583系の隅のほう

2008年11月23日 09時21分 正午の月齢:25.5  月名:二十六夜  潮汐:若潮 月齢:25.5[二十六夜] 潮汐:若潮
(最終更新日:2019年09月04日)
15年前に投稿 | 鉄道全般 | コメントはありません

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「隅のほう」シリーズ・第2弾。

以前、何かの資料に役立つだろうと思って撮り貯めた583系の寝台部分を晒してみます。本当は、B寝台のセットマニュアル(著者:煤)も公開したいのですが、あまりにも露骨に写真つきで詳細に手順を説明しているので、マニアさんがいたずらしたりすると困るので公開できません。583系が全廃したときにお見せしたいと思います。(なんとボクが作ったマニュアルが各地の整備会社に行き渡って使われているらしい…お役に立てて光栄です。)さて…

東西2色の583系

2色並んだ583系。重厚感のある屋根がいいですね。こんなでっかい車両が1067mmのゲージの上を走るわけですから、なんか不安定な感じもしますケド。

計器 運転席

話を聞いたところ、運転経験者にとっては只の重い車両に過ぎないということです。走らない・止まらない。いい思い出は無いということです…運転台も国鉄特急そのものです。

上段寝台

「広い・安い・眺望がいい」と評判の下段寝台と対照的に、「狭い・怖い・眺望悪い」と3重苦の上段寝台。実際に寝てみると、屋根のRに圧迫されそうです。不用意に頭を上げると屋根に頭をぶつけるし、うっかり通路に落ちると大怪我しそうです。この写真は、カーテンが全く無い状態で撮影しているので(車内の)見晴らしが良いですが、実際は何も見えませんー。クーラーの音をたっぷり聞けます。さらに揺れます。荷物置く場所もありません。…って、まるでいいところがないみたい。いいところ…うーん、セキュリティーが高いと言えるかな。(写真に写っている足は煤のものです。)

中段をおろした直後 荷棚を下ろした状態 上段・中段寝台状態

マニアさんはご存知でしょうが、中段寝台の上げ下ろしの際には荷棚(網棚? でも、網じゃないし。)をいったん跳ね上げます。上段がちょうど荷棚の高さになります。こんな写真はおそらく大量には出回っていないと思うので、海亀の産卵シーンより貴重かも知れません。中央の写真は中段が下ろしてあるけれど上段はまだ下ろしていない時のものです。中段寝台は下ろすときも大掛かりですが、上げるときは重くて大変! ストッパーが掛かるまで一気に押し上げないと、また下りてきます…居住性比較として、A寝台・グリーン車の写真も掲載します。

ロネ上段 ロネ全景 グリーン車

さすがに2段A寝台なので、上段もゆとりがあります。寝台幅もたっぷり。(荷物が)多い日も安心。写真ではわからないですが、枕も毛布もB寝台とは別物です。座席にしたとき(上段収納時)もボックス間の仕切りはそのままなので、セミコンパートメントな香りが漂います。グリーン車は無駄に高い天井がかえって落ち着かない…包まれ感が無さすぎですね。

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