自家製銅めっきをしてみました。
2011年01月12日 21時22分 月齢:8.1[九日月] 潮汐:小潮
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とある野望のため、自宅で銅めっきに挑戦してみました。理屈は知っていても実践は未経験なので、参考にしたサイトは「自宅でやる!!自家製簡易メッキ実験」です。
100円ショップで酸性トイレ洗剤を買ってきました。成分を見ると「塩酸9%」。くふふ、期待できそう。
電源装置は…鉄道模型用パワーパック。以前自作したものです。きめ細かな制御ができますー。めっき槽は洗剤と一緒に100円ショップで買いました。めっき用の材料は銅の針金です。ぐるぐると丸めてドボン。
手始めにピンセットにめっきしてみました。ピンセットから細かい泡が出てきますがしばらく放置しておきます。洗剤が意外と電気を流すようで、加減速つまみを半分まわしたところで計器は2.5V 2Aを示しています。パワーパックの底がかなり熱くなってきました。適度な頃合いにピンセットを引き上げると、このようにめっきされていましたー。
さて、もう一品。Pカッターの刃が実験材です。穴の部分にケーブルを結んでドボン。
30分くらい放っておいたら、刃の周りにもふもふした銅の粉末がついていました。でもまぁ一応全体がめっきされているので合格としましょう。錆びると悲しいので水洗いして防錆油を塗っておきます。
実は今回銅めっきしたかったものは工具ではなく、ベイブレードだったのですが、ちょっと化学を知っている人ならば結果は想像できると思います…。
フレイムビクシスから外したメタルウィールをドボンと漬けると、電気を流す前から泡が出ています。亜鉛ダイカストが塩酸に勝てるわけがなく、表面が溶けました。液を薄めてもだめ。電気を流しても表面に黒い膜が付くだけで、めっきされた感じは全然なし!! はー、そうだよねー。わかってたんだけどねー。
これって、硫酸銅水溶液を使えば亜鉛に銅めっきできるかなと思うのですが、実際のところはどうなんでしょ。硫酸銅が簡単に手に入るはずもなく、銅の針金をめっき槽に漬けたまま、塩化銅にでもなってくれないかなと考えています。
というわけで、銅めっきは成功ですが、フレイムビクシスコパープレイティングヴァージョン製作は失敗でございました。
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