KATO マイテ49(旧製品ジャンク)のあちこちを光らせてみる。(その11)

2024年10月04日 12時00分 正午の月齢:1.7  月名:二日月  潮汐:大潮 月齢:1.7[二日月] 潮汐:大潮
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2分ぐらいで読めます。

車体の電気工事の前に、室内に色入れしておきましょう。

少しだけぶどう色2号を塗ったのですが途中でなくなってしまいました。

ぶどう色2号がなくなった

他の茶色系塗料(レッドブラウンやダークブラウン)がことごとく瓶の中で固まっていて全部捨ててしまったところだったので、けどわざわざ買いに行くのもなんだかなぁ…というわけで「XF-28 ダークコッパー」を使うことにしました。茶系、遮光、反射とすべての要素を満たしているよね、と自分自身を納得させて。

まずは天井を試し塗り。本来天井は白色だけど。

試し塗り

なるほどこんな感じか。意外と悪くないよねっ。

天井を試し塗り

次に室内の壁を。

壁を塗る

本来のダークマホガニー系の色とは全然違うけれど、こんなもんでいいでしょ。

次は椅子。ざっくりと赤を塗ってみました。ツヤツヤ&原色だけど…。

椅子を塗る

「どうせ室内なんてそんなに目立たないでしょ。」って思ってざっくり塗っていたけれど、この車体色にこの椅子の色、さらに室内灯をつけたら意外と目立つかも。

意外と目立つ

もう少し丁寧にしておきましょ。モタレカバーも白くして。

モタレに白

ただし、とりあえず床はもうこのままの色でいきます。

床はこのままの色

できあがり。これに窓ガラスを入れれば、まぁ大丈夫…かな。少なくとも無塗装よりはいいよね。

できあがり

ついでに、エナメルのクリアレッドをテールランプのレンズに入れてみたけれど…

クリアレッド色入れ

うん、ちっともわからないですねぇ…もともとのレジンの赤みとの違いがさっぱりわからないゾ。

次は集電機構を作り込んでいきましょう。

15年前のカメラカーは動くのか? 運転会に持ち込んでみた。

2024年10月02日 12時00分 正午の月齢:29.4  月名:月隠  潮汐:大潮 月齢:29.4[月隠] 潮汐:大潮
(最終更新日:2024年10月03日)
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4分ぐらいで読めます。

2007~2010年くらいに流行した「トレインスコープTC-9」という車載カメラ。流行に乗ったわけではないのですが2008年にいそいそと購入し、さらに一部で盛り上がっていた「カーブでカメラが首を振って進行方向を向く」機構も実装して、レイアウトを走らせるとモデラーだけにとどまらず一般人や子供たちにもとにかくウケました。

カメラを搭載するだけでもそれなりに楽しめるものの、首を振って自然な視線で前面展望できる機構は工作の難易度としては高かったけれど満足度も高かったものです。

…あれから15年。使う機会もほとんどなくなり、10年以上はずっとしまい込んでいたこのカメラカーを、本日(2024年9月28日)開催の運転会のために発掘してみました。果たして動作するのかな。

キハ55カメラカー

受信機のほうは電源が入りました。テレビにつなぐとアナログらしく砂嵐が映ります。テレビで砂嵐を見るのも久しぶり。それでは屋根を外して電池を入れてみましょう。

電池を入れる

ところが砂嵐しか映らない。やっぱりダメでした。それでもあきらめきれずに受信機のチャンネルを切り替えてみたりあがいてみます。

にじどうぶつ くま

しばらくすると…

理由はわからないけれど映りましたー。画質はもともとボンヤリしていて高くはありませんが、そんなことはどうでもよくて、映ればいいのだっ。

映った

ところでカメラカーは、M車に推してもらわないと走れません。さて何に推してもらおうかな。よく見ると、ボディマウントTNカプラーでした。あれ? そうだったかな?? 忘れていたけれどどうやら2009年に改造していたみたい。

TNカプラーで、気動車で、といえばうちの保有車両の中ではかなり限定されてしまうんですけど、適任車がいましたよ。小浜線のキハ48です。

キハ48

さあコイツらを持って、運転会に向けて出発です。

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2024年10月1日郵便料金値上げ

2024年09月30日 12時00分 正午の月齢:27.4  月名:二十八日月  潮汐:中潮 月齢:27.4[二十八日月] 潮汐:中潮
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4分ぐらいで読めます。

