外観だけ先に出来上がった3出力パワーパック。内臓を作って完成させます。
3連RCA端子をそのまま使いました。赤端子と白端子のアースが共通だったので、ちょん切って独立させています。
このサイズの基板を使う必要があったのかと言われると、いらない気がします。トランジスタはケースの底に固定して放熱させています。
高耐久性のための必殺技、強制空冷ファンを装備。動力車6重連で耐久テストしてみましたが、10V 1.5Aで連続運転してもケースの温度上昇は低く抑えられていて、効果が実証されました。ファン用の12Vを3端子レギュレータで発生させていますが、1Aまで出せるのでポイントコントロール等のサービス電源として取り出すことも可能です。
あとは銘板を付ければ本当に完成ですが、わざわざ表記しなくてもわかる機能ばかりなので、もうこのまま納品しようかな。一応名前は考えていて、「迦楼羅焔」と名づけました。迦楼羅焔とは三毒(三つの煩悩)を焼き尽くす霊鳥・迦楼羅天が吐く炎、不動明王の火焔の光背。3系統の出力に大容量の電力を供給するイメージをそのまま当ててみました。
結果論ですが、エンドウEP-80型パワーパックに良く似ています。電圧計・電流計のイメージもほぼ一緒。スペックは走行用出力0~12V3A、出力2回路(逆転スイッチ2個装備)・ポイントスイッチ用出力端子1組ということで、当パワーパックとほとんど同じ。負けているのは過電流警告等の有無くらい(出力回路の数は勝っている)。それでこの製品の希望小売価格が50000円(実売45000円)くらい。高い…高すぎるよ。
亀師匠から注文が入りました。「外国車も走らせられるようにパルス式じゃなくて、引き込み線などに応用が利くように3系統の出力を持つパワーパック」という内容です。
運転会で酷使しても大丈夫なように、高出力、高耐久性を重視した仕様にします。
あると嬉しい電圧計・電流計を備えていますが、スイッチ部分を除いた回路自体は極めてシンプル。ユニバーサル基板の上はがら空きです。電源はいつもどおりノートパソコンのACアダプタから。高出力で保護回路も内蔵しているので安心です。それに加えて回路図には載せていませんが1.85Aポリスイッチも仕込んでいます。15Vの電源をそのまま使っているので、可変抵抗を開放すると約14Vが出力されます。そういう意味でも電圧計は必須ですね。
トランジスタは何にしようかといろいろ考えて、「沖縄電気鐵道-浦添線- 加減速コントロール付きパワーパックの作成」を参考にMOSFET 2SK2232を使ってみたりもしたのですが、どうも電圧制御がうまくいかないので大容量に耐えられるトランジスタ2SD1830を使いました。定番と言えば定番のトランジスタなのですが…
ケースの加工は今までに作ったものとほとんど同じです。ドリルで穴あけして、リーマーで広げ、やすりで仕上げます。速度制御ダイヤルは真性左利きの亀師匠に合わせて左端に配置しています。いちばん疲れるのがこのケース加工の工程。
電圧計・電流計は秋月電子通商のものを使います。もっと安いのも見つけたのですが、奥行きがありすぎるのであきらめました。
いつもは回路から作り始めるところ、今回は外観から作り始めました。3回路のスイッチはON-OFF-ONの6Pトグルスイッチを使い、任意の回路にだけ給電できるようにしています。また、亀師匠の要望に応えてパイロットランプを装備しています。
「GMの近代型詰所(信号所付)に定点カメラを仕込む。」では12Vの電源が必要なわけですが、元電源はいつものとおり使わなくなったパソコンのACアダプタ(今回はNECの19V)。これを3端子レギュレータで12Vにして使うことにします。
いつもならユニバーサル基板の上に部品を並べるのですが、コンパクトに、シンプルにするために7812の足に直接部品を盛ってしまいました。
0.1μFセラミックコンデンサをINとGND、OUTとGNDにそれぞれ取り付け、逆電流用のダイオードをOUTにアノード、INにカソードになるように取り付け、放熱板に取り付けたらハイ、できあがり。
