381系の隅のほう
2006年11月02日 11時19分 月齢:11.3[十二日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2019年09月04日)
18年前に投稿 | 鉄道全般 | コメントはありません
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愛しくてたまらない381系。一般的には「揺れる」「酔う」と不人気な車両ですが、低い車高、すべすべの天井、床下からの空調機の音、下端についた車端ダンパ…ああ、美しい。JR東日本やJR九州のの最新の車両と比較すると演出らしい演出はは何も無いけれど、長時間乗車するなら地味な室内のほうがいいんです。さて、そんな381系のこまごまとした所を撮影してみました。例のごとく、381系の外観の写真はありません。
まずは車内販売のコーヒーで一息。揺れるので、早く飲んで水位を下げないとこぼれます。たまに傾いたまま走ってる車両があるんですけど、振り子装置の動きが渋いのかな。ではコーヒーを飲んだところで、愛機メビウスMT1-H1Sをテーブルにおいてみると、381系のテーブルにピッタリ。さらにテーブルの止め具でディスプレイを固定してみました。おお、これまたピッタリ。テーブルにノートパソコンが載るところが283系よりも素敵で実用的。
381系に乗るときは通路側がオススメ。窓側にはぶっといダクトがあり、片膝立てたようになってしまうか、足を斜めにしてお姉さん座りになってしまいます。そして、低い天井。583系と比較すると別世界。けど、これくらい低いほうが落ち着くものです。天井が低いにもかかわらず、窓上端も低いので、案外荷物を載せることができます。
2重の窓。今では一般的なカーテンですが、かつてはこの2枚のガラスの間にブラインドが入っていました。小さいテーブルがご愛嬌。
天井化粧板の継ぎ目です。押さえ板で継ぎ目を覆っている車両も多いですが、かつての国鉄車両にはこの工法がよく使われていました。12系客車や0系新幹線にもこの工法が使われています。最近では押さえず重ねず化粧板同士を並べたものや、わざと少しの隙間を空けるデザインもありますね。
ああっ、外が見えない…。シートピッチが改造されて、窓のピッチと合わなくなっだ場所もあります。だがしかし、あえてこの場所を取るのがマニアの真髄。ぜひ国鉄が誇る振り子電車、381系を堪能してみませんか。 (あらら、381系の図面があったはずなのに、探しても見つからない…PDF化したところまでは覚えているんだけど。)