YAESU FC-50 オートマチック・アンテナ・チューナーの使い方

2021年05月15日 12時00分 正午の月齢:3.7  月名:黄昏月  潮汐:中潮 月齢:3.7[黄昏月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | 1件のコメント

4分ぐらいで読めます。

FT-891MにFC-50をつけて、HFモービルアンテナGRA-750Bと組み合わせているのですが、7MHz帯のSWRが2.0くらいあります。7.200MHzでなんとか1.6くらい。アンテナのエレメントの長さを調整すればいいんでしょうけど、そもそも「FC-50はちゃんと仕事してるの?」という疑問がわいてきて、調べてみると、設定してあげないと動かないことがわかりました。ポン付けだけではダメでしたー。

ということで、ロクに説明書を読まない自分への反省をこめて、他にもおなじようなズボラな人(がいるのかいないのかはわからないケド)のために取扱説明書の一部を引用して掲載しておきますね。ちなみにこれらはFC-50の説明書には載っていません。FT-891のほうに載っています。

FC-50 オートマチック・アンテナ・チューナー

FT-891のアンテナ端子とアンテナ間のインピーダンス整合を行うマイクロコンピューター制御のオートマチック・アンテナ・チューナーで、SWRが十分に下がらないときに使用します。
詳細については、FC-50の取扱説明書をご覧ください。


FC-50の取付方法

FC-50からFT-891の背面にあるANTジャックとTUN/LINジャックにケーブルを接続します。

FC-50からFT-891の接続


操作前の設定

操作前にメニューモードから設定する必要があります。

操作前の設定

  1. [F]キーを長押しして、メニユーモードを表示します。
  2. [MULTI]ツマミをまわして、"16-15 [TUNER SELECT]"を選択します。
  3. [MULTI]ツマミを押してからまわして、"EXTERNAL"を設定します。
  4. [MULTI]ツマミを押すと、変更した設定が保存されます。
  5. [F]キーを長押しすると、VFOの画面に戻ります。

操作方法

操作方法

  1. [F]キーを何度か押して、"FUNCTION-1"画面を表示します。
  2. [MULTI]ツマミをまわして、"TNR"を選択します。
  3. [MULTI]ツマミを長押すると、自動的に送信状態となり、チューニングがスタートします。チューニング中は、"WAIT"の表示が点滅します。
  4. SWRが最良点になると自動的にチューニングが終了します。チューニング中に[MULTI]ツマミを押すとチューニングをキャンセルします。
  • アンテナチューナーを"オフ"にするには、以下の手順をご確認ください。
    1. [F]キーを何度か押して、"FUNCTION-1"画面を表示します。
    2. [MULTI]ツマミをまわして"TNR"を選択LJ、[MULTI]ツマミを押してアンテナチューナーを"オフ"にします。
    3. [F]キーを長押しすると、VFOの画面に戻ります。
  • アンテナチューナー権能は、[A]/[B]/[C]キーに割り当てることができます。詳しくは、FT-891取扱説明書の"[A]/[B]/[C]キーに割り当てた機能を変更する"を参照してください。
  • チューニング中にリレーの動作音が聞こえますが、これはアンテナチューナーが動作する音で故障ではありません。
  • Sメーターを"SWR"に変更するとチューニング時(または送信中)にSWRの目安を測定することができます。
  • チューニング中は電波が自動的に送信されますので、すでに行われている交信に妨害を与えないようにしてください。
  • アンテナの設置場所や周囲の状況によっては、十分にSWRが下がらない場合があります。

ということで、日本メーカー製工業製品らしくしっかりと文字で記載されていました。最近MP3プレイヤーやその他のいろんなモノに関して中国・台湾・その他外国製を買うことが多くて、たいてい取扱説明書はペラペラの1枚だけだったり何も入っていなくて「言わなくてもなんとなくわかるでしょ」的な製品が多かったので、すっかり大陸的文化に慣れきっていた自分にあらためてびっくりです。

昔はきちんとすみずみまで取扱説明書を読んでからさわったんですよ、ホントに。ドラクエIIなんて、ベホマやらイオナズンやらの呪文の解説まで全部読んでからプレイし始めたんだからねっ。

ベランダにHF用のアンテナを立てる。(おまけ)

2021年05月12日 12時00分 正午の月齢:0.7  月名:新月  潮汐:大潮 月齢:0.7[新月] 潮汐:大潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | コメントはありません

1分ぐらいで読めます。

仕事が終わって帰宅して、なんとなくFT-891Mのバンドを7MHzにしてダイヤルをグリグリしてみると…

どわー、0エリア(信越管内)と6エリア(九州管内)が交信している!

