文化展合同レイアウト2016(その23)・[2枚目のボード]踏切警報機のための点滅回路を作る。

2016年01月30日 18時00分 正午の月齢:20.4  月名:二十日余の月  潮汐:中潮 月齢:20.4[二十日余の月] 潮汐:中潮
8年前に投稿 | 鉄道模型 | コメントはありません

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温泉街には踏切が1箇所あって、前モジュールから摘出した警報機・遮断機を使います。

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最近では自動踏切も製品化されていて、それはそれで興味はないこともないのですが、正直なところ遮断機が動くかどうかはどうでもいいんですよね。遮断棹上がっていても人や車は動かないし(バスコレ走行システムっていうのもありますが)。

ただ、今回は建物をできるだけ光らせるつもりなので、せめて警報機だけでも光らせたいな、と考えて…ハマりました。ええ、時間がないのに。

LED×2交互点滅回路を参考に、手持ちの部品で空中配線で回路を組んでみたところ、確かに点滅はするけれど、2SC1815で制御している2個目のLEDが完全に消えないし、デューティ比が50%じゃないので踏切としては不合格。

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ということで、大げさにはなりますが、555で作ったパルスを4017で点滅させることにしました。

4017は以前遊びで特殊発光信号機を作ったときに使った経験があったので何となくは理解していました。14番ピンにパルス信号を入れてやれば、出力ピンが順番に変わるというシンプルな動作。ところが手持ちの4017はCMOSで5Vまでしか使えないので、まずは7805で12Vを5Vに変換するところから始まります。これはまぁコンデンサと逆電圧用ダイオードをつければOK。ユニバーサル基板の左端1/3に実装しました。

次に555によるパルス発振部。先ほど空中配線した回路から2個目のLEDを取り除き、そのままユニバーサル基板に乗せていったのですが…

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この回路、電源から出た+がLEDを通って、555の7番ピンに吸い込まれてるよ。ひゃー。こんなの使ったことない…

調べると、このままの配線で3番ピンからパルスを取り出してGNDへ返してやればいいことがわかったのでひと安心。ただ点滅速度が遅くなったので、あとで抵抗値を最適化する必要があります(基盤に固定した33kΩに並列に33kΩを取り付けてみたところまあまあ納得のいく点滅速度になりました)。

最後に4017による分周。555の3番ピンからの信号を4017の14番ピンに流し、13番をGNDへ。3番と2番からLEDへカソードコモンで出力。4番から15番へリセットの配線。これでOKと思ってテストしてみたら、LEDが2個とも同時に点滅してしまうのです。あちゃー。

ダメもとで16番ピン(Vcc)を+につないだら、無事に動作しました。ネット上にある4017の回路図を見ても16番ピンにVccの入力を明記している例が少なくて、これは16番に電圧かけるのが常識なのか、それともCMOSゆえの特性なのかはわからないのですが、とにかく遮断機点滅用の大げさな回路ができました。

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左から順に7805で降圧・555で発振・4017で分周となっています。マイコンだったら数分の1の面積で実装できそう。

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あとは赤色チップLEDを警報機に仕込むことができたら、開かずの踏切が完成します。貴重な時間がどんどん減っていくよぉー。

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