LM380Nを使ったアンプを20年ぶりに作ってみようと決意。
2013年09月11日 18時00分 月齢:6.0[七日月] 潮汐:小潮
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かれこれ20年くらい前に粗大ゴミから拾ってきたアンプで、それなりに大きなスピーカー(これももらい物)を鳴らしていたのですが、左チャネルの音が出なくなってしまいました。
昔はゴミ捨て場にこのようなアンプが落ちていることが珍しくなかったのですが、やがてステレオからミニコンポとなり、さらにはオーディオ機器という概念が希薄化して、ただ音楽を聴くためだけに巨大なハードウェアを用意するということがなくなってしまいました。
実際わが家も、ラジカセもミニコンポも何もなく、ノートパソコンからMP3を垂れ流すだけなのですが、そのノートパソコンからアンプを経由してスピーカーを鳴らしています。
ま、聴くのは初音ミクかショパンか、20世紀のJ-POPくらいなんですけど。
さすがにノートパソコンのスピーカーでは物足りないので、どうにか今までどおりでっかいスピーカを鳴らしたい。そんなわけで引っ張り出してきたのが、これまた20年くらい前に作った自作のアンプ。ICにはLM380Nを使っています。他にもこの時期にはTA7230やTA7233といったICを使っていろいろなアンプを作ったものです。
その中でもLM380Nで作ったアンプは十分なパワーがありつつまろやかな音で、どの音域も変に誇張することなく、まるで真空管アンプのような音が出ます。って、真空管アンプの音がどんなものか知らないんですけど、なんとなく。
長い間物置の中に放置していたので、動くかどうか心配だったのですが、12Vの電気を流してやると何事もなくスピーカーを鳴らしてくれました。10kΩ Aカーブの可変抵抗は手持ちがないので、とりあえず100kΩ Bカーブのをムリヤリつないで。
ただ、ユニバーサル基板が劣化しているのか部品の劣化なのか元々なのかわかりませんが、基板に触れたり可変抵抗のツマミを触ると、ブーンとノイズが乗ります。何も触らないときでもかすかにノイズが乗っています。それだけが気になるのですよ…
これを機会にもう一度LM380Nでアンプを作り直そうと思ったところ、このICが今となってはなかなか手に入らないことがわかりました。でもないわけじゃないみたい。それと、回路図を検索してみたら「LM380革命アンプ」や「LM380非革命アンプ」なんてものが引っかかってきて、どうやら数年前に結構話題になったようです。
材料費は見栄えにこだわらなければたぶん1000円もかからないので、ちょっと部品を集めて納得のいくものを作るとしましょう。
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