いろいろな寝台インテリア
2007年04月30日 19時10分 月齢:13.0[待宵月] 潮汐:大潮
(最終更新日:2019年09月04日)
18年前に投稿 | 鉄道全般 | コメントはありません
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ここ最近のいくつかの記事が鉄道以外のネタばかりだったので、今日は鉄道系。「あかつき」「なは」だけでなく「銀河」「日本海(2往復→1往復へ)」廃止が近いという噂を耳にして、正直なところがっかりです…。どんどん廃止される夜行列車・寝台列車。とりあえず、「あかつき」「なは」「彗星」(彗星はもう廃止されたけど)で撮った室内写真です。子供の頃憧れだったブルートレインが、こんなに減るなんて…。
- B寝台2人用個室「デュエット」。
上段の部屋と下段の部屋が千鳥配置になったような構造。シートモケットの変更により高級感が出ています。開放B寝台と異なり、枕が窓側になっているため窓際のテーブルが利用しやすい。設計にも無駄がなく、個人的に評価の高い設計です。
- B寝台開放
一般的(寝台列車自体が一般的でなくなってきたという悲しい現実はさておき…)な2段式開放寝台。実際に使ってみると、窓際の梯子から上段寝台に移動するときには窓側を向いている姿勢から体をねじって寝台に乗り移るため、健康でない人にはキツイ動作が必要です。他にも梯子のせいでテーブルが使いにくいとか、梯子の上り下りでテーブルの飲み物を引っ掛けてこぼしやすいとか…。梯子にまつわるエピソードばかりですね。
- B寝台1人用個室「ソロ」(なは)
照明の醸し出すムードやリネンのデザインもよく、ベタ褒めな車両。写真はありませんが、廊下部分なども小物による巧みな演出で上質なムードを漂わせています。1階室はドアを開けるとすぐに寝台(枕側)なので、上段のほうが現実的には安心ですが、どちらも限られた空間を最大限活用していて見事です。実体験上、City Night LineやEuronightと比較しても遜色なく、国際列車のインテリアとして海外に通用すると思います。
- B寝台1人用個室「ソロ」(あかつき)
かつて「彗星」2号車として使われていた車両。B寝台1人用個室「ソロ」(なは)と比較すると演出はシンプルですが、窓面積はこちらのほうが大きく、明るい室内になっています。その分空調が不調だと夏場はエライことになりますが…。
- B寝台2人用個室「ツイン」
上下2段の窓が、吹き抜け感を演出している明るい室内。「なは」の横配置2人部屋と対照的な縦配置2人部屋。昼間座席となる下段の寝心地が多少気になるけれど、パッと見の印象は好感をもてます。
- B寝台1・2人用個室「シングルツイン」
B寝台2人用個室「ツイン」が進行方向に対して直角の寝台配置、このB寝台1・2人用個室「シングルツイン」は進行方向に対して平行配置。その限られた空間で上下2段の個室ということで、かなり苦しいレイアウトです。通称タコ部屋。一番の問題点は寝台の狭さ。個室内通路部分確保のため寝台が削られ、寝具がギリギリ置ける幅しかありません。デブでなければ寝られるとは言え、パッと見の印象が「寝台狭くてキツー」と思ってしまいます。座席にもなる下段は狭い上に、ところどころブラケット類の金属が露出しているので、そのあたりも注意点です。マニアさんは是非乗っておくべきでしょう。
- A寝台1人用個室「シングルデラックス」
今まで紹介したのはすべてB寝台でしたが、これは唯一のA寝台。羽毛布団や寝台幅、スリッパに格の違いが出ています。A寝台なんて、あまり縁のない車両だったので、室内設備の細部についてはもう忘れました…。機会があれば、もう一度取材します。ごめんなさい。
- 普通車指定席「レガート」
3列座席・2列通路の普通車指定席。シートを最大限に倒せば、快適に眠れます。外観の塗装と行灯式テールマーク・窓も貫通路もない絶壁妻面が良くも悪くも目立つ車両。
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