総合通信局の管轄地域

でそれを3エリア(近畿管内)で聞いている自分。そうそうこれこれ。この距離感がない感覚。これぞ7MHz。

いやまぁ、距離感がない感覚っていうのはインターネットで十分味わっているんだけど、それとは違うダイレクト感があるのよね。こんな長距離を飛ぶなんて、電波ってすごいなと改めて実感したのでした。

ベランダにHF用のアンテナを立てる。(その2)

2021年05月10日 12時00分 正午の月齢:28.4  月名:二十九日月  潮汐:大潮 月齢:28.4[二十九日月] 潮汐:大潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | 1件のコメント

3分ぐらいで読めます。

同軸ケーブルの先っぽにM型コネクタをはんだ付けして、アンテナを立てる準備ができました。続けてマストに基台を取り付けます。が、もともと基台についていた40mmのボルトでは31.8mm径のマストを挟むことができなかったので、はやる気持ちを抑えつつスーパーカブのエンジンをうならせてホームセンターに行き、M4 50mmのステンレス製ネジを買ってきました。ちょうど1袋4本入りで、余ることもなく使い切ることができてよかったー。

マストに基台をつける

アンテナとケーブルを取り付けて、さくっと立ててみました。うん、HFの固定アンテナというにはあまりにもショボショボですが、これで電波を拾えるのなら…いいよね。全然アリだよね。

アンテナが立った

ブラケットの下側にあるMJ-MJ変換コネクタと同軸ケーブルM型コネクタの部分には、自己融着テープとビニールテープで防水しています。アンテナとMJ-MJ変換コネクタの間はとくに何もしていませんが、一般的なモービルアンテナと同様なのでたぶん大丈夫でしょう。とにかく同軸ケーブルに水が入らなければいいのだ。

コネクタの防水

マストをベランダにおろしてすぐにアンテナのメンテナンスができるように、同軸ケーブルの長さはゆったり目にしておきます。このマスト長では不要かもしれませんがお約束の1周ループを作っておきましょう。マストの長さを1.8mから2.5mに変更してもケーブルを交換することなくて済みます。

ケーブルのループ

さてさて、受信してみると…

ん? んんん??? どのバンドでもほとんど何も聞こえません。7MHzだけがノイズ多めで、時折交信がノイズの中から拾えるけれど完全理解は困難。オフバンドでは日本語ではない音声や、CWの音が聞こえることもあったけど…。HFってもう少しにぎやかかなと期待したんですけどね。やっぱりアンテナが原因なのか、それともいつもこの程度の交信頻度なのか。他エリアや外国の交信がガンガン(でないとしても少しくらいは)飛び込んでくるかなと思ったのにー。

唯一バリっと受信したのは、50MHz帯で比叡山からのCQコール。ま、距離が近いし、FMだし…って、これじゃあ今までの430MHzと変わらないじゃないかっ!

あ、50MHz帯で比叡山からのCQコールですが、ちょうどフルート吹いていてノリノリだったときなので応答しませんでした。記念すべきHF帯初交信として応答したらよかったかな、ってちょっと思ってマス。

それから黒いアンテナはそこそこかっこいいんだけど、せっかくだから塗装してやろうかな、なんて悪いコト考えています。考えている色は、インターナショナルオレンジ。けどいくら検索しても東京タワーなどの鉄塔系以外でアンテナをこの色に塗った画像が出てきません。せいぜいこんなの。

アンテナをオレンジ色に塗ろうなんて考えるヤツはあまりいないのかなぁ。いいと思うんだけど…ダメかな?

