キ100のレベルアップ改造。(その6)

2021年11月19日 12時00分 正午の月齢:14.6  月名:十五夜  潮汐:大潮 月齢:14.6[十五夜] 潮汐:大潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | 1件のコメント

2分ぐらいで読めます。

両方の台車から集電ができるようになりました。いよいよ車内に取り掛かります。

もともと載っていたペラッペラの鉄板ではあまりにも頼りないので、ウェイトを新たに作るのですが、材料はコレ。

中通しおもり

釣り用の中通しおもり。材質はもちろんα崩壊の成れの果て、鉛です。このズッシリ感がたまらない。

このままでは大きすぎるので半分にしようと思って、のこぎりでギコギコし始めたのですが、ものの5分くらいでイヤになってきました。だって丸いからコロコロして支えるのが大変で…。で、のこぎりを置いてニッパーを握りしめてガシガシとちぎってやりましたわ。

おもりを割る

こんな姿になっても大丈夫。たたけばすぐに整形できます。金床の上でコンコンして…

おもりの整形

ある程度直方体になったところで、本当にこの重さ・大きさでいいのか、テストしてみましょう。

おもりを乗せてみる

おっ、これはいい感じ。重さもピッタリぽくて、車輪の転がり抵抗とのバランスも好感触ですよ。

走らせてみても問題はありません。

おもりを乗せて走らせる

このままボディーを軽く乗せようとすると入らない。ただでさえ狭い車体なのに羽根(排雪板)のヒンジ部分がさらに狭くて、もっと幅を薄くしないとダメみたい。ぎりぎりの寸法まで前後方向と上下方向に延ばしました。

おもりの再整形

これを両面テープで固定します。もともと鉄板の位置決めのために床から生えていた2か所の凸は削り取ってしまいました。

おもりを固定する

マスキングテープで絶縁処理します。ブサイクだけど、別に室内灯を点灯させるわけでもないし、これでいいのだ。

絶縁する

びろーんと放置していた前後の台車からの引き込み線を引き通します。

前後の引き込み線を引きとおす

前後の導通と、左右の絶縁をテスターで測定しました。はじめ前台車の右と後台車の左が導通してハァッ?!となったのですが、どうやら作業中に前台車が180度回転していたのが原因だったみたい。車体をかぶせたら発生しないけれど、それまでは気をつけないとね。

次回いよいよ最終回。果たしてキ100のヘッドライトは点灯するのか。感動のクライマックス。

キ100のレベルアップ改造。(その5)

2021年11月17日 12時00分 正午の月齢:12.6  月名:十三夜  潮汐:中潮 月齢:12.6[十三夜] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | 1件のコメント

3分ぐらいで読めます。

前台車を加工し、集電して車内まで配線できました。今回は後台車の集電加工です。

後台車はカタチとしては普通の台車なので、イメージとしてはこんな感じでいきましょう。

集電イメージ

よくあるピボット集電方式です。この仕組みをオリジナルの台車に加工していきます。

まずは手持ちの部品の中から今回の手術に使う臓器を探します。軸がプラスチック製で絶縁された車輪と集電板が見つかりました。

使う部品

ただし集電板はこのままの長さでは使えないので、長さを切り詰めます。車内の板に接触させるピロンと飛び出た部分も、どのみち使えないので切除。

集電板の長さを詰める

普通の台車が大きく見えますね。これくらい台車枠がしっかりしていれば、いくらでも加工できそう。

普通の台車

それに比べて…この華奢な台車に集電板と車内に引き込む仕組みを加工するのかー。できるのかなぁ。台車もアレやけど、キ100の車体幅が狭すぎっすわー。

オリジナルの台車

前台車と同じ要領で真鍮線での引き込みを試みます。まずは台車枠に穴をあけるのですが、なにしろ枠が細いので強度が心配になります。でもここは心を鬼にして貫通させるしかないのです。

台車枠に穴をあける

集電板を加工します。一般的に集電板の梁部分は上になるようにするものですが、この台車には梁の通るスペースがないので、普通とは逆に梁を下になるようにして組み立てました。金属色が目立つようならあとで外側だけ塗装しよ。

集電板の加工

真鍮線を曲げて穴に通すとこんな風になりました。上から見たら、

真鍮線の加工

下から見たら、

真鍮線の加工

これでうまくいくかって、思ったんだけど…。車輪を取り付けて回してみると、妙にブレーキがかかるんです。どうも真鍮線のガタツキが穴を支点にして増幅されて集電板をブレーキシューのごとく内側へ押し付ける力が働くんです。車軸は0.5mmほど削ったんだけど効果が薄いみたいで。

こうなったら、前台車と同様に、中心ピンの「恥辱の穴」を使うしかない。

真鍮線を外して、0.15mmポリウレタン線をはんだ付けします。全然関係ないけど、ポリウレタン線の樹脂被膜をはんだで焼いているときのニオイが結構好きかも。

ポリウレタン線をピンに通す

あと、太い車軸が台車枠にこすれる感触があったので、削っておきました。KATOカプラーをいったん外して彫刻刀で枠を削り、改めてカプラーを光硬化パテで取り付け。台車枠にあけたムダ穴2個のせいで強度的に頼りないお姿になってしまって心配。エポキシパテで充填したら少しは強くなってくれるかな。

車軸干渉部分を削る

まぁいろいろありましたが、なんとか両方の台車から集電できるようになりましたー。長めにしてあるポリウレタン線はぐちゃぐちゃになるとタチが悪いので、コイル状にしておきました。

車内に引き込み完了

次回はいよいよ上回りの工程ですー。

キ100のレベルアップ改造。(その4)