2024年10月1日、郵便料金が値上げになります。

種類 重量 旧料金 新料金 増加額
定形郵便物 25g以下
84円
110円
+26円(31.0%)
50g以下
94円
110円
+16円(17.0%)
通常はがき
63円
85円
+22円(34.9%)
定形外郵便物(規格内) 50g以下
120円
140円
+20円(16.7%)
100g以内
140円
180円
+40円(28.6%)
150g以内
210円
270円
+60円(28.6%)
250g以内
250円
320円
+70円(28.0%)
500g以内
390円
510円
+120円(30.8%)
1kg以内
580円
750円
+170円(29.3%)
速達 250gまで
260円
300円
+40円(15.4%)
250g超1kgまで
260円
400円
+50円(14.3%)
1kg以上4kg以内
600円
690円
+90円(15.0%)
特定記録郵便
160円
210円
+50円(31.2%)
一般書留および現金書留
480円
-
簡易書留
350円
-
レターパックプラス A4サイズ・4kg以内
520円
600円
+80円(15.4%)
レターパックライト A4サイズ・4kg以内・厚さ3cm以内
370円
430円
+60円(16.2%)
スマートレター A5ファイルサイズ・1kg以内・厚さ2cm以内
180円
210円
+30円(16.7%)

値上げ自体は決定事項なのでどうすることもできずに受け入れるしかないのですが、「2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。 - 日本郵便」の「よくあるご質問」にいくつか興味深いものがあったので引用します。

  • なぜ、料金改定前に購入した63円の通常はがきを、2024年10月以降に差し出す際、22円分の郵便切手を貼らなくてはならないのですか。(63円の通常はがきを購入するということは、通常はがきを送る権利を購入しているわけではないのですか。)
    • あらかじめ購入している通常はがきを使用して郵便物を差し出される場合であっても、差出しの時点で適用される料金をお支払いただく必要があります。
    • 63円の通常はがきは、あくまでも63円の郵便料金に相当する金額をお支払いただくためのものであり、10月1日(火)以降に通常はがきを差し出される場合は、85円の料金が必要となります。
  • 10月1日(火)0時以降に「窓口に」差し出した郵便物の料金はどうなりますか。
    • 新料金が適用されます。
    • 9月30日(月)までに引き受けたものは旧料金を適用しますが、郵便差出箱に投かんされた場合、その差出日が特定できないことから、10月1日(火)の最先便までに取集した郵便物については、旧料金を適用することとしているものです。一方、窓口に差し出されたものは、その差出日が特定できるため、差出時点における料金を適用するもので、10月1日(火)0時以降に差し出されたものは、新料金を適用します。
  • 料金改定前に差し出す往復はがきについて、返信部の差出しが料金改定後になる場合の返信部は、新料金が適用されるのですか。
    • 返信部の差出しが10月1日(火)以降となる場合、新料金(85円)が適用されますので、往信部の差出人様があらかじめ返信部に85円分(会社製往復はがきを使用する場合は新料額との差額22円分)の郵便切手を貼付して差し出していただくか、返信部を差し出す際に差額分の郵便切手を貼付して差し出していただく必要があります。

他にもいろいろあるのですが、その中でもこの3つがいかにも自分が言いそうな内容だったので引用してみましたー。

簡易運転のためのミニコントローラーに放熱板をつけてみた。

2024年09月27日 12時00分 正午の月齢:24.4  月名:二十五日月  潮汐:長潮 月齢:24.4[二十五日月] 潮汐:長潮
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3分ぐらいで読めます。