ブリチアルディキーを「使う」&「解除する」記号のこと。

2021年05月09日 12時00分 正午の月齢:27.4  月名:二十八日月  潮汐:中潮 月齢:27.4[二十八日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2021年05月12日)
4年前に投稿 | フルート | コメントはありません

2分ぐらいで読めます。

「Butterfly」は転調が多くて、[前奏]ヘ長調 [サビ]変ホ長調 [Aメロ・Bメロ]ロ長調 [サビ]変ホ長調 [Aメロ・Bメロ]ロ長調 [サビ]ホ長調 というふうに曲が進んでいくのですが、ヘ長調・変ホ長調は♭系なのでその調の部分はブリチアルディキーを押しっぱなしにしています。さて今回のテーマは♯系なロ長調の部分の運指について。(ブリチアルディキーっていうのは、左手親指で押さえるBキーのすぐ隣にあるキーのことです。)

flute

ラ♯は基本的にAisレバーを使っているのですが、Bメロにちょっとややこしいところがあって苦戦していたら、先生から「ブリチアルディキー使ってみたらどうでしょ」と提案があり、「えっ? ♯の曲で使ってもいいんですか」と聞いたら、「使えるところはどんどん使いましょー」ということで、先生はめっちゃブリチアルディキー肯定派なのでした。

とはいうものの、どこからどこまでブリチアルディキーを使ったらうまくできるかわからず、毎回使いどころがバラバラだったので、楽譜に記号を書いてもらったのです。

  • ブリチアルディキーを押さえるタイミング…「+」
  • ブリチアルディキーを離すタイミング…「◯」

というふうに、ちゃんとした記号があるみたいですね。おーなるほどこれならわかりやすいかも。(パッと指が動くかどうかはさておき…)

ところで、 「ブリチアルディキー」なのか「ブリッチャルディキー」なのか「ブリチャルディキー」なのか。Briccialdi keyだから「ブリッチャルディキー」がいちばん正しい気もするけど、楽器解説的サイトでは「ブリチアルディキー(ブリチアルディキイ)」が多数派な感じだし、まぁどっちでもいいか。

ちなみにGoogle。

  • ブリチアルディキー (約3,390件)
  • ブリッチャルディキー (約72,600件)
  • ブリチャルディキー (約39,700件)
  • "ブリチアルディキー" (約2,570件)
  • "ブリッチャルディキー" (約217件)
  • "ブリチャルディキー" (約31件)

「キー」「キイ」「キィ」でも検索結果が変わるかもしれないけどいろいろ調べだすと沼にはまるのでやめておきましょう。、キーワード単体だと「ブリチアルディキー」が件数多いけれど、GoogleのSEO的には「ブリッチャルディキー」がいいみたい。今後どう表現しようかな。

声に出して言うときは、ブリチャルディキーって言ってるなぁ、きっと。

ベランダにHF用のアンテナを立てる。(その1)

2021年05月08日 12時00分 正午の月齢:26.4  月名:二十七日月  潮汐:中潮 月齢:26.4[二十七日月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | 2件のコメント

2分ぐらいで読めます。

さて、免許状も届いて、同軸ケーブルの室内引き込みやモービルアンテナ基台の準備も整ったので、いよいよHF用のアンテナを立てはじめることとしましょう。144/430MHz用のGPアンテナは直接波の届く距離を稼ぎたくて屋根よりも高くしたのですが、HF用のアンテナはメンテナンスや飛び方を考慮してベランダの屋根より少し高いくらいでいいかな。

支線を張らないし、将来重いアンテナをつけるかもしれないということで、31.8mm径のマストにしました。選んだのは「サン電子 アンテナマスト 1.8m M-32-P」。マストを支えるのは「DXアンテナ 壁面金具 MW20Z 」です。

MW-20Z

が、わざわざ買ったわけではなくて以前144/430MHz用のGPアンテナを立てたときに2重にしていたものの1つを再利用しました。

そんなに重いアンテナじゃないし、2つもいらないよね、っていうことで。

壁面金具再利用

はじめは柵に直付けしてみたのですが、完全に垂直を出そうとするとベランダの屋根と干渉してしまったので、3/8高ナット30mmをスペーサーにしてベランダ柵から30mm東側に張り出すようにしてみました。

