九州新幹線N700系7000番台に試乗しました。
2010年12月06日 01時53分 月齢:0.8[新月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2019年09月02日)
14年前に投稿 | 鉄道全般 | コメントはありません
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2010年12月5日、3月に開通・直通乗り入れする九州新幹線N700系の試乗会に行ってきました。
青磁色の車体が入線してきました。想像以上に上品で綺麗な色!!
前照灯が尾灯に変わり、案内に従っていよいよ乗車します。
通りすがりにロゴを撮影。
車内の電光掲示板には、試乗会列車である表示。892号というのは復路(上り)に撮影したからです。往路はそんな余裕ありませんでしたー。電球色の照明と木目を多用した室内は、従来の東海道・山陽新幹線とは全くの別物です。
テーブルに書かれた列車の案内には「←鹿児島中央 新大阪→」の文字。新幹線が鹿児島までつながったことを実感します。
普通車なのに4人掛けの指定席はシートピッチも広く、普通に座っている状態で手を伸ばしても手が届きません。
車内で配給された飲み物とお菓子。木のテーブルというだけで、どことなく高級感が漂います。それとは別にシートにもドリンクホルダーがありますが、出し方が特徴的で使いやすい。
座席のノブもカワイく。しかし4人掛けのゴージャスな指定席を味わった後に、5人掛けの自由席に座ると幅の狭いこと。B席ならなんとか我慢できますが、A席・C席はまるでスポーツカーのバケットシートのように感じてしまいます。
グリーン車の照明カバーには透かしが入っています。グリーン車の座席はなんというか多機能すぎて落ち着かない感じでした。豪華すぎるのかな。レッグレストは快適で、投げ出した足を心地良く支えてくれます。室内の木目にも濃い色を使い、上質空間の演出は完璧です。
そんな感じで車内を彷徨っているうちに列車は岡山に到着。ドアは開かないので、自分たちで座席転換して時間をつぶします。上りの500系こだまを見送った後、10分間の停車を経て、渡り線を渡って上り本線へ。その後、相生でこの500系こだまを抜き去るのですが、新幹線車両の世代交代を思わせる瞬間でした。
普段なら決して立ち入ることのない喫煙ブース。渋い銀色でまとめられた室内は車内の木目&伝統的色遣いとは異なった表情を持ち近未来的で心地良い。多目的室やトイレなど良く作りこまれています。
参加者の胸元に貼り付けていた試乗会参加者証のワッペン。回収される前に撮影しておきましたー。
とても静かな走行音。モーターの音は全く聞こえない。ガタガタとした振動もなくて乗り心地も良く快適。ただ気になったのは、カーブで結構遠心力が大きいこと。相当がんばって走っていることを改めて感じました。勾配が変化するときの上下加速度の変化も思ったより大きく、通路を歩いているとグーっと外側に引っ張られたり、ふわっと浮いたような感じになったり。これは頻繁に新幹線に乗っている人には当たり前の乗り心地だと思うのですが、めったに新幹線に乗らない者にとっては異質な乗り心地です。
一般の人よりも一足先に味わった九州新幹線N700系7000番台試乗会。いろいろなお土産までもらって、大変満足度の高いイベントになりました。営業運転でも機会があれば是非乗ってみたいですネ。
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