名にしおはば 逢坂山の さねかづら
今ひとたびの 逢ふこともがな
閨のひまさへ つれなかりけり
三笠の山に 出でし月かも
人にしられで くるよしもがな
長くもがなと 思ひけるかな
声きく時ぞ 秋は悲しき
もれ出づる月の 影のさやけさ