やっぱり機械は信頼性がないと。

先日作ったミニコントローラーのトランジスタの発熱量が気になったので、放熱板をつけることにしました。プラスチックが溶けたり火を吹いたりするのはイヤだもんね。

これは手元のパーツ入れに入っていた、ちゃんとしたヒートシンクです。

ヒートシンク

これをつければ完成なんだけど、ちょっと大げさだなぁ。本体とほぼ同じ大きさのヒートシンクは。

というわけで、アルミ板で自作しましょう。

ホームセンターでさっそくアルミ板を買ってきましたー。これを切っていくのですが、意外と疲れる…そんなに厚板じゃないのに。

アルミ板購入

それでもなんとか切断できて、穴あけも終わりました。両面の穴の面取りをしたあと、表面側は6mmで少し大きめに座繰っておきます。

放熱板完成

位置決めはイメージどおり。内側から両面テープで貼り付けているトランジスタをいったん剥がすのですが、かなり強力にくっついていて剥がすのが大変なくらい。ニチバンNo.800は頼りになるわぁ。

位置決め

トランジスタが直接放熱板に接触していないと無意味なのでケースに穴をあけるのですが、放熱シートの大きさからざっくりとフリーハンドでケガいて寸法を拾います。

寸法を拾う

カッターナイフやPカッターたちを駆使して穴をあけていきます。金属よりは加工しやすいけれど…思ったより大変だなー。何とか穴があいたので、放熱板がしっかりと貼り付けられるように周囲のバリを取っておきます。

ケースに穴あけ

放熱板を貼り付けるための両面テープです。全面で貼り付ければそう簡単には外れませんよたぶん。

両面テープ全面貼り付け

放熱シートを挟んで、トランジスタをネジ止めします。2.6mmのビスを使いました。

トランジスタの固定

表面側はこんな感じ。低頭ビスを使ったので放熱板とほぼツライチなのです。台の上においてもガタガタしません。

低頭ビス

それでは試運転。

まずはM車1両で普通(スケールスピードより早め)に走らせました。

試運転

30分くらい連続運転しているとさすがに放熱板はほんのり温かくなっていますが、アツアツではなくほんのりってことはいい感じに冷却してくれているようです。まぁ冷却面積が今までの10倍以上だから、当然といえば当然な性能ですよね。

それではM車×3両、朱い3連星40系列ジェットストリームアタック。消費電流は推定0.7~0.9A。さぁてどうなるかなー。

3重連試運転

同じくらいのスピードでガンガン走らせます。放熱板はじわじわと温まってきました。お構いなしにそのまま走らせていると…おほっ結構熱い。40~45℃くらいな感じ。けどトランジスタ表面を触ってみるとそんなに熱くなく、放熱板がしっかりと仕事してくれています。逆に放熱板がなかったらこんなコトとてもじゃないけどさせられません。

もともとこの簡易パワーパックはそんな重労働をさせるようなものではないので、臨時的に使えればいいと思っていたけれど、金メッキ端子やパイロットランプなんてふだん実装しないものまで付けてしまって、結果的にはなかなか使えるヤツに仕上がってくれました。まぁ見た目はアレですけど。

 

簡易運転のためのミニコントローラーの作成。

2024年09月25日 12時00分 正午の月齢:22.4  月名:弓張月(下弦)  潮汐:小潮 月齢:22.4[弓張月(下弦)] 潮汐:小潮
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9月28日に行う予定の運転会、少し卓上にあいている部分があるので、単純な長円形(C280-45が8本・S280が4本)の単線を作って気動車単行でもさせてやろうかなーって考えています。

単線を追加

ところがパワーパックが足りない…足りなければ作ればいいよね。

そんなわけで、手持ちの部品にちょっと買い足した程度でできるミニコントローラーを作ってみました。

まずはケースの選定。ホントは金属製のしっかりしたものにしたいけれど、できるだけ安く小さく作るのが今回の目的なので、セリアで2個100円のケースを買いました。

ケースの選定

電子部品たちは、買い足さなくても手持ちのものでいけそうです。よかったー。2台作れる材料があるので、2台作ってしまいましょう。

電子部品

それでは作っていきましょう。スイッチの配置はこんなイメージでいいかな。

スイッチ類の配置

可変抵抗の回り止めをニッパーで切断し、やすりで削ります。軸の右横にちょっと飛び出ている鈍い銀色の部分です。

回り止めを取り除く

ケースに穴をあけてみました。

ケースに穴をあける

さっそく取り付けてみましょう。もうこれだけで30%くらい完成した気になっています。

スイッチを取り付け

次に両面テープでトランジスタを貼り付けます。放熱はまったく期待できないけれど大丈夫かな…たぶん大丈夫じゃないと思いますがひとまずこれでヨシ。

トランジスタを貼り付ける

DC入力端子の取り付け。他のパワーパック同様、東芝の古いノートパソコンのアダプターを使います。

DC入力

トランジスタを基板として部品をつけ、配線していきます。パイロットランプとしてたまたま部品ケースに入っていた5mm砲弾型LEDを使うことにしたのですが、超高輝度で1kΩではまぶしすぎたので30kΩの抵抗を入れておきました。エミッタとGNDの間に電解コンデンサを入れようかどうしようか考えたのですが、なくても問題なさそうなので現時点ではナシ。

