文化展合同レイアウト2016(その13)・[1枚目のボード]別の材質でトンネル内壁。初体験の素材。

2016年01月02日 18時00分 正午の月齢:22.1  月名:弓張月(下弦)  潮汐:小潮 月齢:22.1[弓張月(下弦)] 潮汐:小潮
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石膏&キッチンペーパーのトンネル内壁は脆すぎてとても扱いにくかったので、手でクシャクシャに握りつぶしてゴミ箱に直行してもらいました。他にいい材料はないかなぁ。

そんな中、たどり着いたのが「木粉ねんど」。100円で買えるし、ふわふわ紙粘土のような感触で、粉も出ないし、加工性は良いし、とりあえず10袋買いました。

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ではコレを型に塗っていきます。

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完全乾燥してしまうと取り外す自信がなかったので、1日くらい乾燥させたら早速取り外してみます。ラップと接触していた内側はまだ生の感触でした。

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完全乾燥する前にカッターで「神の手のための扉」を作っておきます。その後完全乾燥させたのですが…。

結論はボツ。とてもいい感じで期待できたのですが、唯一にして最大の欠点は収縮が大きいこと。かなり縮むので、ミリ単位で寸法を決めたい場所には不向き。地形の造形には向いてると思うんですけどねー。

文化展合同レイアウト2016(その12)・[1枚目のボード]トンネルの内壁を作る。しかも曲線の複線。

2015年12月14日 18時00分 正午の月齢:3.1  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.1[黄昏月] 潮汐:中潮
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3分ぐらいで読めます。

京阪80形82号の移転や、仕事ではマイナンバー・年末調整の準備・労務監査・経営戦略策定などで日付が変わらないと帰って来れないような日々が続いて、しばらく工作タイムが捻出できませんでした。あーもう2ヵ月くらいしかないや。

4枚あるうちの1枚目にようやく取り掛かります。以前トンネルポータルを設計してちょっと楽しかったので、450mm×450mmのサイズに山を再現できるか自信は全然ないのですが、とにかくトンネルを作ってみます。

ところが複線トンネルって、中が丸見えなんですよね。ポータルだけ作って山は空洞っていうことが多いみたいですけど、ここは何としても内壁を作らないとブサイクすぎます。せめて単線だったら入り口付近だけでいいんですけどねー。

しかも曲線です…。円筒状の内壁を斜めに輪切りしてつないでいく工法は見たことありますが、やっぱり連続した曲面で表現したいところ。それをどんな工法で実現するかですが、考えていても仕方がないので、とにかく手を動かしてみます。まずはトンネルの原型を作ることから。

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30mmのスタイロフォームを木工用ボンドで2枚重ねてカッターナイフで切り出しました。これを3次曲面的に削っていきます。

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普通の発泡スチロールよりは削りカスの処理はラクだけど、やっぱり出てくるもので。削り過ぎないように少しずつ作業します。

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両端はトンネルポータルぴったりの大きさに削ります。その他の部分はポータルのサイズよりは少し大きめに。トンネル内での事故を防ぐために。

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ひととおり削り終わりました。なかなかいい感じですよ。今後今回と同じカーブトンネルを作るときのために大切にとっておきましょ。何だかロールケーキが食べたくなってきたナァ。

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レールの上におくと…よくわからない物体です。

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直接貼りこんでいってもいいのですが、料理用のラップを巻いておくと取り外すときに圧倒的にラク。ラップのしわなんて、トンネル内壁なのでどうせ目立ちません。ますます食材のようになってきました。

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ボンド水溶液に浸した新聞紙を重ね貼りして強度を高めていきます。ある程度重ねたら乾燥させ、取り外した後、縁の部分を纏って補強。内部で剥離している箇所や、水溶液が薄くて接着が甘い部分をタッチアップ。軽くてそれなりに形を保持しているものの、ちょっとした歪みはどうしても残ります。乾燥すると縮むのも想定以上だったかな。

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前後にポータル(といっても厚紙を切り出してちょっと補強しただけのもの)を接着して、線路に置いてみました。覗き込むと、どこまでもちゃんと壁があっていい感じ。限界測定の結果もたぶん大丈夫。んーでも新幹線はどうかなぁ。持ってないからわからないケド。

