K11型マーチのマニュアルトランスミッションを堪能する。

2014年08月19日 18時00分 正午の月齢:23.5  月名:真夜中の月  潮汐:小潮 月齢:23.5[真夜中の月] 潮汐:小潮
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帰省時のお楽しみ、父(1941年生まれ)の愛車マーチを借りてドライブ。束の間のMTリハビリです。助手席には佳奈を乗せて。

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小型車の面白さがぎゅっと詰まった、運転していて楽しいクルマ。ただオーディオからは浪曲か何かが流れていて、何だかノリが合わないのでオフにしておきます。エンジンの音が音楽がわり。

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とても73歳の老人がふだん乗っているとは思えない外装・内装です…。ロールケージでも入れたらサーキットを走れそう。車高も低く乗り降りしにくくて、ゴツゴツした乗り心地。ま、田舎道ではこんなクルマのほうが走りやすいんですけどね。荷台部分も鉄板むき出しですよー。

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1速でないと登れない急な坂があったり、4速ではもたつく坂をダブルクラッチで3速に落として走りきったり、田舎道を堪能しました。温泉の裏から続く道を進むと火葬場があって、高校の分校の手前の白線もガードレールもない杉の落ち葉だらけの道を登ると林道に出て…都会では味わえない運転感覚。

仕事柄、履歴書を見ることが多いのですが、最近の若い子は男女を問わずAT限定免許がとても多い。実際ATしか乗らないって人ばかりなんでしょうね。ただボクの場合、前職でも営業担当の代わりにMTのライトバンで納品に走ったり、現職でも現場にいた頃はMTのトラックに乗ったり、需要が0かと言えばそんなこともなかったので。ほとんど同じような手間なんだったらわざわざAT限定免許にする必要もないと思うんです。アクセル開度に対する速度の変化やパワーの過不足を感じながら適切なギアを選択する感覚って、自動車を運転する上で知っておいたほうがいいと思います。

別にどっちを取得しようがどうでもいいってハナシなんですが、「持っていて損はない」かなぁ。

この中にある、

MT車肯定派の中でも、「MT車の操作が楽しい」「仕事で必要だから」という理由でのMT車肯定なら、それに対して私は否定はしません。

ではどういうMT車肯定派の意見に嫌悪を抱いているのかを挙げさせていただきます。それは、「AT限定免許は逃げだ」とか「楽するな」とか「苦労は買ってでもしろ」という意見です。

自分は楽なものと苦労するもの。どちらか2つを選べるとしたら間違いなく楽な方を選ぶ価値観です。山の頂上へ山歩きとゴンドラが選べるのなら、迷わずお金を払ってもゴンドラです。運動と食事制限によるダイエットと痩せ薬なら迷わず痩せ薬です。そういう価値観から、車はAT車を迷わず選びます。

車などの道具とは目的を達成するのにより便利で楽をするために開発された製品だと思います。家電などがその最も良い例かと思います。

洗濯機や炊飯器。これは便利で楽をするための道具ですよね。
洗濯板から洗濯機
かまどから炊飯器
車も一緒ですよ。
MT車からAT車。自然な流れですね。

もしもAT限定車の免許所有者に対して、「AT限定免許は逃げだ」とか「楽するな」とか「苦労は買ってでもしろ」という輩がいるとしたら、じゃあテメエは洗濯は洗濯板を使ってんのか!? 飯を炊くのに火おこしからやってんのか!? って言ってやりましょう。

そういうことですよね。

ネットて面白いなぁと感じる意見です。「じゃあテメエは洗濯は洗濯板を使ってんのか!? 飯を炊くのに火おこしからやってんのか!?」実に的確な指摘。ただ、免許を取るっていうのは「することができる資格を取る」わけだから、この場合「洗濯板を使うことができる資格」「火おこしから飯を炊くことができる資格」を得るのであって、洗濯機限定や炊飯器限定免許だと、やりたくてもできないわけですよね。

普段はラクなATでいいと思うけど、「することができる資格」を持っているのはそれだけで強みなんじゃないかなぁ。

実際のところ「床上操作式クレーン」なんて、普段の生活では使わないし。

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