和風列車「みやび」
2007年01月03日 17時10分 月齢:13.9[待宵月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2019年09月11日)
18年前に投稿 | 鉄道全般 | 1件のコメント
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1986年、大阪鉄道管理局に登場した新しいジョイフルトレイン。「お座敷列車」から「和風列車」へと進化し、3月にデビューして12月に痛ましい事故で短い生涯を終えた「みやび」。事故から20年という新聞記事を見て当時を思い出し、写真を掘り出しました。
あれから20年。インターネットで検索しても「みやび」に関する写真はかなり少なく、内容も限られています。このたび「みやび」のいろいろな写真を公開し、今後の資料として役立てていただきたいと思います。
同時期に登場した東京南鉄道管理局の「江戸」は、展望室が特徴的なお座敷列車。色は青15号をベースに白と赤でSの字をデザインしてありました。対して「みやび」は灰色9号とぶどう色2号で色彩的には目を引くものの展望室は無く、台形テールマークと幌枠の撤去くらいでした。当時友人たちと「足して2で割ったら理想的だねー」と言っていた記憶があります。
全然大したことない側面の写真ですが、20年たつとちょっと資料的な価値が出てきた気がします。
4号車の塗色と塗り分けは数あるお座敷列車の中でも特に斬新でした。「サロンエクスプレス東京」「サロンカーなにわ」などが編成端にラウンジを配置しているのに対し、中間車をラウンジにした点や、種車を14系としたところなど、多くの萌えポイントがあります。
特徴的な室内ですが、ネット上では写真をほとんど見かけませんね…。今までのお座敷列車との違いは座席配置。従来ロングシートのように向かい合うスタイルが主流だったのが、「みやび」は4人で1つの卓を囲むボックス型の掘りごたつを採用した点です。お座敷列車=宴会のイメージが払拭されました。タイプの異なる2種類のインテリアや玉砂利・床机の庭園など魅せるアイデア満載。各テーブルにテレビが付いているところが豪華ですが、当然当時はブラウン管のためかなり場所を占領しています。
これはかなり珍しいヘッドマークつきの編成です。1回しか見ることはありませんでした…パンフレットや展示会記念入場券、記念乗車券も持っていますが、どこに置いたかなぁ。 京都駅での展示会で、NHKのニュースの取材が来ていて、座椅子に座っているモデルを頼まれました。背中だけテレビに映りましたー。
あっしゅからのコメント | 2014年12月02日 #
はじめまして。
みやびの機関車ヘッドマークですが、「関西の電車 僕らの青春 国鉄編」の写真にも掲載されていました。
それを参考にして機関車用のヘッドマークを作ってみるのもご一考だと思います。