2021年11月15日 12時00分 正午の月齢:10.6  月名:十日余の月  潮汐:若潮 月齢:10.6[十日余の月] 潮汐:若潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | 1件のコメント

4分ぐらいで読めます。

7年放置していたキ100。なぜか急激に小宇宙が高まってきたので、改造を再開ですー。

箱に入れずにバラバラにしたまま放置していたので、7年分のホコリがついていて車体がめっちゃ汚いわー。リアルなウェザリングではあるけれど、まずは綺麗なキ100を作りたいので、とりあえず水洗いしましょ。

車体水洗い

ホコリがほとんど取れて綺麗になりましたー。ぴっかぴかでないところが、こうなんていうか味があるんですよ。

前照灯を光らせるのが最終目的なのですが、いちばんの問題は集電方法。できるだけ失敗したくないので毎度しっかりと調べるのですが、最初に参考にしたのはこのサイト。

ここでは後台車をオリジナルの台車ではなく流用&加工しておられるのですが、安定して集電するのがなかなか難しいみたいですね。

ほかには、

前後両方の台車から集電するみたいだけど、1台車1極性となっているようです。それ以外にキ100の改造についての有意義な情報は見つかりませんでした。探し方が足りないだけかもしれないってのはあるけど。

先輩たちと同じことをしてもおもしろくないので、前後両方の台車からの両極集電をやってみようと思います。

今回は前台車からの集電に挑戦するゾっ。

さて、前台車は枠がない形状なので、集電するには車軸しかありません。車輪は片側が絶縁されているので、それぞれの車軸の向きを変えて車軸ごとに+と-になるようにします。イメージはこんな感じ。

車軸集電のイメージ

理論的にはコレでいいんだけれど、はたしてうまくいくかな…とりあえずやってみましょう。

「キ100のレベルアップ改造。(その4)」の続きを読む。

GREENMAX マルチプルタイタンパーのドローバーを実用的に改造する。

2021年11月12日 12時00分 正午の月齢:7.6  月名:弓張月(上弦)  潮汐:小潮 月齢:7.6[弓張月(上弦)] 潮汐:小潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

4分ぐらいで読めます。

先日入手したグリーンマックス4709 マルチプルタイタンパー09-16プラッサー&トイラー純正色。

2種類のドローバーが入っていて、長いほうは曲線走行に問題はないけれど広すぎる・短いほうはヴィジュアル的にはかっこいいけれど曲線走行に支障がありそう。ということでちょっと確認してみました。

ドローバーの長さ比べ。

ドローバーの長さくらべ

短いほうが13mm、長いほうが20mm。1.54倍長さが違います。

ちなみに、日本人のドローバーも平常時8.5cm、勃起時13cmで1.53倍。この車両とほぼ同じ。…まぁ深い意味はないんだけどさ。

で、短いほうのドローバーを使うと曲線通過時に車両どうしが干渉するかもということで、試しにカーブレールC280に載せてみました。

C280に載せる

うわーぶつかってますね。カントなしでこの状態だから、カントがあると脱線・転覆の可能性もありそうです。かといって長いのをそのままつけるとカッコ悪いし…

長さももちろんなんだけど、ドローバーの回転中心が車端中央にあるっていうのも原因のひとつです。旋回することによって連結器の長さが車両に近づくことで相対的に連結器が短くなってしまうんですよね。台車マウントだとこの変位量が少ないんだけど。

旋回中心が車端にある

ということで、台車マウントに改造してしまおうかと考えました。

「GREENMAX マルチプルタイタンパーのドローバーを実用的に改造する。」の続きを読む。

GREENMAX マルチプルタイタンパーを入手してしまいました。

2021年11月10日 12時00分 正午の月齢:5.6  月名:六日月  潮汐:中潮 月齢:5.6[六日月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | 鉄道模型 | 2件のコメント

3分ぐらいで読めます。

「2021年は鉄道模型を買わない」って心に決めていたのに、禁を犯したのがコレ。グリーンマックス4709 マルチプルタイタンパー09-16プラッサー&トイラー純正色。

4709マルチプルタイタンパー

4月に予約していたものです。すっかり忘れていた…

あ、記事として書いているのは11月ですが、届いたのは10月下旬のことです。

さて、開けてみましょ。

開封してみる

変な車両。ま、それはわかっているからいいんだけど、あまり…いや全っ然、重厚さはないかな。床下も黄色だからっていうのもそう見える原因かもしれない。けど実物もこんな色だからねー。

表記類は細かく再現されていて、なかなかいい感じですよ。

側面の表記

これがマルチプルタイタンパー。動力入ってるの?って疑ってしまうくらい軽くて台車を見ると、運転台側の台車がちゃんと動力台車になっていました。

「GREENMAX マルチプルタイタンパーを入手してしまいました。」の続きを読む。

アイボールQSOのための名刺を作ってみた。

2021年11月08日 12時00分 正午の月齢:3.6  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.6[黄昏月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

ケント紙が何枚かあったので、なんとなく名刺を作ってみました。仕事じゃなくて、遊びのね。

アイボールQSO(アマチュア無線界でのオフ会)のために、「黒しか使わないでどこまでカッコイくできるか」をテーマにデザインしたのがこちら。

アイボールQSO用名刺・表

裏面はこんな感じ。ちょっとおフランスなファッションブランドを意識しているんですよ。なんとなくあのブランドっぽいでしょ。

アイボールQSO用名刺・裏

まぁこんなご時世だから、使う機会があるかどうかわからないけどねー。

こんなことをしていると、あれ用の名刺、これ用の名刺とあといくつか必要な気がして、自分の肩書の多さ(片っ端から首を突っ込んでいってしまう軽さ)にヤレヤレですわ。

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