で、もうひとつ作ってみました。

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工法は全く同じなのですが、材料が違います。キッチンペーパーを石膏水溶液に浸して重ね貼りしました。型のとおりに固まって歪みがないものの、かなり重ねないと薄い部分の強度がなくて不安。石膏が固まる前に外側に塗りたくりましたが、どうも縁の部分がまだまだ強度不足。

新聞紙と石膏、どっちがいいかなぁ。脱線復旧・線路研磨用の点検口を作るなら、やっぱり新聞紙かなぁ。ここの結論が出ないと、この先山などを作っていけません。

曲線トンネルの内壁を作るのがここまで難しいとは…。他の人がやらないのも何となく理解できました。

文化展合同レイアウト2016(その11)・バラストを塗装する

2015年11月27日 18時00分 正午の月齢:15.8  月名:満月  潮汐:大潮 月齢:15.8[満月] 潮汐:大潮
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線路系作業の総仕上げとして、バラストを塗装します。もちろんエアブラシなど持っていないので、いつもどおり缶スプレーでそれっぽい色を吹くだけです。

タン・レッドブラウンなど画像に写っているもののほかに、ガルグレー・ウッドブラウンなど使えそうな色は全部使います。

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で、4枚並べて適当にプシュー。濃くなりすぎたら、薄めの色で再び重ね塗り。直線区間だったら手を横に動かして吹くだけですが、カーブに合わせてサッと吹くのはほぼ不可能。とても難しいのでした。

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あまり濃い茶色にならないように心がけつつ、直線よりは茶系の色を増やしました。どうしても気に入らなければ、また別の色を重ねます。

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少々地味な仕上がり具合ですが、パステルやドライブラシ等でいくらでもあとから色を乗せられるのでこれくらいにしておきましょう。次にレールの側面をフラットブラウン筆塗り。そしてレール踏面の研磨。

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バラストの粒の大きさが狙い通りの表情を見せてくれます。架線柱も立ててみました。

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おもちゃっぽさは消えたかな。残された時間は3ヵ月もありませんが、ようやく本格的な制作に取り掛かれそうです。ホントは架線柱の碍子の色を白く塗って、饋電線の高さあたりに橙色の帯を塗りたいんですけどね。

文化展合同レイアウト2016(その10)・電源入力部分の処理

2015年11月24日 18時00分 正午の月齢:12.8  月名:十三夜  潮汐:中潮 月齢:12.8[十三夜] 潮汐:中潮
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さて、ちょっと気分転換に、レールに電気を供給するための入力部分を作ります。

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今回もいつもどおりのピン端子。外側線・内側線・照明用電源の3系統入力のため、RCAジャックボード 3pin WTN-20-1264-1Nを使いました。

まずはボード側の処理。10mmのドリルで穴をあけ、彫刻刀で大きさを調整します。これくらい荒削りでも全然問題なし。

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次に、端子の処理。赤端子と白端子のマイナスは共通化されているので、まずはこれを独立させなければなりません。金切りのこで金属板を切ってしまいます。はんだ付けは縁の部分に直接行います。

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それでは、あらかじめケーブルをはんだ付けした端子を取り付けます。

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ぴったりはまったら、ねじで固定します。ねじにもいろいろな形がありますが、頭の広いトラスねじを使ってみました。

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ボードの裏にすでに準備してあるレールからの給電線とつなげれば、完成ですー。照明用のケーブルはとりあえずマスキングテープでボードの裏に仮固定しておきましょう。

ボード4枚ともに同じ加工をしました。これだけしておけば、たぶん電圧降下も怖くないですネ。

文化展合同レイアウト2016(その9)・トンネルポータルを作ってみた

2015年11月18日 18時00分 正午の月齢:6.8  月名:七日月  潮汐:小潮 月齢:6.8[七日月] 潮汐:小潮
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まだバラストの塗装もしていないし、情景の案も思い浮かびません。ボードの大きさから考えてあまり大きなモノは作れないのですが、やっぱり1つのレイアウトに1箇所くらいはトンネルがほしい。そんなわけでなんとなくトンネルポータルを自作してみようと思ってしまい、ノリで設計してみました。市販品を買わないのは、まぁ意地というか、お金がないというか。サイズが気に入らないというのもあります。

