南海高野線観光列車「天空」に試乗してきました。
2009年04月29日 02時37分 月齢:4.3[五日月] 潮汐:中潮
(最終更新日:2009年06月12日)
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2009年4月28日、日本鉄道運転協会主催の南海高野線観光列車「天空」試乗会に参加しました。橋本~極楽橋の区間はお気に入りの路線なので、気を引き締めて(?)試乗会に臨みます。
一見すると見慣れた2200系ですが、色が違うだけで異彩を放っています。
西側の側面は窓配置が変更されていますが、東側はほぼ原型どおり。クーラーまで緑色に塗られています。2258の橋本寄りドアの部分は、畳コーナーと立ち見席になっているので嵌め殺しの窓が入っています。緑色の面積が多く、アクセントカラーの赤のボリュームもいい具合なので、模型化したらきっと綺麗だと思います。
2208の橋本寄りドアの部分は、オープンデッキになっていて、内側に固定柵が設置されています。最初ドアは撤去されたものと思っていたのですが、説明を聞くと車体の機械洗浄の水が浸入するのを防ぐためにドア自体は残っているとのことでした。保安回路を独立化させているようです。「ドアを開けっ放しで走っているようで違和感がある。」みたいなことを、乗務員がつぶやいていました…。
極楽橋では30000系「こうや」と並びました。
室内は木をたっぷりと使った、個性的な仕上がりです。車端以外の部分は全員西を向いているロングシートのようなイメージ。東側の座席は15cm程度かさ上げされていて、展望に配慮されています。運転台の後ろにはかぶりつき席があります。
結論。大変楽しい列車に仕上がっています…が、1つだけ言わせてほしいことが。
橋本~極楽橋間は、よくもまぁこんなところに線路を通したな、と思うほどのすごい線形なわけです。50‰勾配やR100曲線が連続して、平坦区間や直線区間なんてほとんどありません。それが最大の魅力なのですが…
実は極楽橋から橋本に戻るときに、最後部のかぶりつき席に座りました。当然運転台側を向いているので後向けに進んでいきます。下り坂なので背中側に重力がかかりつつR100のS字カーブを右へ左へと振られ、遠ざかっていく景色を眺めていると、さすがに辛いものがあります。381系紀勢本線のレベルどころではなく、ホントに酔いそう。同行のミゾベッチが「俺酔ってきた。」と言ってました。
「天空」は指定席なので、もし運悪く酔いやすい人がこの席に座ったら、極楽から一気に地獄になることでしょう。
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