壁面金具とマスト

もちろんそれだけでは壁面金具と柵の接触面積が小さくて頼りないので、M8の80mmステンレスボルト4本で周囲をガチガチに強化。さすがにこれらがちぎれることはないでしょう。値段は高いし加工しにくいけれど、耐久性を考えるとやっぱりステンレスが安心。

高ナットで東にオフセット

HFアンテナはアースが重要って聞いたので、ベランダから直接1階にアースを設置しました。こんな方法でいいのかどうか自信はまったくないケド。今回のアンテナはノンラジアルだけど将来のことも考えて、やらないよりはマシかなぁということで。

アース

マストを立ててみるとこんな感じになります。だいたいイメージどおりの高さになりました。230~250mmのマストも候補にはしたけれど、急に値段が上がるのよね…。

マスト仮設置

最終的にはベランダの屋根とマストをU字ボルトか何かでつないで、風に対する耐性を向上させる予定です。

あーゴールデンウィークも終わってしまった…というわけで続きは次回の休日に。

M型コネクタ(MP)とモービルアンテナ基台を組み合わせるためにひとひねりしてみた。

2021年05月02日 12時00分 正午の月齢:20.4  月名:二十日余の月  潮汐:中潮 月齢:20.4[二十日余の月] 潮汐:中潮
4年前に投稿 | アマチュア無線 | コメントはありません

3分ぐらいで読めます。

HF帯の電波が出せる身分にはなったものの、まだアンテナが準備できていません。そろそろ金銭的にも枯渇してきたので、手元にあるものを組み合わせて何とかできないものかなぁ。

アンテナはGRA-750Bというモービルアンテナを先日用意しましたが、これをアンテナマストに取り付けるためにNAGOYA(名古屋通信股份有限公司)製RB-46モービル基台を使います。少しメッキの表面から錆が浮いているので、本番取り付け前に真っ黒に塗装してあげよう。

RB-46

一般的にモービルアンテナは、固定局用アンテナとは違いアンテナ側がM型プラグ(オス)で同軸ケーブル側がM型ジャック(メス)になっていますね。GRA-750Bももちろんそうなっています。ところでこのテの差し込み系のモノって、凸側がオス・凹側がメスって呼ばれてなんか性的に悶々するわー。

GRA-750B

これと対になる同軸ケーブルは当然M型ジャックのケーブルでなければならないのですが、手持ちのものはL字タイプのM型ジャックがついた3D-FBのものしかありません。最大50W流すわけだし、細くて減衰が大きそうだし、将来もう少し立派な固定局用アンテナ(まぁせいぜいGPが限界だと思うけど)にしたときのために、5Dのケーブル&M型プラグにしておきたい。ということで、暫定的にMJ-MJ変換コネクタを使って、M型プラグの5D同軸ケーブルとアンテナをつなごうと思います。5D-FBを20m買ってるので余らせたくないっていうのあるけどね。

同軸ケーブルL型ジャック

ところがL字型でないストレートなケーブルをつなごうとすると、中間のブラケットと干渉してしまうんです。ぐぬぬ…L字コネクタを買う金が惜しい。惜しいっていうか、もうない。

RB-46裏側

ここで頭をひねるとともに金具もひねります。いったん分解してアンテナを支持するブラケットを裏返してつけてやりました。もともとついていた黒いダイヤルのような蝶ネジはもちろん使えないので、部品ストックの中からステンレスのボルトを探して付けました。これでまっすぐ真下に固いケーブルが下ろせますね。

RB-46をひねる

このような順番でつなぎます。計画どおりにいくかな。

組み立て図

組み立ててみるとこんな感じになります。変換コネクタを含めるとそれなりの長さになるので、ブラケットを反転していなければL字ジャックしか選択肢がなかったところですね。

ブラケットをはさむ

MJ-MJ変換コネクタはとくに基台に固定するわけではなく、ブラケットをはさんでアンテナと締めるだけで十分に保持されます。

組み立て後

MJ-MJ変換コネクタと同軸ケーブルのプラグ部分は、自己融着テープで防水したほうがいいですね。これはマストに固定するときに実施します。

基台の下側

まだ本番のケーブルではなく、室内でシミュレーションしただけですが、これでなんとかイケそうですね。

完成した

では、マストたちを調達したら、次はいよいよベランダに設置するのです。

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