設計だけして、実際に使うかどうかはまだわからないんですケド。

今回は複線カーブしか選択の余地がないので、まずは複線トンネル。

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半径38mm(直径76mm)の円を描き、高さは57mmとするため、下19mmを削ります。あと数mmは径を小さくできますが、まずは無難な大きさにしておきましょう。

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このように少しカントがついていても大丈夫ですヨ。新幹線や振り子式車両は試していないのでわからないですが。真ん丸の円形なので簡単に設計・修正ができますね。

次に、単線用のトンネルポータル。調べてみるといろいろな形があるものの、やっぱり基本は馬蹄型。今回のレイアウト作りでは今のところ使う予定はないのですが、いつかのためにとりあえず設計してみました。馬蹄型の設計は次のような考え方を用いています。

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長径A、短径Bによる半楕円と半径Cによる複合曲線で構成し、高さをDとしています。美しい馬蹄型を目指してパラメータを変えていき、結果として単線非電化と単線電化の2種類を作りました。

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単線非電化はA=22mm、B=20mm、C=70mm、D=45mm。単線電化はA=24mm、B=21mm、C=70mm、D=50mm。個人的にはいい形になったなぁと思っています。実際に線路と列車を合わせてみるとこのように。

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非電化のポータルでもなんとかギリギリパンタグラフを上げたまま通過できるので、うっかり電車や電気機関車を走らせてパンタグラフが吹き飛ぶという事故は免れるかと思います。今回設計したトンネルは、(今でも生きてるのかわからない)トンネルの規格(甲型・新中間型・乙型)よりもちょっと大きい(非電化のものが乙型とほぼ同じ高さ)のですが、馬蹄の形はやや幅が広いもののほぼ規格どおりのカーブを描いています。

下の図は規格の図面に自作の線を重ねたものです。TOMIXのレールの道床高さを考慮して(規格がもともとレール面高さからなので)少し縮尺に補正を入れています。

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そんなこんなで思いついたのが、複線電化のトンネルの脇に、レンガ造りの単線非電化トンネルが残る旧線の風景。うまく表現できたら萌える風景になりそうだけど、果たしてそれだけの力量(と時間)があるかどうか、ですね。

トンネルポータルにある饋電線の表現など、「ちゃみおかの鉄道趣味 【Nゲージ】小型レイアウトの制作」が参考になります。他にも桜の花びらが落ちている表現など、勉強になりますよ。

文化展合同レイアウト2016(その8)・バラストを仕上げる

2015年11月15日 18時00分 正午の月齢:3.8  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.8[黄昏月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

バラスト撒きの続き、いきます。

前回は下地にKATOの明灰色を撒いたのですが、今日は仕上げのTOMIXライトグレー・オリジナル細挽きを撒いて仕上げます。ファイントラックの道床の肩部分を狙って撒いていき、ボンド水溶液でべちゃべちゃにしてから歯科用短針で微調整。枕木に乗ったりレールに付いたりしたバラストも取り除きます。

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フレキシブルレールの接続部分はそれぞれ2mmずつ隙間が開くようにしておきます。線路内の枕木と枕木の間にはバラストを撒きません。トラブルの原因になるし、枕木よりもバラストが高くなったら不自然だし、そもそも撒きにくいし、塗装したら元々の凸凹表現だけでも違和感なく仕上がるし。

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あまり広くなりすぎないように、気をつけて形を整えます。特に外側はカントのせいで高くなっているので、ついついバラストの裾野が広くなる傾向があります。

完全に乾いたので、車両を載せてみました。

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架線柱を建ててみました。この車両もいい感じにパンタグラフが通っていきます。

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4枚のボードを並べてみるとこんな感じ。これだけだと全然直線がなくて、なんだかなぁ。でも間にいろんなモジュールを挟みこむことで、無限の可能性を秘めているのですぞ。

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バラストを撒き終わったことで、ようやくレイアウト作りのスタートラインに立つことができた気がします。作業開始から1ヵ月でやっと。うーん大丈夫かなぁ。

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