEDというか、アソコに行き先を表示してあげましょう。

しかしまぁ、極小サイズの禁煙表示とか、最近の印刷技術はホントすごい。

側面表示

こんな感じで、切り出したものをぺたっと貼っていきます。

サボを仕込む

それからいつものように、編成を組むときに間違えないように、カプラーに番号を振っておきます。

カプラーに番号

それではカプラーを交換しましょー。まずは車体を慎重に外します。中には導光プリズムがありました。いずれは室内灯を仕込みたいものよのぅ。

車体を外す

カプラーをフック付きに交換して組み立て、車体に戻します。次々と加工しているうちに、ふと「ボディマウントって言ってるけれど、シャーシマウントとかフレームマウントって言うほうが正しいのとちゃうか。」という、実にどうでもいい、けど奥深いことを考えてしまいました。

カプラー分解

1号車から4号車は順調だったのですが、5号車は動力車。いったん交換したんだけど…カプラーのお尻部分と台車が、微妙に接触するんです。

動力車は少し台車と干渉する

そこでもう一度ばらして、カプラーのお尻部分を削りました。

カプラーのお尻を削る

これでOK。動力台車とカプラーのお尻タッチは解消されました。

干渉しなくなった

こんな感じで、すべてのカプラーを交換しました。今回も副作用として連結面間隔が少し縮まったんですよ。

これが元々。

元々のカプラー

交換後。

交換後

かなり変わったでしょ。

思いのほか狭くなったから、逆に心配になってモジュールに載せてみました。

テスト

C317でカントありはOKということはカントなしはもちろん余裕で通れます。C280もカントがあっても大丈夫でした。

C280カントあり

C243はカントなしだったら接触せずに通過できたけれど、カントがあったら絶対無理だと思うなー。接触しながらでも通れるとは思うけど。

C243通過

それにしても、ああカッコイイ…。

1号車

というわけで、ひととおりの加工は終わりました。試しに少しだけ走らせてみたら…極低速でもとてもなめらかな。んもぅスバラシイ!

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