配線していく

出力端子はとりあえずRCAジャックを生やしてみました。…けどコレは不細工なので、パネル直付けのジャックを注文しておきます。

出力端子

それでは通電させてみます。出力電圧を測定したら、ちゃんと0VからMAXまでコントロールできました。方向切り替えもOK。パイロットランプはまだ明るいかなー。

通電テスト

数日経って、注文していたRCAジャックが届いたのでさっそく取り付けてみました。これに方向スイッチからの線をはんだ付けしたら、ホントの完成です。実はこの金メッキのRCAジャックが今回最も高額なパーツなのでした。

端子の交換

というわけで、簡易運転用のミニコントローラーが完成しましたー。えっ? 可変抵抗器の軸がむき出しじゃないか未完成だろって? いやいやこれで完成ですよ。この機能美に徹した無骨さがいいのだ。…ごめんなさい嘘をつきました。ホントはツマミの在庫がなかっただけです。

完成

実際に使ってみたところ…

かなりトランジスタが熱を持ちます。鉄コレ動力の車両を走らせ続けているだけで50~60℃くらい。指で触り続けるのはしんどい温度。データシート的にはまだまだ平気だけれど、なんとなく不安な気持ち。

流せる電流はおそらく0.2~0.3Aが限界な気がするので、室内灯付きの車両や重連などの高負荷をかけてしまうと、トランジスタがやられるか、ケースが溶けるか、何らかのトラブルが発生しそう。

試運転

今度部品を買いだめするときにポリスイッチも買おうかな。とりあえずケースが溶けるまで使ってみて、そのあと金属ケースにしようと思います。アルミ板で放熱板を作るっていうのもアリかな。

KATO マイテ49(旧製品ジャンク)のあちこちを光らせてみる。(その10)

2024年09月23日 12時00分 正午の月齢:20.4  月名:二十日余の月  潮汐:中潮 月齢:20.4[二十日余の月] 潮汐:中潮
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2分ぐらいで読めます。

それでは、テールランプ部分に前回はんだ付けした1006チップLEDを実装していきましょう。まずはチップLEDの端子部分にレジンをつけて紫外線で固め、端子部分の機械的強度を高めます。0.15mmポリウレタン線の剛性でさえこのLEDにとっては大きなモーメントなのです。端子がめくれないかヒヤヒヤするのはもうイヤ。

端子の強化

それを瞬間接着剤でテールランプ裏面のレジン充填部分に接着し、さらにレジンを塗って半球状に覆ってしまい、紫外線で固めます。絶縁も強度もバッチリ。LEDが小さすぎるからできてしまう方法ですね。レンズの径よりもLEDのほうが小さいんだから。

テールランプ裏面をレジンで覆う

柵の向こう側はスカスカ。下のほうにちょっとだけポリウレタン線が見えているけれど、全然気にならないレベルです。

表側から確認

それぞれのテールランプには2mA、テールマークには5.6mAのCRDをつけて14.5Vで光らせてみました。

点灯実験

裏側はこんな感じです。

裏側

半球状にレジンを盛ったテールランプ裏側に、エナメルのフラットアルミを塗って遮光してみました。

遮光してみた

これはほぼ完璧です。デッキ内が真っ赤っかということもなく、とても自然な感じですよ。

横から見る

横からのぞき込むと、「どこに光源があるの?」っていうくらいほぼ柵の厚さに収まっています。詰め込んだら乗客10人くらい立たせることも不可能ではありません。…いやたぶん立たせないケド。

というわけで、ようやく展望デッキが完成しましたー。(欠損している柱はさておき…。)

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