数年前、ユミコちゃんが転倒させたときに左のミラーが折れて、折れた破片は除去できたもののネジ穴が広がってしまいました。普通にはミラーを取り付けられなくなりました。
何種類かミラーを購入して、その中から最もネジ山がたくさん切られているものを、ロックタイトを塗ってムリヤリ取り付けている状態が続いていました。右と左でミラーの生え方・角度が違うんですよね。実用性に問題はないけれど美しくない…
ヘリコイルをねじ込むことも考えたのですが、もう少しお手軽に修理したい…ということで、金属のようにカチカチになるエポキシパテを試してみることにしました。
銀色に光る鉄製のミラーを改めて購入して、左側のミラーのネジ山にパテをつけて穴に入れます。ある程度固くなるまでじっと同じ姿勢でミラーを保持。パテは完全硬化後に削ることができるので、少し多めに盛っておきましょう。
パテが柔らかいうちは不安だったけれど、完全に固まると…うんうん、大丈夫な感じ。
やっぱり黒い樹脂製よりも、銀色のミラーがレトロな感じでカワイイ。これで様子を見てみましょう。
もともとは消防署の払い下げなので赤いレッグシールドだったスーパーカブC50。赤いプラスチックは劣化しやすく、ひびだらけになり脆くなり、実用に耐えられなくなったので、汎用の白いレッグシールドに交換して乗っていました。
これはこれでいいのですが、やっぱり赤いレッグシールドにしたい! と何度か探したものの、なかなか見つからず、いつの間にか忘れていました。たまたま探すと…売ってる。いやもう即買いましたよ。
レッグシールドの交換とともに、駐輪場でぶつけられて少し割れているフロントマッドガードの補修も同時に行いましょう。
まずは表面をツライチにするためにマスキングテープで平滑化します。
裏側からウレタンパテで隙間も充填しながら割れた部分を固めてしまいます。
割れた部分は作業完了。これで割れが広がることはないでしょう。パテが固まったら表面に貼ったマスキングテープを剥がすことにします。
それではレッグシールドの交換です。
まずはベトナムキャリアを外して、続いて白いレッグシールドも外します。
車体全体がかなり色褪せているのですが、レッグシールドの下からは綺麗な塗装面が出てきました。相当退色してるなぁ。
そうそう、白いレッグシールドにつけていたスパークプラグ点検口の蓋も移植します。
それでは赤いレッグシールドを取り付け、続いてベトナムキャリアも元どおりに取り付けました。ピンクだったり朱色だったりスーパーレッドⅡだったり、いろいろな赤色が入り混じっているけれど、かなり消防感が出てきましたよー。
スパークプラグの点検口も違和感なくふさぐことができました。
キャブレターの穴のふたは、アイドリングやキャブ調整のたびにつけたり外したりしているうちに劣化して割れてしまい、ふた無しで乗っていました。探してみたらどうやら赤いふたが売られているので、買えるうちに買っておこうかな。
またまた、現存する唯一の80形にさわれる日がやってきました。今回も自動車での来場も可能ですよ。
乗り鉄の人は車内や運転台に座ったり、撮り鉄の人はあちこち接写しまくったり、模型鉄の人は各部の寸法を測ったり、お好きなだけ触れあってください。
今まで天気に恵まれなかったので、今回こそ…。
詳細は、「第3回「82号まつり」を開催します!!」を見てくださいね。
最近、赤カブばかりいじっていました。
もう1台のスーパーカブ90(HA02)。
以前から気になっていたリアシートの破れ。これもついでに直してしまいましょう。
まずはシートを取り外すためにキャリアを車体から外さなければなりません。延長キャリアを外しました。
純正キャリアも取り外しました。
キャリアを外した本体側はこのようにかなり汚れていました。
別に汚れていても支障はないけれど、せっかくなのでふきふきしておきましょう。ほとんど劣化していない綺麗な塗装面です。
キャリアからシートを外しますが、もともとのシートは汎用品を買ったもののネジの位置が合わなかったので、穴あけ加工してビス止めしていました。
そのうち1本が錆びで固着してくるくる回り、どうしても緩んでくれないので、どうせ破れて使えないシートをベリベリ剥がして六角レンチ併用で両面からトルクをかけてビスを外します。めっちゃ固かった…。
これが新しいシート。
キャリアと合わせてみると、ネジの位置はこんな感じになります。
付属の金具を使い、最も確実に固定されそうな角度で固定しみました。これで緩むようなら別の方法にするとして。
車体に取り付けてみましょう。
というわけで、無事に後部座席を交換できましたー。
消防払い下げのスーパーカブC50。
ずっと籐のようなデザインの自転車用のかごをつけていたのですが、椅子を茶色のものに変えたついでにこれも変えることにしました。
このかご、それなりにかわいいけれど、荷物が雨で濡れるというのと風で荷物が飛んでいくという欠点があって、2回くらい雨具のズボンだけいつの間にかなくなったことがあるんです。
かごの代わりの候補ですが、もう10年以上前に3000円で落札したまま物置の上に放置していた、鉄製の箱を使うことにします。ボロボロになった段ボールの中にあった鉄箱はかなり錆びていました。もともとそんなにキレイじゃなかったけどね。
内側にはラベルが貼られていました。ヤマハの文字が確認できます。
とりあえず水洗いしましょう。カーシャンプーをぶっかけて、ゴシゴシ…
水分を拭き取って乾かしたら、錆の進行を止めるためにラストコートを吹きかけます。今回は丁寧な錆落としや下地処理はやらずに、とにかく取り付けるところまでを目指しましょう。
乾いたら、全体にプラサフを吹きます。内側にも吹きます。気温が高くて、厚めに吹いても塗装面はざらざら。すぐに乾きます。
プラサフがざらざらなので水研ぎしたいところですが、先を急ぎます。次は赤く塗装しましょう。使う色はスーパーレッドⅡ。
まずは底に吹いて、感触を確認します。次にヒンジ・バックル部分。そして外周り。内側はプラサフ色のままで妥協しました。
とりあえず全体を赤くできたので、キャリアへの取り付けに取り掛かります。
まずは今まで使っていたかごを外します。久々に見る生キャリア。
キャリアを外します。キャリアなしの姿、これはこれでかっこいいけれど、実用性が落ちるので不採用です。
キャリアに開いていた穴と箱の位置を合わせ、8mmのドリルで箱に穴をあけます。
赤い鉄箱をつけたキャリアを、バイクに取り付けます。以前のかごと比較して、どうでしょうか。かなりあざとい仕様になった気がするのですが…
プラスチックでは出せない、鉄ならではの質感が気に入っています。
ちなみに中はこんな感じで。
フルフェイスのヘルメットを収納するには高さが足りないけれど、ジェット形だと入りました。あとは雨具とゴーグル。走行中はヘルメットをかぶるので、その空いたスペースに荷物を入れることができます。実用性はバッチリですねっ。