水生生物による水質判定調査に参加してきました。
2012年07月24日 03時52分 月齢:5.3[六日月] 潮汐:中潮
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水生生物による水質判定調査に参加したのですが、最初は「子供と近所の川で水遊び」くらいにしか考えていなくて、当日集合してから趣旨を理解してびっくりしました。
場所は近所の小泉川。川に沿って高速道路が建設中ですが、水質は果たして…
簡単な説明のあと、早速生物の採取。半分水遊びみたいなものです。実作業は伊織に任せて、作業指示だけしていました。
しかし、しばらくするとお呼びでないゲスト(佳奈・真綾)の乱入。
何のためらいもなく水に入ります。服がぬれたらイヤとか、そういう感情は持ち合わせていないのでしょうか。なんでためらいもなくシューと水に入っていくのよキミたちは。
佳奈なんてもうほとんど泳いでいます…んもぅ。
さらに全然お呼びでない翼が乱入。1歳児のくせになんの抵抗もなく自然の川に浸かっていきます。ムチャクチャだ…
みんなが採取した生物を専門家が分類します。見たことがない(というか、今まで意識したことがない)生き物がたくさん。自然は奥が深いなぁ。
解散になった後も、一部の子供は残留して生物採集を続けていました。最後までやっているのは男子ばかりです。
伊織は最後まで熱心に観察していました。それほど理科が好きなのに、あの通知表の成績は何なんだ…。さて、指標生物ですが、
水質階級Ⅰ
- ナミウズムシ
- カワゲラ類
- サワガニ
- ナガレトビケラ類
- ヒラタカゲロウ類
水質階級Ⅱ
- カワニナ類
- コオニヤンマ
- コガタシマトビケラ類
- ヒラタドロムシ類
水質階級Ⅲ
- ミズムシ
水質階級Ⅳ
- サカマキガイ
その他の生物
- イシガメ
- ミナミヌマエビ
- コヤマトンボ
- コシボソヤンマ
- ハグロトンボ
- ニンギョウトビケラ
- コバントビケラ
- ヒゲナガカワトビケラ(クロカワムシ)
魚類
- ドンコ
- カワムツ
- オイカワ
という内容で、思っていた以上に綺麗な水であることがわかりました。川が綺麗だという感想のほかに、すぐ隣であれだけ大規模に建設工事をしながら川を汚していないのはたいしたものだなぁ、なんて思ったりもしたわけです。
今回の最も大きな収穫はウズムシ、いわゆるプラナリア。川底から拾い上げた野球ボールくらいの大きさの石の裏にヒルのようなものを見つけて、でも動き方がヒルのようにシャクトリムシっぽく動かないし、これはもしかしてと思い専門家に尋ねたらプラナリアでした。たしか高校生のときにプラナリアという生物がいるということを知って、「体の途中でちょん切っても下半身(?)のほうにも頭が作られて増殖する」という話を聞いたものだから見てみたくてしかたがなかったのですが、ようやく出会えた気がしました。いつか増殖の実験をしてみようと企んでいます。
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