陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
衣かたしき ひとりかも寝む
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
ただ有明の 月ぞ残れる
世を思ふゆゑに 物思ふ身は
かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
流れもあへぬ 紅葉なりけり
乱れそめにし われならなくに