み吉野の 山の秋風 さ夜更けて
人づてならで 言ふよしもがな
さしも知らじな 燃ゆる思ひを
あらはれわたる 瀬々の網代木
ふるさと寒く 衣うつなり
昔は物を 思はざりけり
われても末に あはむとぞ思ふ
今ひとたびの 逢ふこともがな