足は紙を巻きつけて絶縁。適当だなぁ…
こんな適当な作りっぷりではありますが、12Vを安定して出力できます。カメラを駆動させると、放熱板は少し温かくなりました。
コンデンサとダイオードをチップ型にして、放熱板を使わなかったら、もっとコンパクトにできそうです。…そこまでする気はないんですケド。
以前自宅で銅メッキを試みて以来メッキに関心があったのですが、ちょっとしたきっかけからメッキ屋さんと縁ができたので、冗談半分でベイブレードのメタルウィール「フレイムウィール」の純金メッキを発注しました。
そして届いたフレイムウィール。
開封して目の当たりにする、神々しい金色の円盤。美しすぎます。特に外周部の滑らかな光沢はまさに芸術品。とても「子供のおもちゃ」とは呼べません。かと言って「大人のおもちゃ」と呼ぶのもアレですが。
全体くまなくメッキされ、チェーンを付ければペンダントになりそうです。このウィールを握り締めるだけでも滑らかな金の手触りが心地よい。
ヘルケルベクスのパーツが金色に合いそうなので組んでみました。なんていうか、黄金聖衣の一部・天秤座のシールドみたいな感じ。あ、そう言えばこのウィールってフレイムリブラのものだから、天秤座という点では外れてないかも。
一般的にはどう考えても実戦で使うべきではないシロモノ。せっかく純金メッキしたのに本当に使うなんて…という気遣いは微塵もなく、早速このベイを使って対戦してみました。もちろんベイ同士の金属部分が激しくぶつかり合います。10回ほどのバトルの結果がこの写真。メッキ部分には傷ひとつありません。まさに黄金聖衣!!
今回の無理難題を引き受けてくれたのは株式会社ヒキフネ。高い技術力は業界の内外を問わず定評があるそうです。一般的な装飾金メッキは銅やニッケルで下地を調整した後、0.01μm程度金を乗せるそうですが、ベイブレードという特殊用途(金メッキしたものをガンガンぶつけ合う用途って他にあるんだろうか)のために、1μm(通常の100倍!!)の厚さで仕上げてもらいました。とは言ってもこんな知識は持ち合わせているわけがなく、すべての交渉は想月堂有限会社にお任せだったんですけど。しかもこの品質で1点ものの価格としては破格値で加工していただきました。
いつもはこのテの金(キンでなくカネ)の使い方に微妙な顔をするユミコちゃんも、今回の加工内容と金額を説明すると納得顔でした。もうそれだけで品質と費用対効果の高さが証明されます(笑)。
メタルウィールのメッキなんて、誰もが考え付きそうなものだとは思うのですが、インターネットで検索しても案外実例は出てきません。目に留まったのは、「ベイブレード24金メッキ仕様!!」や「メッキヘル!」くらいでしょうか。そんなメッキの中でも、銀鏡反応+トップコートによる金色メッキ(いわゆる金メッキではない)があったりして、本当の本当に金メッキした例は少ないようです。(公開されていないだけかも知れないですケド。)
銀鏡反応+トップコートでは、たぶん実戦には耐えられない気がします。無垢の金だから得られる高い満足感と実用性。他にもいろいろとメッキで遊べそうなので、まずは図書館でメッキに関する基礎知識を得ることから始めましょ。
最近のベイブレードは遠心力を利用した機構やリモコンなど機能を売りにしていて、もちろんそれはそれで魅力的ではあるのですが、一方でこういう大人の道楽のような楽しみ方も悪くないものです。
入手した双眼ルーペで、早速1006サイズ(1.0mm×0.6mm)のチップLEDをはんだ付けしてみます。
前照灯の製作に使っている2012サイズとの比較。すごく…小さいです。面積比では1/4ですから。果たしてはんだ付けできるのでしょうか。不安になります。
倍率3.5倍では足りない。実体顕微鏡でないと辛いかも。しかしなんとかはんだ付けできました。思ったよりもずっと難しいよ…
やったー、光ったー。あとはこれを量産したり、ごく近い距離同士でくっつけたり。修行は続きます。